最大9人乗りも可能な日・仏合作の新型小型商用車『スペースツアラー』『トラベラー』『プロエース』が登場!
PSAプジョー・シトロエンとトヨタ・モーター・ヨーロッパは、3月1日より開幕した「ジュネーブモーターショー2016」にて、OEM供給を行う3車種の新型小型商用車、シトロエン『スペースツアラー』、プジョー『トラベラー』、トヨタ『プロエース』をお披露目した。
シトロエン『スペースツアラー』、プジョー『トラベラー』は、現行モデルのシトロエン「ジャンピー」、プジョー「エキスパート」の後継モデル、トヨタ『プロエース』は現行モデルからの2代目にあたる。
3車種とも開発は、プジョーが属するPSAプジョー・シトロエンと、トヨタが共同で実施。生産は、PSAのフランス・バランシエンヌ工場で行われ、欧州市場で販売される。
デザインは、『スペースツアラー』、『トラベラー』、『プロエース』共にフロントバンパーやグリル、ヘッドライトのデザインが異なるほか、商用車と乗用車の2種類が設定されている。また、3車種とも全長4600mm/4950mm/5300mmの3つのボディーサイズを用意し、9人乗りも設定される。
搭載するエンジンには、『スペースツアラー』『トラベラー』には、Euro6 BlueHDiエンジンが、『プロエース』には、1.6リッターと2.0リッターのディーゼルエンジンの2種類が用意されている。
安全技術においては、最新のアクティブセーフティ技術が搭載され、ユーロNCAPの衝突テストにて最高評価の5つ星授与されている。
今後、2016年前半に欧州市場に導入予定。
併せて今回、シトロエンからは「スペースツアラー」のコンセプトモデル『スペースツアラー・ハイフン・コンセプト』、プジョーからは「トラベラー」のコンセプトモデル『トラベラーi-Lab』が公開された。
『スペースツアラー・ハイフン・コンセプト』は、フランスの若手ポップロックグループHyphen Hyphen(ハイフン-ハイフン)とのコラボレーションにより創られた4x4コンセプトモデル。“つながり”をテーマに開発され、家族同志のつながり、MPVとSUVの融合、そして都会からオープンスペースへの移動などを提案する。
一方、『トラベラーi-Lab』は、VIP向けの移動手段を提案したコンセプトモデル。32インチのタッチスクリーンや、WiFiホットスポット、クラウドへのアクセス、バーチャルリアリティヘッドセットなど快適な装備が用意されている。後席は、独立した4シーター仕様。後席頭上のコンソールには大型モニターを備え、室内は、レザーとアルカンターラで上質な空間に仕上げられている。スライドドアは、車両の下に足を入れる動きで手を触れることなく開閉する。
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