トヨタ、ランドクルーザープラドをフルモデルチェンジ
トヨタは、ランドクルーザープラドをフルモデルチェンジし、全国のトヨタ店(大阪地区は大阪トヨペット)を通じて発売した。価格は、315.0万円から475.0万円の設定となる。(税込)
4代目となる今回のモデルは、“ランドクルーザー”が築き上げてきた、過酷な使用条件下における卓越した走破性・信頼性などの高い基本性能を引き継ぎながら、世界170以上の国や地域でご愛顧いただいているプラドの魅力であるオフロード・オンロードでの快適な走行性能を進化させたうえ、ユーティリティを徹底的に追求し、「いつでもどこへでも行ける安心感と快適性」を備えたクルマとして開発した。
具体的には、伝統のフルフレーム構造の改良と、さらなるボディ剛性のアップにより、乗り心地を向上するとともに、キネティックダイナミックサスペンションシステム(KDSS)やクロールコントロールの採用により、市街地や高速での走行安定性と悪路走破性とを高次元で両立。また、オフロードの走行環境に応じ、駆動・制動の制御をスイッチ操作で切り替え可能な「マルチテレインセレクト」に加え、車載カメラの映像から周囲の路面状況を確認できる世界初の「マルチテレインモニター」を設定し、ドライバーのサポート機能を搭載。さらに、セカンド・サードシートの居住性と利便性を大幅に高め、より一層快適な室内空間を実現したミッドサイズの本格4WDである。
【新型ランドクルーザープラド、主な特長】
■洗練と力強さを追求したデザイン
・トヨタ車のデザインフィロソフィ「VIBRANT CLARITY(活き活き・明快)」に基づき、都会の街角にもアウトドアシーンにも映える、モダンでたくましいフォルムをコンセプトとし、エクステリアは4WD車らしい躍動感を、インテリアは上質で快適な空間を追求。
・助手席側フロントフェンダーの補助ミラーを不要とする、直前側方死角の確認も可能なマルチテレインモニターやワイドビューフロント&サイドモニターを採用することで、すっきりとしたスタイリングを実現。
■快適な室内空間と取り回しの良さ
・4:2:4分割可倒式としたセカンドシートに、足元スペースを広げるスライド機構(スライド幅135mm)や3列目への乗降性を高めるウォークイン機構(助手席側)を採用し、ユーティリティを向上。
・5:5分割可倒式サードシートには、スイッチ操作でシートを自動で格納・復帰可能な電動フロア格納機構を採用。さらに、3列目足元を低床化(約50mm)とし、利便性と居住性を両立。
・新採用の可変流量パワーステアリングを標準装備し、低速での取り回しの良さを確保するとともに高速での手応えある操舵感を実現。
■高い基本性能と走行性能を高める先進技術
・フルフレーム構造をベースに強度/剛性を向上し堅牢性/耐久性を確保したプラットフォームにより、オフロード/オンロードでの優れた操縦性・走行安定性・乗り心地、および衝突安全性能を実現。
・電気式アキュムレーターを新採用し、走行状況に応じて前後スタビライザーの作動を最適に制御するキネティックダイナミックサスペンションシステムを新設定。
・オフロードでの微妙な速度調節が必要となる走行条件下で、エンジンとブレーキを自動制御して極低速(5段階)を維持し優れた走破性と車両安定性を実現するクロールコントロールを新設定。
・砂地・がれき・モーグル・岩石路などにおいて、スイッチ操作によりオフロード走破性を発揮するマルチテレインセレクトや、世界初のマルチテレインモニターを設定。また、険しい路面状況で操舵角が認識不可能となった場合や、タイヤが切れた状態で駐車した際の発進時などに、メーター内ディスプレイで前輪の向きを確認できるタイヤ切れ角表示機能を全車に採用。
■クラストップレベルの環境性能と安全性能
・2.7L(2TR-FEガソリンエンジン)車で8.8km/L、V6・4.0L(1GR-FEガソリンエンジン)車で8.2km/Lを実現し、2.7L車は「平成22年度燃費基準+10%」、4.0L車は「平成22年度燃費基準+5%」を達成したうえ、全車「平成17年基準排出ガス50%低減レベル」の認定を取得。
・VSC&TRC、合計7個のSRSエアバッグ、アクティブヘッドレスト(運転席・助手席)を標準装備したほか、プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)を新設定するなど、クラストップレベルの安全性能を追求。
【新型ランドクルーザープラド メーカー希望小売価格】(税込)
TX 2.7L(5人乗り) ¥3,150,000
TX 2.7L(7人乗り) ¥3,300,000
TX 2.7L Lパッケージ ¥3,740,000
TX 4.0L ¥3,700,000
TZ 4.0L ¥4,100,000
TZ-G 4.0L ¥4,750,000
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