時田雅義選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」(2/3)

時田雅義選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」
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最近はドリフトの流行も変わってきた?

―では、今度はドリフトらしくタイヤの話を。D1グランプリではグッドイヤードライバーとして参戦されていますが、グッドイヤーにこだわる理由を教えてもらっていいですか?

最初に使い始めた理由ははっきりしていて、ドリフト時のコントロール性がよかったんですよ。

20歳くらいの頃かな、ドリフトに何がいいのかわかり始めて、セッティングにも興味が出始めた頃の話。そこからずっとグッドイヤーです。

D1に出るようになった当時は買って使ってたんだけど、同じD1に参戦していた高橋邦明選手(http://autoc-one.jp/honda/odyssey/special-489680/)の紹介で、サポート受けるようになった、と。

―一般道でも良さは感じますか?

一番の特色は“静かさ”だと思う。普通のコンフォートタイヤでも路面の入力に対して、ロードノイズも拾いにくいし。ミニバンタイヤも静かです。

スポーツタイヤに関しては今、イーグルRSスポーツというのを使ってるんだけど、それは本格的なハイグリップタイヤです。スポーツタイヤだから普段使いにしたら静かでもなんでもないんだけど、サーキットでは抜群のグリップだね。他のと履き比べてもらっても段違いでいいと思うよ。

―雨の日のグリップも?

雨の日のD1を観てもらったらわかると思うんだけど、雨の中でもタイヤが鳴ってるクルマが何台かいると思うんですよ。それ、グッドイヤーのタイヤ履いてる確率が高いんだよね。

―鳴っている、ということはちゃんと路面を掴んでる、と。ドリフトって滑らせることが競技だから、タイヤにはグリップがない方がいいんじゃないかって思ってる人が多いと思うんですけど、そうじゃないんですよね?

昔はそういうイメージだったんだけど、今はちゃんとグリップをして、それをコントロールして、さらにクルマを滑らせるのがドリフトだからね。

―ドリフトの流行も変わってきてるってことでしょうか?

それもあるんだけど、競技に於いての進入の車速もどんどん上がって来てるし、迫力も必要だし。それがただ滑ってるだけの、グリップしないタイヤだったら、変な話、刑事ドラマのドリフトになっちゃう(笑)

―(笑)ということは、プロ目線で刑事ドラマとか見てて、「ショボ!」とか思っちゃうこと、あるんですか?

そんなこと思いませんよ~(笑)

―・・・思うんですね(笑)

でもさ、最近派手にクルマ使ってくれる、そういうドラマもないよね。昔はそういうのに憧れて滑らせたいって思ったから。心弾ませてたからさ。

―すみません、脱線しました。タイヤの話に戻しますね。というわけで、ドリフトは今やただ滑らせるだけの競技ではない、と。

ドリフトが普及しはじめた当時は、200km/hでドリフトするなんて、考えられなかったからね。クルマ自体のパワーもなかった時代だから。

―最終戦の富士なんか、めちゃくちゃ速いですよね。ちゃんとグリップする、停まるってことが基本出来ないと、競技はともかく危険度も上がりそう・・・。

確かにね、もちろんそれにはタイヤだけじゃなくちゃんとしたクルマのセッティングも必要だし、もう総合力だよね。

―近年、D1の参戦車両どんどん巨大化してますよね?4ドアが当り前というか・・・それも流行ですか?

いやそれはメーカーさんにどうにかしてほしいところですよ。FRのスポーツカーがないんだよ。

ある程度コンパクトであったほうが当然ドリフトもやりやすいからね。国産スポーツカーに2枚ドアがなさすぎる。

あったところで売れないだろうけど、売ってないっていうのは問題だと思うんだよね。

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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