スバル 新型インプレッサ 試乗レポート/渡辺陽一郎(2/4)

スバル 新型インプレッサ 試乗レポート/渡辺陽一郎
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先代よりもクルマの操舵反応がより正確になった新型インプレッサ

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新型インプレッサの運転感覚はどうか。

まずは1.6リッターモデルだが、試乗すると排気量を100cc拡大した意味が良く分かる。日常の普段使いに、ちょうど良い動力性能となるからだ。1.5リッターでは、登坂路などでアクセルを深く踏まなければならなかったが、1.6リッターなら気にならない。

スバル 新型インプレッサ スポーツ(5ドアハッチバック)

2リッターエンジンでは、1,500~3,500回転付近の動力性能が高まり、さらに運転がしやすい。それでも最大トルクは4,300回転で発揮され、やや高回転指向。スポーティな運転も楽しめる。

CVTの変速の仕方にも違和感はないが、回転数を適度に高めてくれる「Sモード」のスイッチがATレバーの手前に配置されているのは使いにくい。シフトゲートに「Sレンジ」を設けるか、ATレバーのグリップにスイッチを付けると良いと思う。

2リッターのCVTには6速の疑似変速モードが備わるが、有段ギヤのようなメリハリのある変速感覚は得られない。この点を含めても「Sモード」の使用頻度が高くなるので、操作性はぜひ向上させて欲しい。

そして、先代型と比較して最も大きく進化したのが、操舵に対する反応と走行安定性だ。

先代インプレッサは、ハンドルを切り始めた時の反応が少し鈍めだった。リラックスして運転できたものの、スバル車としては物足りない印象で、マイナーチェンジでは足まわりを少し硬くして操舵感を引き締めている。すると乗り心地が硬めになり、チューニングが難しくなってしまっていた。

また、先代型は2.0i-Sと2.0GTを除くと後輪側のスタビライザーを装着せず、後輪の安定不足が気になった。

現行型では、これらの不満が解消されている。1.6リッターモデルは、コストダウンのために現行型もリアスタビライザーは装着されないが、従来型に比べると走行安定性が高められている。

スバル 新型インプレッサ G4(4ドアセダン)

理由は、サスペンションの取り付け剛性の向上だ。入念に補強され、リア側の剛性は先代型に対して約60%高められた。コーナリングの最中にブレーキングを強いられた時でも、後輪の横滑りは生じにくい。フロント側も剛性を約20%高め、操舵に対するクルマの動きを正確にした。

ならば2リッターモデルはどうか。リアスタビライザーも装着され、走行安定性に対する配慮は手厚い。

クルマの挙動は、1.6リッターモデルと少し違う。リアスタビライザーの装着と併せてショックアブソーバーの減衰力も高められ、回頭性を向上させている。特に17インチタイヤ仕様(試乗車はダンロップSPスポーツ2050)は良く曲がる。

乗り心地は15インチタイヤ(試乗車はグッドイヤーエクセレンス)を装着した1.6リッターモデルが快適だが、2リッターも接地性が高く、粗い印象はない。

17インチタイヤは、路面の上を転がる時に発生するノイズが少し気になるが、乗り心地は重厚な印象。時速60km以上では、ボディの揺れが抑えられることから、1.6リッターモデルよりも快適に感じる。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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