新型CX-3の予想価格は250万円〜! 登場は2027年夏か? サイズやライバル比較まで徹底解説
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂 幸正/MOTA編集部/トヨタ自動車
マツダのコンパクトSUV、新型CX-3がフルモデルチェンジを控えています。タイで生産され、日本への輸入は2027年7〜8月に始まる見込みです。
予想価格はベーシックグレードが250万円前後、売れ筋グレードが280万円前後とみられ、割高感のあったCX-30より手ごろな設定になりそうです。
ボディサイズと後席の広さ、搭載するエンジンは先代からどう変わるのか、ライバルのヴェゼルやカローラクロスと比べてどうなのか。
カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが、マツダ車の最新の動向をもとに予想します。
マツダ待望のエントリーモデル! 新型CX-3誕生の背景
今の国内市場では、全長が4500mmを下まわるコンパクトカーとコンパクトSUVの人気が高いです。
小型/普通車国内新車販売ランキングの上位を見ると、ヤリス、シエンタ、ライズ、ルーミー、ヤリスクロスといったトヨタのコンパクトな車種が並びます。
ところが今のマツダは、このカテゴリーの車種が大幅に減りました。
コンパクトSUVのCX-3は国内販売を終了しており、コンパクトカーのMAZDA2も、販売店では「生産を終えて今は在庫車を売っている状態」と述べています。
CX-30とMX-30は価格の高さがネック
コンパクトSUVのCX-30とMX-30は生産していますが、CX-30は売れ筋価格帯が270〜340万円と高く、ミドルサイズSUVのCX-5が買い得に思えます。
そのためにCX-30の登録台数は、2026年1〜9月の1か月平均が約1000台で、ライバル車になるホンダ ヴェゼルの20%以下です。
MX-30は、ロータリーエンジンを使ったプラグインハイブリッド(充電の可能なハイブリッド)のみになり、価格は400万円以上なので、1か月平均登録台数はわずか30台程度です。
このように今のマツダには、国内販売の主力になるべきコンパクトカーとコンパクトSUVがありません。
そこで注目される新型車がCX-3です。
フルモデルチェンジはいつ? 新型CX-3は2027年7〜8月に輸入開始の見込み
新型CX-3は、2027年3〜5月にタイで発表され、日本への輸入は7〜8月に開始される見込みです。
ちなみに先ごろ生産を終えた先代CX-3も、以前は山口県の防府工場で生産されましたが、2022年にタイ製の輸入車に切り替わりました。
新型も同様の方法で、タイ製を輸入販売します。
ボディサイズと外観|全高1630mmでヴェゼル並みの存在感へ
先代のCX-3は、コンパクトSUVでありながら、居住性はコンパクトカーのMAZDA2に近かったです。
運転席と助手席は快適でしたが、後席の足元空間は狭いです。
そしてCX-3の実質的な後継車種として登場したCX-30も、全高を1540mmに抑えたこともあり、後席が快適とはいえません。
そこで新型CX-3は、マツダ車のカッコイイ内外装と優れた走行性能を保ちながら、後席の居住性を向上させます。
それにより人気の高いライバル車のヴェゼルやトヨタ カローラクロス、さらにコンパクトカーの日産 ノートやノート オーラにも対抗します。
全長と全幅はヴェゼルに近いサイズ
新型CX-3の予想されるボディサイズは、全長が4345mm、全幅は1795mm、全高は1630mmです。
全長は先代のCX-3よりも70mmほど長く、CX-30よりは約50mm短いでしょう。ヴェゼルに近い大きさで、日本に最適なサイズです。
全幅の1795mmは、先代のCX-3よりは若干ワイドでCX-30と等しく、ヴェゼルにも近いです。1700mm台に抑えることで、運転のしやすさに配慮します。
全高1630mmはカローラクロスと同等
そして最も注目されるのが全高の1630mmです。
コンパクトSUVでは高い部類に入り、CX-3やCX-30を80〜90mm上まわります。カローラクロスと同等です。
外観は高い天井とのバランスを重視
新型CX-3が天井を高める理由は広い室内を得るためですが、マツダ車である以上は、前述のように外観のカッコ良さと両立させねばなりません。
そこでフロントマスクはマツダ車を代表する現行CX-5に似たデザインで、フロントピラー(柱)とウィンドウの位置を後退させ、ボンネットを長く見せます。
フロントピラー(柱)とウィンドウの角度も工夫して、全高が1630mmに達する高い天井との視覚的なバランスを整えます。
天井は後方に向けて少し下降しますが、傾斜角度は少なく抑えて、後席の頭上空間と荷室高を十分に確保します。
新型CX-3(予想)・先代CX-3・ヴェゼルのボディサイズ比較(単位:mm)
