時田雅義選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」(3/3)

時田雅義選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」
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最近はクルマ好きの若い子が増えてきた!?

―トヨタで言えばFT86が出るじゃないですか!

それが今後一番期待するところじゃない?ホンダのCR-Zも売れてるんでしょ?コンパクトスポーツを求めてる人はいるんですよ。街でもよく見かけるもん!

だってさ、今中学生くらいのコがそのうち免許取って2ドアのスポーツカーが欲しいって言ったって、今や現行で売ってないじゃない。

だからFRのコンパクトスポーツカーがあれば、ドリフトだけじゃなくグリップのレースや走行会にも行ける。若い子が欲しいと思えるような、モータースポーツの窓口として欲しいよね。

―若い子、欲しがってます?スポーツカー。

欲しがってるよ!最近クルマ好きな若い子、多いんだよ!

―え、本当ですか?

うん、ウチにクルマ探して下さいって言ってくるのも、D1観に来るコも、若い子多いよ。ちょっと前の若い子、そうだな、年齢で言うと今の20代前半くらいのコは確かに全然クルマに興味がない。だけどさらにその下の、免許取るか取れないかの年代である10代は、すごくクルマ好きだよ。

―ええ~、嬉しい!時代が一回りしたんでしょうか?そのくらいの年代の御両親って、普通にF1全盛期というか、テレビでレースなんかを観てた世代ですもんね。

そうだね、そうかもね。だけど多分俺はFT86には乗らないけどね(笑)

―え?ここまで熱弁しといて!どうしてですか?

俺、昔からひねくれ者でさ、皆がハチロク乗ってた時代に、カリーナに乗ってたの。皆がシルビア乗ってた時、俺はソアラを買ったの。だから、いつもちょっと変わったクルマに乗りたいんですよ。

―へえ、その当時からずっとトヨタなんですね。どうしてですか?

部品が多い、それから強い。壊れない。

―なるほど。で、今もゼロクラウンでドリフトされてる、と。

うん、一回試しに違うメーカーのクルマでやってみたんだけど、あんまり楽しくなかったし、すぐ壊れちゃったからさ。それからずっとトヨタです。

―では最後に。今欲しいクルマってなんですか?

10のソアラ(Z10ソアラ。初期モデル)を普段乗り用に欲しい。ちょっと四角い方が好きなんだよね。現行で、しかも予算を考えないならLS600hもいいなぁ。普段乗るなら、乗っててラクで、そこそこ馬力がある方がいいね。

―新しいクラウンはどうですか?

この前、試乗会で菅生(宮城県のサーキット)で全開で走ってきたんだけど、走行性能はいいね。だけど個人的にはちょっと外観が若々しくなりすぎたような気がして。もうちょっとドッシリしてるほうが好みなんだよね。

そうそう、IS-Fは扱いやすいクルマだと思う。

そのときレーシングドライバーの人もいっぱいいたんだけど、みんなIS-Fでドリフトするのにハマっちゃって、クルクルしてたよ!

実はIS-Fって、ドリフトするのにすごくやさしいクルマだよ!

―じゃあドリフト入門カーとして・・・って言うには高級すぎますね(笑)

今井優杏の「取材後記」

昔は高級車であるクラウンでドリフトすることに、メーカーから難色を示された時代もあったそう。だけど今やトヨタ・モータースポーツフェスティバルなどでもドリフトを披露するほど、ドリフトへの理解が深まったことが嬉しい、と話して下さった時田選手でした。だってドリフト、かっこいいですもんね!

観たことない、と言う人は是非、生観戦をオススメします。すごい迫力に驚きますよ~。

時田雅義選手ブログ

http://minkara.carview.co.jp/userid/351198/blog/

D1ブランプリ公式サイト

http://www.d1gp.co.jp/D1/apr/ap/NList_h.dll/?cgr=GP

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

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