「ホンダ 第17回子どもアイディアコンテスト」こどもたちが生み出す豊かな創造力に感嘆!

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ホンダが主催する“第17回子供アイディアコンテスト”最終審査及び表彰式が2020年1月11日、ホンダ青山本社内ウェルカムプラザにて開催された。

>>未来を創る子どもたちのアイディアがどれもすご過ぎる![フォトギャラリー]

目次[開く][閉じる]
  1. 夢を形に Hondaの社会貢献活動の一環として2002年から実施
  2. 子どもたち自ら作品についてプレゼンテーション
  3. 甲乙つけがたい中から受賞作品を発表
  4. 優秀賞
  5. 審査員特別賞
  6. キッズ大賞
  7. 入学志願書にも書くことが出来るコンテスト

夢を形に Hondaの社会貢献活動の一環として2002年から実施

ホンダが行っている社会貢献活動は、1.地球環境を守る活動(ビーチクリーン活動)2.地域に根ざした活動(青山一丁目グリーンキャンペーン)3.交通安全の教育・普及活動を行っており、2002年より4.未来を創る子どもの育成支援活動(子どもアイディアコンテスト)を開催。次世代育成の核となるプログラムと位置付けられている。

>>全国の小学生が考える“あったらいいな”を競う「ホンダ 第17回子どもアイディアコンテスト」1月11日に最終審査会を開催[自動車ニュース/2020/01/08]

その目的は子供ならではの発想から生まれるアイディアをカタチにすることで、“夢を持つこと”“挑戦すること”“創造すること”の大切さ、楽しさに気づいてもらうことである。募集対象者は全国の小学生(1~3年生の低学年の部と4~6年生の高学年の部)で、17回目となる今回は日本全国から8,155作品が応募された。そこから予備選考会で64作品に、一次審査で28作品(低学年14作品、高学年14作品)に絞られ、今回の最終審査に進んだ。

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審査項目は夢、挑戦、創造

審査項目は夢、挑戦、創造だ。一次審査では夢を与える、夢ある発想。そして提案があるか。また自分から楽しくアイディアを考えることに挑戦したかに重点が置かれた。そして最終審査会では、そのアイディアを作品という立体形にする努力。より良いものを作り上げるために、学んだり調べたりということへの挑戦。そしてデザインやカラーリングなど自分のアイディア通りにうまく作品が出来上がったか。動く部分や使った材料など十分に工夫されているのかという創造に重点が置かれ審査。

最終審査会の審査員は、脳科学者の茂木 健一郎審査委員長をはじめ、カーライフジャーナリストのまるも 亜希子氏、日本科学未来館コミュニケーターの八田 愛理奈氏、本田技研執行役員の鈴木 麻子氏、本田技術研究所執行役員の松橋 剛氏らが務めた。

子どもたち自ら作品についてプレゼンテーション

最終審査では一組一組が壇上で、自ら作った作品を前にプレゼンテーション。演劇調や仮装なども含め、どのプレゼンターも創意工夫を凝らし自らの作品をアピール。会場からはどの作品に対しても大きな拍手が送られていた。

ホンダ執行役員人事コーポレートガバナンス本部本部長の鈴木 麻子氏は「子どもアイディアコンテストはホンダが大切にしている夢を持つこと、ものづくりの楽しさを子供達に伝えていきたいという想いから2002年に始まった」と語る。

そして参加者に向けて「このコンテストを通して経験した夢を考え、絵を描き、作品を作って発表する。このプロセスは我々ホンダの研究者が日々行なっていることと同じだ。例えばこういうクルマを作りたい、こういうバイクを作りたいと思った時に、自分でアイディアを考えてそれを図面に書きサンプルのクルマを作る。その後、何回も失敗して繰り返しながら新しい発見をし、最終的に商品としてお客様にお届けする。従ってこれまで一生懸命作品作りに取り組み、仕上げてきた皆さんは、研究者の第一歩として楽しさと達成感を味わったことだろう。この達成感がまた次の夢を作り出す原動力になると信じている」とコメントした。

甲乙つけがたい中から受賞作品を発表

今回の最終審査の結果、次の11作品が各賞を受賞した。

最優秀賞【低学年の部】

「りょうりのせいぶんへんかんマシーン」

佐藤 迪洋(さとうみちひろ)さん(静岡県 小学3年生)

佐藤 知海(さとうともみ)さん(静岡県 小学1年生)

プレゼンテーションは兄弟の掛け合いで見事に作品のポイントを説明。その要旨は、「味はそのまま、料理の成分だけを変えられるもの。実は入院したことがあって塩辛いものが食べられなかった。でもすごくラーメンとか食べたくて。そこで栄養成分があっても好きなものが食べられるマシーンが欲しかった」とアイディアのきっかけを話すのは迪洋さん。

また「病人食は多くの問題がある。売っている店は少ないし、種類も少なくて選べない。そこからいつでも好きなものが食べられるようにこれを作った」とのこと。本作品はレバーを上下に、そしてボタンを押すことで、食べたい料理の成分を簡単に変えられる。栄養のことを考えて食べたい料理をあきらめることなく、難しい栄養等の計算をしなくていい。その結果、病気の人でも皆と同じ料理を楽しく食べられる。固さなども変えられるのでお年寄りから赤ちゃんにも役立つという。