| 項目 | 新型CX-3 (予想) | 先代CX-3 | ヴェゼル |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,345 | 4,275 | 4,340 |
| 全幅 | 1,795 | 1,780 | 1,790 |
| 全高 | 1,630 | 1,550 | 1,580〜1,590 |
内装と居住性はどう変わる? 後席の膝先は握りこぶし2つ分に
インパネは、ほかのマツダ車と同じく、ドライバーを囲む一体感のあるデザインです。
CX-5に似た上質でシンプルな雰囲気に仕上げます。
センターディスプレイは12.9インチに拡大
注目されるのはセンターディスプレイの大きさでしょう。
先代のCX-3は8.8インチで、CX-30は8.8インチと10.25インチをグレードに応じて使い分けますが、新型CX-3はCX-5にも採用される12.9インチに拡大するとみられます。
音声認識機能も充実して、使い勝手はCX-5と同等になるでしょう。
前席は長距離でも疲れにくい
前席はほかのマツダ車と同様、腰から大腿部をしっかりと支えます。長距離を移動する時でも疲れにくく、安全性も向上します。
ステアリングホイールやペダル配置も最適化され、ペダルの踏み間違いが生じにくいように配慮しています。
後席はヴェゼルやカローラクロスと遜色なし
後席は前述の通りスペースが広いです。
身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の頭上空間は握りこぶし1つ半以上で、膝先空間も握りこぶし2つ分を確保するでしょう。
先代のCX-3は、同じ測り方で頭上が握りこぶしの半分、膝先は握りこぶし1つ分です。
CX-30も頭上が握りこぶし1つ分、膝先は握りこぶし1つ半なので、大人4名の乗車は可能ですが窮屈です。
そこを新型CX-3は大幅に改善します。ライバルのヴェゼル(膝先空間:握りこぶし2つ半)に迫るこぶし2つ分を確保し、広々とした居住性を確保する見込みです。
後席の広さの比較(身長170cmの大人4名乗車時/単位:こぶし)
| 車種 | 頭上空間 | 膝先空間 |
|---|---|---|
| 新型CX-3(予想) | 1つ半以上 | 2つ |
| 先代CX-3 | 半分 | 1つ |
| CX-30 | 1つ | 1つ半 |
| ヴェゼル | 1つ半 | 2つ半 |
先代CX-3やCX-30では窮屈だった後席ですが、新型では膝先に握りこぶし2つ分の空間を確保する見込みです。
居住性が大幅に向上して乗り換えの魅力が増す中で、具体的に検討を進めるなら早めの予算計画が欠かせません。
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パワーユニットと走り|2.0Lマイルドハイブリッドが有力
新型CX-3のパワーユニットは、直列4気筒2.0Lのマイルドハイブリッドになる可能性が高いです。
その後に新開発のストロングハイブリッドを追加搭載すると思われますが、2027年7〜8月の輸入開始時は、2.0Lマイルドハイブリッドでしょう。
動力性能と燃費はCX-30と同程度
動力性能は同型のパワーユニットを搭載するCX-30と同程度で、エンジンの最高出力は156馬力、最大トルクは20.3kg-mになるでしょう。
WLTCモード燃費も、CX-30と同等の16.2km/L(2WD)に近い数値だと思われます。
ディーゼルと1.5Lを積まない理由
今までのマツダ車の流れを考えると、高い動力性能と低燃費を両立させた1.8Lクリーンディーゼルターボが欲しいですが、今後のマツダのディーゼルは直列6気筒3.3Lのみで4気筒ディーゼルは廃止されました。
またコンパクトSUVなら1.5Lもありそうですが、新型CX-3は、ボディを拡大して各種の装備も充実させるとみられます。
車両重量は1300〜1400kgに達するため、1.5Lではパワー不足で、エンジンの負荷が大きいために燃費性能でも不利です。しかも1.5Lと2.0Lでは、エンジンなどの製造コストに大きな差は生じません。
これらの事情を踏まえると、新型CX-3は2.0Lエンジンを搭載する可能性が高いです。
2.5Lマイルドハイブリッドの可能性も
さらにいえば、CX-30と同様、2.5Lのマイルドハイブリッドを搭載する可能性もあります。
新型CX-3はコンパクトなマツダ車の主力とすべく居住性などの実用性を高めますが、マツダ車である以上、走りの良さも高水準に保ちます。
そのためにエンジンは、2.0Lガソリンのみか、2.0Lと2.5Lの併用でしょう。
走りの方向性はCX-5と同じ
サスペンションは、前輪が独立式のストラット、後輪は車軸式のトーションビームでしょう。
この形式はCX-30と同様ですが、ボディ各部の剛性を高めることで、CX-5のような走行安定性と快適性の両立を目指します。これにより、足まわりが柔軟に伸縮して乗り心地は快適です。
