欧州コンパクトワゴン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
国内メーカーのこのクラスのワゴンはめっきり数が少なくなっているが、欧州メーカーでは各社がしのぎを削っており、それが日本市場でも一定の人気を維持している。
今回は、Cセグメントかつ価格が300万円台の中で、最近何らかの新たな動きのあった、日本市場でも人気の高い3モデルを持ち込んだ。
2009年11月、フォルクスワーゲン(以下VW)のゴルフヴァリアントがモデルチェンジ。基本的に従来型を踏襲し、ハッチバックのゴルフ譲りの新フロントフェイスを採用したり、パワーユニットも変更するなどの進化を遂げた。価格は1.4リッター(122ps)のTSIトレンドラインが272万円、同じく1.4リッターの(160ps)TSIコンフォートラインが322万円、2リッター(200ps)の2.0TSIスポーツラインが383万円だ。
プジョー308SWは、2008年9月に日本に導入されている、308シリーズのワゴンモデル。もともと「プレミアム」というグレードが存在したが、2009年12月、そのプレミアムの装備を見直し、従来より20万円の価格引き下げを実現した。
7エアバッグ、オートエアコン、パノラミックガラスルーフなどの安全・快適装備はそのままに、独立開閉リアハッチやクルーズコントロール、パフュームディフューザー、盗難防止アラーム、前席ランバーサポート、後席サンシェードなどの装備を簡素化。価格は、308SWプレミアムが319万円(ただし今回撮影したのは車両の都合により「308SWグリフ」)。
ボルボV50は、2009年11月、本革巻ステアリングホイールやシフトノブをはじめ、ユーザーから要望の高い装備を多数搭載しながらも、価格の上昇を最小限に抑えた特別仕様車「パワーシフトプラス」が設定された。価格は315万円だ。
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