欧州コンパクトワゴン 徹底比較(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
VW車の一員として期待される要素
日本では、この価格帯・車格のワゴンが非常に数少なくなった。
とはいうものの、欧州製ワゴンは日本市場でも一定数の支持をキープしている。彼らの存在が国産ワゴンを追い込んだという見方もできるわけだが、それだけワゴンユーザーの琴線に触れるものがあるからにほかならない。
その急先鋒といえるのが、ゴルフヴァリアントではないか。現実的な価格で、質実剛健。期待に応える走行性能とユーティリティ。
そして、今の日本のユーザーにとっては、VWもプレミアムブランド。それに応えるかのように、近年のVW車は、内外装の質感を高め、高級車としての側面も身につけてきた。
4代目ゴルフヴァリアントも、そうしたVW車の一員として期待される要素を十分に備えている。
高いコストパフォーマンス
昨今、ボルボは大胆な価格引下げ戦略を打ち出してきた。
V50もそうで、上級のT5も驚くほどの値下げを実施した。逆に、廉価モデルにおいては、装備の充実を図り、商品力を高めてきている。
VWやプジョーが、より上を目指しているのに対しボルボは反対に、もともとプレミアムブランドであり、日本でも非常に好意的に受け取られている。
そして、こうした低価格モデルを充実させていることを歓迎したい。この内容のボルボ車で315万円というのは、コストパフォーマンスは非常に高いといえるだろう。
そもそも、国産車にワゴンらしいワゴンがなくなった中でこうしたクルマが現実的に選べるのは、上記2台も含め、喜ばしく思う。
また、ことV50に関しては、やや大きくなりすぎた感のあるV70に対しても、日本でも使いやすいサイズ感で、それでいてボルボらしいルックスと、十分な居住性、ユーティリティを身につけており、積極的に選ぶ価値のあるクルマである。
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