【日本にない日本車】トヨタ アイゴ/桃田健史(1/3)
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- 筆者: 桃田 健史
これぞ、トヨタの狙い通りだ。メディアも、そしてその登場をネット上で見ていた欧州の人々も、まんまとトヨタに「やられた」のだ。9年ぶり、第二世代へと進化したトヨタの欧州向けコンパクトカー。最大のウリは、デザインだ。つまりは、日常生活のなかで「いかに目立つか」、「いかに自分らしさを表現するか」だ。
新型「AYGO」のデザインの根底に流れているのが、「東京アーバン」だ。そして、「JPOP」、「Jファッション」だ。オシャレ番長だ、「やりたいことやろう」だ、「楽しくなきゃ人生なんてつまんねぇ~」だ。
日本にいると、日本の若者文化がどれだけ特殊か、なんて気にしないだろう。日本の若者が自己表現がどれだけ得意だなんて、分かっていないだろう。
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