陸上自衛隊(富士総合火力演習/りっくんランド)
- 筆者:
陸上自衛隊には「はたらくクルマ」がいっぱい!!
陸上自衛隊の特殊車両(装備品)特集の第3弾。今回は、まだまだある陸上自衛隊の特殊車両の中から、「平成23年度富士総合火力演習」で取材してきた選りすぐりのはたらくクルマたちを一挙に紹介します。
そもそも「富士総合火力演習」って何?
「富士総合火力演習」静岡県御殿場市の東富士演習場畑岡地区で実施される陸上自衛隊の演習のひとつで、総火演(そうかえん)などとも呼ばれることがあります。
そもそもの発端は、陸上自衛隊富士学校の生徒に火力戦闘の様相を認識させる目的で1961年から行われ、1966年以降は自衛隊の活動に対する国民の理解を深める目的で一般公開が開始されました。めったにお目に掛かれない自衛隊の戦闘シーンを間近で見られることもあって人気も高いようです。
演習プログラムは二部構成となっていて、陸上自衛隊の主要装備を紹介する前段演習と、戦闘模様を展開する後段演習があります。
内容は、戦車や戦闘装甲車、輸送車などがたくさん登場するなどまさにはたらくクルマのオンパレード。
戦闘車両や火砲などによる実弾射撃や航空自衛隊戦闘機による対地爆撃、輸送機からの空挺降下や輸送ヘリコプターからのヘリボーンなどの作戦が次々に実施されていきます。
この公開演習を一般観覧するには、陸上自衛隊のハガキまたはインターネット公募に申し込み当選する必要があり、倍率は毎年数十倍とも言われ、その数字を聞いても注目度の高さが伺えますね。
ちなみに、観覧者のほとんどはミリタリーフリークだとばかり思っていましたが、ファミリーやカップルの多さにびっくり。聞けば、年々そういう方たちが増えているそうです。
陸上自衛隊を身近に感じることができる広報センター(りっくんランド)
では、「抽選に外れた人は諦めるしかないのか……」と意気消沈する必要はありません。陸上自衛隊では富士総合火力演習の一般公開のほかにも様々な広報活動をしていて、装備品が多数展示される「基地際」などは日本各地で比較的頻繁に開催されています。
今回写真で紹介している陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)も陸上自衛隊の広報活動のひとつとなります。
ネーミングが可愛らしいこのりっくんランドは、「陸上自衛隊の活動を多くの人に知ってもらおう」と設置された入場無料の広報センターです。
ここにはお馴染みの「90戦車」や「対戦車ヘリコプターAH-1(コブラ)」など多くの装備品展示に加え、陸上自衛隊を身近に感じることができる様々な体験コーナーがあり、大人から子供まで楽しめる施設となっています。
レストランやお土産ショップなども併設されているこのりっくんランド、気軽なお出かけ感覚で、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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