そうなれば峠道などを走るとボディの傾き方が拡大しますが、新型CX-3では挙動の変化を穏やかに進めるため、走行安定性が悪化したり乗員を不安にする心配はありません。
むしろドライバーにとっては、少し大きめの挙動変化を楽しむ余地が生まれ、車両との一体感も味わえます。
低重心のMAZDA3やロードスターとは異なる、重心の高いSUVならではの運転する楽しさを実現させます。この走りの方向性は、CX-5と同じです。
新型CX-3の予想パワーユニットと足まわり
| エンジン | 直列4気筒2.0Lガソリン+マイルドハイブリッド |
|---|---|
| エンジン最高出力 | 156馬力(115kW) |
| エンジン最大トルク | 199Nm(20.3kg-m) |
| WLTCモード燃費(2WD) | 16.2km/L前後 |
| 車両重量 | 1300〜1400kg |
| 2.5Lエンジン | 搭載の可能性あり |
| ストロングハイブリッド | 発売後に追加の可能性あり |
| サスペンション(前) | ストラット |
| サスペンション(後) | トーションビーム |
新型CX-3の予想価格は250万円前後から
新型CX-3では価格も注目されます。
今のコンパクトSUVはストロングハイブリッド搭載車の人気が高いですが、新型CX-3は前述の通りマイルドハイブリッドです。
そこで価格を割安に抑えるとみられます。上位モデルのCX-30は価格が高くライバルに対して苦戦しているため、新型CX-3はより買いやすい価格帯に抑えて登場する見込みです。
売れ筋グレードは280万円前後
新型CX-3の価格は、装備のシンプルなベーシックグレードが250万円前後でしょう。
ハイビーム時に対向車の眩惑を抑える「アダプティブLEDヘッドライト」、12.9インチセンターディスプレイなどを装着した売れ筋の買い得グレードが280万円前後だと思われます。
そして上質なシート表皮などを備えた上級グレードが300万円台の前半でしょう。
グレードは3種類に絞られる見込み
近年のマツダ車は、グレードを増やしすぎて、ユーザーが選びにくくなっていました。そこでCX-5は、グレードを3種類に絞っています。
新型CX-3も、発売当初は2.0Lエンジンで3グレードの設定にして、細かなニーズにはメーカーオプションで対応する可能性が高いです。
新型CX-3の予想価格
| グレード | 予想価格 | 主な装備 |
|---|---|---|
| ベーシック | 250万円前後 | シンプル |
| 買い得 | 280万円前後 | アダプティブLEDヘッドライト 12.9インチセンターディスプレイなど |
| 上級 | 300万円台前半 | 上質なシート表皮など |
新型CX-3はCX-5を上まわる人気車になるか
2027年7〜8月の輸入開始が期待される新型CX-3は、全高を1630mmに高めることで課題だった後席の狭さを克服し、ヴェゼルやカローラクロスと同等レベルの広い居住性を実現する見込みです。
12.9インチの大型ディスプレイを備えた上質な内装に、2.0Lマイルドハイブリッドによる快適な走りを組み合わせつつ、予想価格は売れ筋で280万円前後とCX-30よりも手頃に設定されます。
このように、マツダ車の特徴とされるカッコイイ内外装と走る楽しさに、快適な居住性と買いやすい価格帯も加わります。高い商品性と優れたコストパフォーマンスを両立させることで、国内ではCX-5を上まわる一番人気車になる可能性も十分にあります。いよいよマツダの快進撃が始まります!
新型CX-3への乗り換えに備え、まずは今の愛車の価値をチェック!
新型CX-3の発売は2027年夏とまだ先ですが、「乗り換えたい!」と気になっているなら、いまから早めに行動しておくのがおすすめです。
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![[参考]MAZDA2のフロントビュー](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202301/26132935847_4afc_o.jpg)


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![[参考]MAZDA2の後席](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202301/26132931975_16b3_o.jpg)
![[参考]トヨタ カローラクロスのフロントビュー](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202507/03155951270_6e36_o.jpg)







