フリードとステップワゴン、家族で使うならどっちがオススメ? ホンダ兄弟ミニバン対決!

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若々しい雰囲気と元気な走り、使い勝手の良さで人気のホンダのミニバン。家族で乗るならどれがいいのかなと迷っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ボックス型ミニバンのステップワゴンと、コンパクトミニバンのフリードを徹底比較。どちらがどんな家族にぴったりなのかを検証します。

目次[開く][閉じる]
  1. ステップワゴンは広大な室内空間が魅力
  2. コンパクトでありながら多彩なシートアレンジで人気のフリード
  3. シートアレンジはウォークスルーが使えるステップワゴンに軍配が上がる
  4. トップグレード同士では107万9100円もの差が!
  5. 取り回しやすさと3列シートの利便性を両立したい人にはフリードがオススメ!

ステップワゴンは広大な室内空間が魅力

まずステップワゴンは、「こどもといっしょにどこいこう。」の名台詞で一躍人気モデルとなった初代が1996年に登場して以来、20年以上にわたって愛されているボックス型の3列シートミニバン。

全長4760mm(Gは4690mm)、全幅1695mm、全高1840mm(4WDは1855mm)のボディには、ホンダ得意の低床技術による広大な室内空間や、地上からわずか390mmと低いステップの両側スライドドア、大開口リヤゲートに横開きのサブドアを備え、独創的な使い勝手のよさが魅力です。

パワートレーンは全車CVTで、1.5リッターガソリンターボと2.0リッターハイブリッドを搭載。ハイブリッドは7人乗りの2WDのみですが、ガソリンモデルには7人乗りと8人乗り、2WDと4WDをラインアップしています。

コンパクトでありながら多彩なシートアレンジで人気のフリード

一方でフリードは、「ちょうどいいHonda」として2008年に登場し、2016年に2代目となったコンパクト3列シートミニバン。全長4265mm、全幅1695mm、全高1710mm(4WDは1735mm)のボディには、低床技術の広い室内、低いステップの両側スライドドア、多彩なシートアレンジがギュッと凝縮。クロスオーバーSUVテイストのデザインを纏った「CROSSTAR」があるのも特徴です。

パワートレーンは全車CVTで、1.5リッターのガソリンとハイブリッドを搭載。どちらも6人乗りと7人乗り、2WDと4WDが設定されています。

全幅は同等程度だが室内の広さはステップワゴンの方が圧倒的

こうして概要を比べてみて気づくのは、ボディサイズが全長と全高は違いますが、意外にも全幅は同等ということ。

そんな2台の室内の広さはどれぐらい違うのかを見てみると、ステップワゴンは室内長が3220mm、室内幅が1500mm、室内高がハイブリッドは1405mm、ガソリンは1425mm。フリードは室内長が3045mm、室内幅が1455mm、室内高がハイブリッドは1275mm、ガソリンは1285mmです。

やはりステップワゴンは縦の空間が圧倒的に広いので、1〜3列目までの間隔にゆとりがあることと、室内高にも差が。

フリードだと室内で立てるのは小学校3年生くらいまでの子供ですが、ステップワゴンなら5〜6年生くらいまでの子供でも、まだ立って着替えなどができそうなほど天井が高い空間です。

シートアレンジはウォークスルーが使えるステップワゴンに軍配が上がる

シートアレンジを比べてみると、ステップワゴンは7人乗り、フリードは6人乗りのモデルでは、2列目シートがキャプテンタイプになります。

ステップワゴンの8人乗り、フリードの7人乗りは、2列目シートが6:4分割タイプのベンチシートです。キャプテンタイプのシートなら、子育て世代に何かと便利なセンターウォークスルーが1列目から3列目まで移動可能。ベンチシートの場合は、1列目と2列目の往来のみ。

雨の日や猛暑の時など、いちいち降りなくても子供のそばに行ってお世話ができたり、荷室の荷物が取り出せたりするセンターウォークスルーは便利ですが、もし車内でオムツ替えなどをするならベンチシートの方が使いやすいので、ここは悩ましいところですね。

3列目シートはどちらもベンチタイプで、ステップワゴンは6:4分割の3人がけ、フリードは5:5分割の2人がけです。

ステップワゴンは大人3人が座ると窮屈ですが、2人ならゆったり。足元も少し余裕があります。

フリードは頭上も足元もタイトながら、大人2人でもしっかり座れるスペースは確保されていますので、エマージェンシー用と割り切らなくても、普段使いもOK。3列目シートの大きな違いは、アレンジの方法です。

