autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム 日本車に肉迫するヒュンダイの脅威/桃田健史

自動車評論家コラム 2011/11/16 11:11

日本車に肉迫するヒュンダイの脅威/桃田健史(1/3)

Text: 桃田 健史 Photo: ヒュンダイ・モーター・カンパニー
日本車に肉迫するヒュンダイの脅威/桃田健史

日本の自動車産業は韓国に飲み込まれる!?

日本車に肉薄する韓国ヒュンダイ車の脅威

 「冬のソナタ」は知っていても、「ヒュンダイのソナタ」は知らない。

韓流TVドラマをはじめ、韓流イケメン男優や、女性アイドルグループの影響でここ数年、韓国通の日本人が急増した。しかし、韓国の自動車のことになると、本サイト読者も含めて「あまりよく知らない」はずだ。

 韓国の自動車メーカーには、以下の3つのグループがある。

日本車に肉薄する韓国ヒュンダイ車の脅威日本車に肉薄する韓国ヒュンダイ車の脅威

これらに加えて、独立系のSsangyong(双竜)がある。こうした韓国各メーカーのクルマに対して日本では「技術的レベルは、まだまだ日本車には遠く及ばない」などと勘違いしている人も多いかも?ところが実際には、車内外のクオリティ、乗り心地、ハンドリング、パワートレインの信頼性など、日本車のレベルに肉薄しているのだ。

 そうしたなか、ヒュンダイ・キアが世界市場で快進撃を続けている。同社の世界販売数は過去10年程で3倍強という大ブレイクだ。欧州ではアジア系メーカーとして売上げNo1に輝き、中国、インドなど新興国でもシェア急拡大。そして自動車大国アメリカでは、GM、フォード、クライスラー、トヨタ、ホンダに次ぎ、日産と肩を並べるほどまでシェアを拡大しているのだ。ちなみに、アメリカでの2011年1~9月のヒュンダイ販売総数は49万2914台(前年同時期比20.2%増)、キアは36万7405台(同37.1%増)だ。

日本車に肉薄する韓国ヒュンダイ車の脅威日本車に肉薄する韓国ヒュンダイ車の脅威

さて、ヒュンダイとキアのほとんどのモデルが兄弟車。内外装の派手さ、上質感をヒュンダイに、対するキアはプライス・オリエンテイデッド(価格重視)の戦略だ。 ヒュンダイのモデル別で見ると、主力はCセグメントの世界戦略車「エラントラ」。同車は各地で「シビックキラー」、「カローラキラー」と呼ばれている。

Dセグメントの「ソナタ」はアメリカと中国が主戦場。こちらは、「アコードキラー」、「カムリキラー」だ。その他、Bセグメント、SUVなどでもトヨタ、ホンダへの直接対向車が多い。こうして日系メーカーの得意分野を攻め立てるヒュンダイ・キアグループに対して、日系自動車メーカー幹部たちは「物凄い脅威だ」と本音を漏らす。

 ではどうして、ヒュンダイ・キアは世界各市場で急成長が可能なのか?日系メーカーにとってヒュンダイ・キアの何がどう脅威なのか?

世界各地で自動車産業を取材している筆者が、その謎解きをしてみたい。

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