“スバル好き(ヲタ)”視点から見るスバル レヴォーグ 新型車解説(後編)/マリオ高野(1/2)

“スバル好き(ヲタ)”視点から見るスバル レヴォーグ 新型車解説(後編)/マリオ高野
スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ 画像ギャラリーはこちら

全3回に渡るマリオ氏のレヴォーグ新型車解説、いよいよ最終編!

スバル レヴォーグの発売日である6月20日まで、ようやくあと1ヶ月を切りました。

1月に先行予約を入れた人はすでに半年もの間待ち焦がれておられるわけですが、最初に予約を入れた人は誰よりも早く納車されることにより、納車後何ヶ月かは「真っ先にレヴォーグを乗り回す優越感」に浸ることが出来ます。それは壮大な満足感と充実感が得られるはず。先行予約した皆様、今しばらくの辛抱です!

ということで、今回は「“スバル好き”視点から見るスバル レヴォーグ 新型車解説」最終編となる後編をお送りいたします。メカニズムや走りだけで2企画分を費やしてもまだ書き足りないという状況ですが(汗)ここではレヴォーグの「実用性」について、スバルヲタ目線から解説させていただきましょう。

※過去のレヴォーグ解説記事は、以下からどうぞ!

“スバル好き”視点から見るスバル レヴォーグ 新型車解説(前編)/マリオ高野

“スバル好き”視点から見るスバル レヴォーグ 新型車解説(中編)/マリオ高野

実に難しい、スバル車におけるレヴォーグの位置付け

スバル レヴォーグスバル レガシィツーリングワゴン

まず、レヴォーグの実用性を語る前に「車格」について整理する必要があります。

スバル車のラインナップにおけるレヴォーグは、ボディサイズやエンジン排気量、最上級グレードの価格など、普通に見るとレガシィの下に位置づけられます。しかし、走りや内外装の質感では現行型のレガシィを凌駕しており、プレミアム性では現行型スバル車の最上級となるので、車格の上下関係がやや複雑化しました。

次期型で廃止されるレガシィツーリングワゴンの後継モデルとしての役割を担うことも含めると、車格としては同格のままプレミアム感を伴ったスポーツ性が向上したと見るべきで、それを前提に新旧レガシィや現行型インプレッサシリーズと比べて評価する必要があるのです。

スバル レヴォーグ

レヴォーグは、対現行型レガシィ比でボディの全長とホイールベースを10センチ短縮したことにより、後席の居住空間は現行型レガシィより狭くなりました。

乗員の居住スペースの目安となる室内長×室内幅×室内高の数値はインプレッサG4/スポーツとまったく同じ2,005×1,490×1,205mmですが、これをもって室内パッケージングはレガシィから後退したと判断するのは“早計です”。

スバル レヴォーグ

レヴォーグとほぼ同じボディ全長の先代レガシィの室内3サイズは1,840×1,445×1,190mmだったことを思うと、ボディサイズを抑えながらも先代レガシィよりはずっと広い室内空間を実現していることは特筆ポイント。

レヴォーグのベースとなったインプレッサG4/スポーツでも定評のある室内パッケージングの秀逸さは、G4オーナーである筆者自身も強く実感しており、そのDNAを色濃く受け継ぐレヴォーグには、5人乗りの中型ステーションワゴン車としてはほとんど不満のない空間が確保されていると断言しましょう。

インプレッサ譲りの開口部が大きく、かつ開く角度も大きいリアドアにより、足腰の弱った79歳の老母(身長145センチ)でも後席の乗り降りはラクであるなど、ファミリーカーとして掛け値なしに秀逸と評せる居住性と乗降性を備えています。

個人的には、後席には前後スライドや背もたれのリクライニングが備わってほしいところで、レヴォーグでもそれは実現されず、やや残念ではあるところです。

スバル レヴォーグスバル レヴォーグスバル レヴォーグスバル レヴォーグスバル レヴォーグ
1 2 次へ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

スバル レヴォーグの最新自動車ニュース/記事

スバルのカタログ情報 スバル レヴォーグのカタログ情報 スバルの中古車検索 スバル レヴォーグの中古車検索 スバルの記事一覧 スバル レヴォーグの記事一覧 スバルのニュース一覧 スバル レヴォーグのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる