ブリヂストン、北九州新工場を前倒し始動
ブリヂストンは、北九州新工場での建設・鉱山車両用大型・超大型ラジアルタイヤ(以降「大型・超大型ORR」)の生産を、6月から開始した。これは、予定していた9月からの生産開始を、需要に対応し3ヶ月前倒ししたものである。
なお、国内におけるタイヤ工場の新設は、1976年に操業を開始した防府工場以来33年ぶりとなる。
ブリヂストングループの高い技術力を用いた大型・超大型ORRは、市場で高い評価を頂いている戦略商品である。世界的な鉱物資源の生産増加に伴い、ここ数年大型・超大型ORRの需給バランスは大きく乖離しており、中長期的に見ても需要は伸長する見込となっている。また、昨今の厳しい事業環境下においても、この分野は堅調に推移している。このような状況を踏まえ、より早く応えるべく準備を進め、計画を前倒しして工場を始動した。
ブリヂストンでは、従来、大型・超大型ORRの生産を下関工場でのみ行っていたが、今回の北九州工場での生産開始により、世界中により多くの大型・超大型ORRを提供することが可能になる。今後も増強を継続し、2012年下期には下関工場と合わせて生産能力は約3割増となる。
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