車を売る際に車検の残り期間は影響する?売る際の注意点も解説
- 筆者: MOTA編集部
車を売るとき、「車検の残り期間が少ないと査定に影響するのではないか」と心配になるかもしれません。しかし、残り期間が少ないことはそれほど査定に影響しません。むしろ、車検を受けずに売却するほうが、車検を受けてから売却するよりもお得です。
本記事では、車検前に車を売るメリット・デメリットや、車検以外でより高く売るためのポイントをくわしく解説します。
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車の査定に車検の残り期間は影響する?
中古車市場では、車検の期間が長い車のほうが高額で販売されていることが一般的です。そのため、車を査定に出すときも車検の残り期間が長いほうが高く査定されるのではないかと考える方もいるでしょう。
はたして、本当に車検の残り期間は査定に影響するのでしょうか。詳しくみていきましょう。
車を売るときに車検が残っていても大きな影響はない
車を売るとき、車検が残っていれば、切れている場合よりも高く査定されることが一般的です。しかし、それほど高く評価されるわけではありません。
車検終了直後で車検期間が長く残っていても、上昇する金額は数万円程度とされています。車検でかけた金額を上回ることはほとんど期待できません。車検まで半年を切る場合であれば、数千円程度しか上がらないと考えてよいでしょう。
少しでも査定額を高くするために車検を受けても、かえって損をしてしまう可能性が高いといえます。
車検前の売却が車検後の売却よりもお得
車検を受けてから査定に出せば、車検前よりも査定額は上がるものの、車検代を上回るほどほど査定額が上がるわけではありません。
車検には、法定費用(自賠責保険料、自動車重量税、印紙代)と車検基本料、部品交換費用、代行手数料などがかかります。トータルの金額は車種や使用年数、整備・手続きの依頼先などで変わりますが、目安としては6万~20万円程度です。
これだけの金額をかけて車検を受けても、査定でそれ以上の上乗せが保証されるわけではありません。
車検を受けずに売却したほうが、費用も手間もかからない分、お得といえるでしょう。
車検が切れる直前での売却には注意!4ヵ月前には準備を
車を売るときは車検を受ける前がお得ですが、直前の場合はデメリットになることもあるため、注意が必要です。
強制保険である自賠責保険は、3ヵ月以上有効期間があればプラス査定になるため、一般的な目安として、「車検が4ヵ月以上残っているタイミング」が売却時期といえるでしょう。
それ以下の期間の場合、次のような問題があります。
詳しくみていきましょう。
車検切れになる可能性がある
車検が切れる直前に売却する場合、車がすぐに売れるとは限らないため、車検切れになる可能性があります。
査定に出しても金額に満足できなければ、別の買取業者に査定を依頼することになるでしょう。買取業者を決定するまでに車検が切れても、買取をしてもらえないというわけではありません。買取額が大幅に下がるという心配もないでしょう。しかし、車検が切れると公道を運転できなくなります。
出張査定を依頼するという手間がかかるうえに、売却したあとは車を運搬するためにレッカー代が必要になるため、それをふまえた価格で査定されることになるでしょう。
売却を終えるまでにはある程度の日数がかかることを考え、余裕をもって計画を立てるようにするとよいでしょう。
売却前に十分な検討ができない
車検切れの直前に査定を受けると、車検が切れるまでに売却しようと焦り、中古車の相場情報について十分な調査ができない可能性があります。売却の金額について慎重に検討できず、相場よりも安い価格で売却してしまうかもしれません。
相場の価格を知り、多くの買取業者から見積もりをとって検討するという意味でも、4ヵ月前から売却に向けて動き出すとよいでしょう。
車検の回数から見た売却のタイミング
車検は新車購入から3年後に最初の車検を受け、その後は2年ごとに受けなければなりません。そのため、車検前がお得と考えた場合、次のような売却のタイミングが訪れます。
どのタイミングで売却するのがベストか、車検の回数ごとにみていきましょう。
購入から3年(初回の車検前)
新車を購入して、3年後に初回の車検があります。そのため、まず購入から3年後が売却する最初のタイミングです。このタイミングで車検を受けるか、乗り換えるかを検討する方も多いでしょう。
わずか3年しか経過していないため状態は良く、まだ乗れると考えるかもしれません。しかし、3年目はリセールバリュー(再販価値)が高い傾向にあり、高額買取が期待できる時期でもあります。
また、車のマイナーチェンジやフルモデルチェンジは早くて4年目ごろに行われます。フルモデルチェンジが行われると旧モデルの市場価値が下落するため、その前に売却したい場合は、初回の車検前がベストタイミングともいえるでしょう。
購入から5年(2回目の車検前)
2回目の車検が必要になるのは、購入から5年目です。この時期はメーカーが付帯する特別保証が切れる時期と重なるため、売却がおすすめのタイミングといえます。
メーカー特別保証が切れると、車の安全に関わる重要部品の無料修理・交換が受けられなくなります。保証期間が過ぎると、不具合が起きたときに自分で費用を支払わなければなりません。
