僅か“1日”で完売するほどの圧倒的な人気!スバリスト視点で見る「スバル WRX STI S207」徹底解説(1/5)

僅か“1日”で完売するほどの圧倒的な人気!スバリスト視点で見る「スバル WRX STI S207」徹底解説
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スバルファン待望のコンプリートカーが、僅か“1日”で事実上の完売状態に!

東京モーターショー2015のスバルブースにてベールを脱いだSTIコンプリートカー「Sシリーズ」の新作「S207」が、10月29日に正式な注文の受付を始めてから“わずか1日”で事実上の完売状態となってしまいました!

「Sシリーズ」とは、スバル車最強の性能と最高の品質を備えた、全世界のスバルファン垂涎&待望の極みにある極上コンプリートカー。

2012年発売の前作「S206」は、カーナビを付けて諸費用を入れると600万円を軽く超えるという、スバル車としては史上最高値の定価で販売。にもかかわらず、発売から2週間ぐらいで限定300台を売り切ったことも頷ける、国産車としては途方もなく甘美な乗り味に陶酔させられたものです。

あの「22B」をも超える、新たな伝説が誕生!

今回のS207は、標準車でも車両本体価格が600万円弱。

630万円を超えるNBR CHALLENGE PACKAGE仕様なら諸経費とカーナビ込みで700万円近くになり、スバル車史上最高額を更新。詳細が明らかになる以前は「さすがに今度のSは高すぎて販売が苦戦するのでは?」とのウワサもありましたが、内容を見てその懸念は吹き飛びました。

いつものSTIコンプリートカーと同様に、発売されることがわかった段階で何台かの予約が入っている様子だったものの、まさか1日で受付が終わってしまうことになるとは!

スバル車としては初となる、購入希望者の「抽選」が10月30日に実施されるとのことでありました。

伝説の限定車「22B」でさえ2日間を要したというのに、前作よりも値段がさらに100万円高くなってもなお、即時完売状態に。新たな伝説の誕生です。

これだけ最初から飛びついた人が多かった理由は、今度のS207には、いつもに増してSTIの「入魂ぶり」が伝わってくることに加え、現行型のWRX STIがモータースポーツの現場で華々しい結果を残しているからに違いありません!

STIの言葉を引用すると、

“走りのノウハウの蓄積をロードカーへ妥協することなく注ぎ込むことにより「STIの考える究極の走り」を提供。それが「Sシリーズ」”とあります。

コンセプトは「究極のロードゴーイングSTI」。

さらにSTIの説明では、『レースカー並みに引き上げた「ドライバーが意図した通りに操れるハンドリングの愉しさ」に加えて「上質な乗り心地」と、一般的には相反する二面性を高次元でまとめ上げた高質なスポーツカー』とありますが、STIの歴代コンプリートカーには“世界でもっとも競技車と市販車の繋がりが濃いクルマ”であるという最大の武器となる側面があります。

モータースポーツで得たノウハウをフィードバック、とはどこのメーカーでも使う言葉ですが、STIは競技車と市販車の関係の濃密度がケタ違いに高いのです。

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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