マツダ、高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」を開発

革新的燃焼技術によって燃費性能を大幅に向上

マツダは、新世代技術「スカイアクティブ テクノロジー」を初めて商品化するにあたり、直噴1.3Lガソリンエンジン『SKYACTIV-G 1.3』を開発し、本日より5月20日までパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2011」に、当該エンジンを出展する。

『SKYACTIV-G 1.3』は、レギュラーガソリンを燃料とする自動車用量産エンジンとしては史上最高の圧縮比14.0を採用し、特に低回転高負荷領域での高い効率性を実現している。

従来、高圧縮エンジンに不可避とされていたノッキングを防ぐため、理想的な燃焼室形状をつくるキャビティ(くぼみ)つきピストンや、緻密な燃料噴射制御を行うマルチホールインジェクターなどの新技術を採用している。

2011年前半に発売予定の「マツダ デミオ」に搭載する同エンジンは、国産コンパクトカークラスに初めて搭載される直噴1.3Lエンジンとなっている。

独自のアイドリングストップ技術「i-stop(アイ・ストップ)」やCVTと組み合わせて30km/L(10・15モード)の燃費性能を達成している。

また、2015年までにグローバルで販売するマツダ車の平均燃費を2008年比で30%向上させることを目標としている。

■『SKYACTIV-G 1.3』の特長

・マルチホールインジェクターによる緻密な燃料噴射制御を行い、理想的な燃焼を実現

・マツダ初の「デュアルS-VT」(可変バルブタイミング機構:吸気側電動式)と高圧縮比との組み合わせによって、従来にないミラーサイクル化(吸気バルブの超遅閉じ)を実現して効率を向上

・ロングストローク化したコンパクトな燃焼室設計によって効率を向上

・理想的な燃焼室形状をつくるキャビティ(くぼみ)付きピストンを採用

・クランクシャフトの細径化や新型動弁機構(ローラーフォロワー)、オイル消費量を低減しながら採用した低張力リングなどにより、機械抵抗を30%低減

・「クールドEGRシステム」の採用をはじめ各種の徹底したノッキング対策を実施

・アイドリングストップ機構「i-stop」の作動頻度を向上し、さらに再始動時の燃料噴射量を低減して燃費性能を8%向上。よりスムーズな再始動が可能

・軽量・高剛性のアルミ合金製エンジンブロックを採用

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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