ステップワゴンは、背もたれを倒してクルリと回転させると、床下に格納されるタイプでスッキリとフラットなラゲッジが生まれます。

フリードはサイドに跳ね上げて格納するタイプなので、やや操作が重くてアクションが多いことと、荷室の左右に出っ張りができ、上方向の空間が狭くなるのが特徴です。

ステップワゴンの方は、簡単な操作なので毎回でもそれほど面倒ではないですが、フリードの方はあまり頻繁に操作をすると大変なので、どちらかと言えば普段は4〜5人乗りで使い、たまに3列目シートを使って大人数が乗るというようなファミリー向けと言えるでしょう。

バックゲートは「わくわくゲート」を備えるステップワゴンの利便性が高い!

そしてラゲッジの使い方を大きく変えているのが、バックゲートの違いです。ステップワゴンには一部グレードをのぞき、「わくわくゲート」という、ドアのように縦に開くサブゲートが装備されているので、3列目シートを格納した状態であれば、後ろからも乗り降りができたり、ベビーカーなどをサッとそのまま積むことができます。

また、後ろが壁になっている駐車場などで、大きなバックドアを開け閉めするにはかなりのスペースが必要ですが、サブゲートなら必要な分だけ開けて、狭いスペースで開閉できるというのもメリット。

フリードは上下開閉のバックゲートのみとなっています。ただ、ステップワゴンにも弱点はあって、3列目の床下格納はとても便利なのですが、荷物をゴチャゴチャと置きっぱなしにできません。格納操作をする時にサッと移動できるように、荷物をまとめておくなどの工夫が必要です。

トップグレード同士では107万9100円もの差が!

それでは快適装備をトップグレード同士で比べてみましょう。

ステップワゴンは「e:HEV SPADA G-EX Honda SENSING」364万1000円がトップグレード。運転席&助手席シートヒーター、トリプルゾーンコントロールのフルオートエアコン(プラズマクラスター搭載)、両側パワースライドドア、USB2個とアクセサリーソケット2個が標準装備です。

2列目のシートバックテーブル、ロールサンシェードも装備され、ドリンクホルダーは全体で12カ所も装備。オプションで100Vコンセントも用意されています。

フリードのトップグレードは、「HYBRID G Honda SENSING」256万1900円(6人乗り)/258万3900円(7人乗り)。運転席&助手席シートヒーターは4WDには標準ですが、2WDはオプションです。

エアコンも普通のフルオートエアコンで、プラズマクラスターはオプション(4WDには標準装備)。両側パワースライドドアは標準装備ですが、USBはなくアクセサリーソケット1個が備わります。

ロールサンシェードはオプションです(4WDは標準装備)。シートバックテーブルの設定はなく、インパネ内蔵型のセンターテーブルとなっています。ドリンクホルダーは全体で7カ所です。

安全面ではステップワゴンの方が充実している

そして先進の安全装備はどちらも充実の内容となっていますが、大きな違いは2点。ステップワゴンはe:HEVモデルのACCに渋滞追従機能が付いていますが、フリードはついていません。

またステップワゴンはLEDアクティブコーナリングライトと1列目のサイド&カーテンエアバッグが標準装備ですが、フリードではオプション設定となっています。

取り回しやすさと3列シートの利便性を両立したい人にはフリードがオススメ!

運転しやすさを比べると、ステップワゴンも視界が広く、直線基調のデザインで車両感覚が掴みやすいので初心者にも優しいミニバンですが、最小回転半径は5.4〜5.7m。

フリードは全長も短く、最小回転半径が5.2mと小さいので、やはり小回り性能は優秀です。

というわけで、自宅周辺の道が狭いなど、取り回しやすさと3列シートの利便性を両立したいなら、フリードが優勢。3列目シートはたまに使う時のために欲しい、というファミリーにもフリードはいいですね。

でも大きな荷物を積みたい、3列シートを頻繁に使いたい、ロングドライブをよくする、というファミリーにはステップワゴンがぴったりではないでしょうか。こうした違いを踏まえて、皆さんのファミリーにはどちらがぴったりか、ぜひチェックしてみてくださいね。

【筆者:まるも亜希子】

ホンダ/フリード
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新車価格:
199.8万円327.8万円
中古価格:
18.5万円338万円

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まるも 亜希子
筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

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