また、2回目の車検は交換する消耗品も多く、初回に比べて車検にかかるコストも高くなる傾向にあります。そのため、2回目の車検前も、売却を検討するのにおすすめの時期といえるでしょう。
購入から7年(3回目の車検前)
3回目の車検は、購入から7年目です。整備やメンテナンスの回数が増える時期で、買取相場や維持費などを総合的に検討すると、買い替えにちょうどよいタイミングといえるでしょう。
場合によっては走行距離が10万kmを超えるケースもあり、故障のリスクも高まる時期です。故障した際には高額な修理費用がかかる場合もあるでしょう。
また、車検の費用は、所有年数が長いほど高くなる傾向にあるため、3回目を受ける前に売却するほうがお得といえます。
車検前に車を売るメリット・デメリット
車検前に売る場合と車検後に売る場合とでは、どちらもメリット・デメリットがあります。それぞれを比較検討して、売却時期を決めるのもよいでしょう。
ここでは、車検前に車を売るメリット・デメリットを紹介します。
車検前に車を売るメリット
車検前に車を売ることは、車検を受けるための手続きをする手間と費用を省ける点がメリットです。車検を受ける場合、まず見積もりをとり、予約をして必要書類を揃えるといった手間があります。また、車検を受けた場合、修理や部品交換が必要になることもあり、費用がかさむ可能性もあるでしょう。
車検前に売却すれば、手続きの手間をかけたり、まとまった費用を用意したりする必要がありません。費用の支出だけでなく、時間の節約にもなります。
車検前に車を売るデメリット
車検前に車を売るデメリットは、車検が切れるリスクがあることです。希望に合う買取業者がなかなか見つからなかったり、いくつもの買取業者に見積もりを依頼したりして時間を費やすと、すぐに日数が経過して車検切れになる可能性があります。
ただし、前にもお伝えしたように、このようなリスクは直前に売却する場合です。4ヵ月前などある程度の余裕をもって行動すれば、デメリットを避けられるでしょう。
車検後に車を売るメリット・デメリット
車検後に売る場合も、メリット・デメリットがあります。それぞれを詳しくみていきましょう。
車検後に車を売るメリット
車検後は、残存期間が長いほどプラス査定の可能性が高まります。車検の残存期間が長ければ、それだけ中古車に対する安全性が保証され、すぐに車検を受ける必要がありません。高い需要が期待できるため、買取業者も高く評価してくれるでしょう。
プラス査定の金額は買取業者により異なり、価格交渉の材料にできることもメリットです。
車検後に車を売るデメリット
車検前に車を売ることで得られるメリットが、そのまま車検後に車を売る際のデメリットになります。車検には手間とコストがかかるという点です。
また、法定費用以外の金額は、実際にお店に依頼するまで確定しません。見積もりを依頼すれば概算金額は提示されますが、変動する可能性はあります。不具合が見つかったり消耗品を交換したりして、予想外の出費がかかる場合もあるでしょう。支出した金額ほど、査定額がアップするとは限らない点もデメリットです。
車検切れの車でも売却可能!売却方法と注意点
車検切れになった車を売却したい場合、車検を受けなければいけないのか迷うこともあるでしょう。結論からいえば、車検切れの車も買取をしてもらえます。
ただし、通常の車よりも売却に手間がかかることを把握しておきましょう。ここでは、車検の切れた車の売却方法や注意点を解説します。
車検切れの車の売却方法
車検切れの車でも、売却は可能です。車検切れを理由に査定が大きくマイナスになることはありません。
車検切れでも売却できるのは、多くの買取業者が業者オークションを利用するか、海外に輸出しているためです。
業者オークションでは、車検の残り期間などの情報はリセットされます。また、海外に輸出する場合、海外では日本の車検制度は適用されないため、車検の有無は問題になりません。
店頭で販売する場合でも、すぐに売れるとは限りません。買主が現れるまでに車検切れになる場合はあり、その可能性も考えて査定します。
車検切れが査定で大きなマイナス要因となることはほとんどなく、車検が切れていても心配せずに査定を依頼できます。
車検切れの車は公道を走れないため注意
車検切れでも査定を依頼できますが、車検切れの車は公道を走れない点に注意が必要です。車検は、車が走行できる安全な状態であることを証明する制度です。
車検切れのまま公道を走行した場合は法律違反になり、違反点数6点が加算されます。30日間の免許停止になり、罰則として6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる場合もあるでしょう。
そのため、車検切れの車を売却する際は、仮ナンバーを取得して走行するか、出張買取を依頼する必要があります。査定から引き取りまで出張訪問をする買取業者も多いため、出張買取を選ぶとよいでしょう。
車をより高く売るためのポイント
車を売るときは、車検の時期だけでなく、高く売るポイントを押さえることも大切です。売却する際は次の4点を押さえるとよいでしょう。
ここでは、車をより高く売るためのポイントを解説します。
車検以外で車を売るタイミングを意識する
