トヨタ エスティマの実燃費をオデッセイ・アルファードと比較!【燃費レポート】(1/6)
- 筆者: 永田 恵一
大規模マイチェンが実施された「トヨタ エスティマ」を改めて実燃費テスト!
「トヨタ エスティマ」はホンダ オデッセイがライバル車として名前に挙がる、ラージサイズとしては比較的全高が低く乗用車に近いミニバンである。
エンジンを床下に75度傾けて搭載するミッドシップ構造を採用し、それまでの商用車を乗用車に仕立て直すのが相場だった1BOXカーとは一線を画すミニバンというジャンルの先駆者の1台であった初代モデルは1990年に登場。
そして、車体構造を現在のミニバンの主流となるオーソドックスなFFレイアウトに変え、ミニバンとしては市販車初となるハイブリッドも設定された2000年登場の2代目を経て、2006年に登場した現行モデルが3代目となる。
かつては“ドル箱”であったエスティマ
エスティマはこれまで、新型モデルが発売されたばかりの頃には価格が300万円を超えることが珍しくない高額車ながら月に1万台以上を販売することもあって、トヨタにとってはまさに“ドル箱”的な存在であったが、現行モデルではここ数年、四桁前半の月間販売台数に留まっていた。
そのため現在のトヨタのミニバンのラインナップにおいてはコンパクトな「シエンタ」、ミドルサイズの「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」という三兄弟、ラージサイズの「アルファード」「ヴェルファイア」といった木でいえば幹にあたる全高の高いミニバン群に対し、現行エスティマはミドルクラスで全高が乗用車に近い「ウィッシュ」や「アイシス」と同様の間を埋めるニッチなミニバンとなっている。
しかし、現行エスティマが高額な上に登場から10年が経過していながらも、平均すると未だに月に1000台以上を販売しているのは驚異的なことで、「フルモデルチェンジほどの開発費は掛けられないが、モデルを廃止するのはいろいろな意味で惜しい」という事情もあり、商品力を向上させ延命を図るべく今年6月にビッグマイナーチェンジを受けた。
現行エスティマは2006年に登場
ビッグマイナーチェンジでの変更点を紹介する前に、現行エスティマの辿った経緯を簡単に振り返ってみよう。
2006年1月に登場した現行エスティマは、先代となる2代目を引き継ぐキープコンセプトでフルモデルチェンジが実施された。
フルモデルチェンジの時点では、7人乗り仕様における3列目シートの収納方法が跳ね上げ式から床下収納になったこともあり、2列目シートが3列目シートの位置までスライドする「スーパーリラックスモード」や3列目シートに「電動収納」を採用した点も話題となった。
エンジンやトランスミッション等のパワートレーン系は、現行エスティマからCVTと組み合わされるようになった主力の「2.4リッター直4」、6速ATと組み合される「3.5リッターV6」、ガソリン車から若干遅れた2006年6月に追加された「ハイブリッド」の3つ。
グレード体系は標準タイプとスポーティな内外装を持つアエラスの2系統に分かれていた。登場後も2008年12月と2012年5月のマイナーチェンジを含む何度かの改良を受け、現在に至る。
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