これを作るために色々なところに取材をして試作を重ねた。実際にレストランなどアレルギーの対策用のご飯をどのように作るかなどで取材。「電話取材をした時に子供だからといってすぐに電話を切られたり、早口でしゃべられたりして取材をするのはとても大変で、諦めそうになった。しかし、丁寧に教えてくれる人たちも結構いたのでとても勉強になったし、良いマシーンが作れたと思う」とコメントした。

最優秀賞【高学年の部】

「エネルギーはトイレから」

三浦 士(みうらあきら)さん(青森県 小学5年生)

クルマがガソリンや電気で動くがそれらがなくなったらどうするか。今世界中で地球温暖化問題に取り組んでいる。「そこで僕はその問題を解決するトイレがヒーローになるエネルギーを提案する」と発表。

思いついたきっかけは「再生可能エネルギーについて勉強したときにバイオマスから発電することに興味を持った。水素車の本を読んでバイオマスと水素の発電を一体化してみてはと思いついた」と話す。「汚泥に微生物を入れてCH4にする。CH4はCとH4で出来ているため、電気を発電出来る。しかしCO2を発生してしまうため、このCH4をシロキサン→活性炭→ニッケル触媒と通し、H2だけ取り出す。そのH2を燃料電池で発電する」とそのシステムを説明。

その結果「自分たちの便でクルマが動くだけでなく、不足したらコンビニなどで補給。そうするとコンビニも助かり、下水も汚れない。地震などで停電したり、GSが使えなくても問題ない。アウトドアでも活用出来便利」と話す。

さらに「各家庭から送られてくる便を貯めて、“うんこスタンド”を作ればより多くのエネルギー源を確保出来、有効活用出来る」とし、「こんなクルマがあったらワクワクして未来が明るくなると思う。これは次世代のエネルギーなのだ。次世代のエネルギーはトイレから!」とプレゼンテーションを締めくくった。

今回の受賞の気持ちを聞かれると、「うんこネタで頂点に立てるとは思わなかった」と会場を大爆笑させた。

優秀賞

優秀賞【低学年の部】

「土の中が見えるメガネ」

小野原 昇太(おのはらしょうた)さん(佐賀県 小学2年生)

優秀賞【低学年の部】

「がいらいしゅをたべるぺこぺこへびくん」

齊木 海仁(さいきかいと)さん(広島県 小学1年生)

優秀賞【高学年の部】

「自然と災害からエネルギーをもらうツボエコシステム」

大野 真昼(おおのまひる)さん(千葉県 小学5年生)

優秀賞【高学年の部】

「くさの根et」

谷藤 大洋(たにふじたいよう)さん(徳島県 小学6年生)

審査員特別賞

審査員特別賞(茂木健一郎氏推薦)

「行きたい!会いたい!!助けたい!!!気持ちの引力で飛べるアップル号」

川羽田 学慶(かわばたたかよし)さん(千葉県 小学5年生)

審査員特別賞(まるも亜希子氏推薦)

「はこびたい物すぐはこボール」

古堅 琉美花(ふるげんるみか)さん(沖縄県 小学3年生)

審査員特別賞(八田愛理奈氏推薦)

「災害救助コピーロボット「コピ助」」

南 誠史郎(みなみせいしろう)さん(長崎県 小学3年生)

キッズ大賞

キッズ大賞【低学年の部】

「よぞらをはしるお祭りれっ車」

諸岡 明莉(もろおかあかり)さん(佐賀健 小学2年生)

キッズ大賞【高学年の部】

「グミガキット」

高橋 美結(たかはしみゆう)さん(長野県 小学5年生)

入学志願書にも書くことが出来るコンテスト

茂木審査委員長は、「子どもアイディアコンテストは日本の教育がどんどん変わる中で、意味合いがますます高まっている。世界ブランドのホンダがやっている子どもアイディアコンテストで入賞した、あるいはファイナリストになったということは、海外の大学などの入学志願書で、大いにアピールすることが出来る。そういう意味でもこのコンテストの意義は近年増してきている」と話す。

また総評として、「人間の脳にとって新しいものを生み出したりする創造力、創造性は凄い。世の中では多くの人類の問題を解決するために様々なアイディアを出さなければいけないが、応募者たちのアイディアは本当に常識にとらわれない素晴らしいもの」と大いに評価していた。

応募作品のほとんどは近年の環境や社会問題を中心に様々なアイディアが提案されていた。しかも、その知識は正確で、かつ大人が思いつかない斬新なものばかり。さらにプレゼンテーションも堂々と自らの作品をアピールする姿は皆、頼もしさに溢れていた。

[文・写真:内田俊一]

前回「第16回 子どもアイディアコンテスト」(2018年12月開催)の模様

12月1日の最終審査会には、一次審査を通った28組が参加。小学生とは思えないほどの素晴らしい表現力で、作品に対する思い思いのアイディア作品の発表が行われた。

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内田 俊一
筆者内田 俊一

1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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