車を高く売る際には、車検時期以外にも、年式と走行距離を意識するとよいでしょう。最適なタイミングを把握し、値段が下がるタイミングの前に売却することで、より高い価格で売却できます。
また、車のモデルチェンジも査定に影響するため、新型にチェンジする前も高く売るタイミングといえるでしょう。
年式・走行距離
年式と走行距離は、車の査定に大きく影響する項目です。年式は車の年齢であり、年式が古いほど評価は下がります。走行距離は、車が今までどれくらいの距離を走行したかを示すものです。1年の平均走行距離は、1万kmとされています。
中古車市場では、年式は10年、走行距離は10万kmが節目と捉えられ、10年・10万kmを超えると買取相場が下がる傾向にあります。年式が新しく、走行距離が短いほど査定額は上がると考えてよいでしょう。
なお、年式は新しくても、走行距離が長ければ、それだけ車の劣化が進んでいると判断されます。そして、車の年式は古いのに走行距離が少ないという場合も、劣化が少ないとはみなされません。車を動かしていない状態が長いということであり、ゴムが硬化するなど部品の劣化が考えられます。故障しやすいと判断される可能性があり、査定も低く抑えられるでしょう。
モデルチェンジ前
新型へのモデルチェンジも、査定額に影響するポイントです。モデルチェンジは1~2年に一度行われる「マイナーチェンジ」と、4~6年に一度行われる「フルモデルチェンジ」があります。その中でも特に査定に影響するのは、フルモデルチェンジです。
フルモデルチェンジが行われると、現在の車は旧型になり、需要が大幅に下がります。買取価格にも影響し、査定額は下がる可能性があるでしょう。
そのため、モデルチェンジされる直前は、買取相場の下落が始まると予想されます。情報をしっかりチェックし、発売の数ヵ月前に行われるメーカーの正式発表より前に売却先を探すことが、高く売るためのポイントです。
モデルチェンジの時期は、車種により異なります。時期を見極めるためには、自車のこれまでのモデルチェンジの歴史を調べてみるとよいでしょう。車のモデルチェンジは同じタイミングで実施されることが多く、これまでモデルチェンジが同じ間隔で行われている場合は、次のモデルチェンジの時期を推測できます。
現行モデルの中古車販売相場をチェックすることでも、モデルチェンジの時期を予想できます。相場が下がり始めたら、業界内でモデルチェンジの情報が広まっている可能性があるためです。
少しでも早く売る
より高く売る秘訣は、「少しでも早く売る」ことです。車は所有年数が長いほど経年劣化が進み、価値も下がります。1日でも早く売ったほうが、より高い査定が期待できるでしょう。
また、車は需要が高まる時期や買取業者が決算期を迎える時期に査定額が上がる傾向にあります。新年度や買取業者の決算期にあたる1~3月と9月がその時期で、これらの時期も意識しながら、早めに売却することを考えるとよいでしょう。
車内清掃をする
車の査定では、車内清掃や洗車も査定額をアップするためのポイントです。ペットを飼っていて車に乗せている場合は、シートについた毛を粘着クリーナーや掃除機でしっかり取り除きましょう。ペットの毛は査定項目にあり、社内に残っている場合は減額対象になります。
また、車内に残るタバコやペットの臭いも査定項目です。臭いが残っているようであれば、しっかり消臭をしておきましょう。
消臭対策には、次のものがあげられます。
車用消臭スプレーは、気になる場所に直接スプレーして消臭するタイプのスプレーです。車内清掃のあとにスプレーを使えば、シートや天井などについた臭いを除去できます。
車内全体に臭いがある場合は、スチームタイプの消臭剤がおすすめです。車内で煙をたいて、二酸化塩素の効果で車内の臭いを消す方法です。使い方は、エアコンをつけて窓とドアを閉め、密閉状態にした車内に消臭剤を行き渡らせます。
また、晴れた日にドアや窓を全開にし、半日程度太陽の光にさらす方法もおすすめです。天日干しすることで、紫外線による殺菌効果で消臭やシートの除菌効果が期待できます。ただし、革シートは変色することがあるため注意しましょう。
洗車は査定項目にありませんが、きれいな状態にしておくことで査定士の印象が良くなります。直接査定額に影響することはなくても、マイナス要素を減らすことはできるでしょう。
車内も同じ理由で、きれいに掃除をしておくことでプラス要因につながります。掃除のポイントは、次のとおりです。
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まとめ
車を売るとき、車検の残存期間が査定額に大きく影響することはありません。車検を受けてから売却すれば、確かに査定額は上がりますが、車検代にかけた費用を上回ることは期待できないでしょう。手間と時間、費用をかけても損をする結果になるかもしれません。
ただし、車検が切れる直前の売却は避けましょう。査定に時間がかかり、車検切れになってしまいます。
車をより高く売却したいときは、高額で買い取る買取業者を見つけることが大切です。車一括査定を利用すれば、効率良く高額査定の買取業者を見つけられるでしょう。
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