アルファロメオ ジュリエッタ『数値性能では表せない“何か”がある』【ピックアップ!カーソムリエレポート】

【カーソムリエレポートって何?】

カーソムリエ検定に合格した『カーソムリエ』が、話題のクルマを実際に試乗して書いたレポート。それがカーソムリエレポートです。

本日はアルファロメオ ジュリエッタのレポートをピックアップしてお届けいたします!

▼『数値性能では表せない“何か”がある』(カーソムリエ KDPさん)

▼『美しいイタリアンラグジュアリー』(カーソムリエ ファ爺さん)

★★アルファロメオ ジュリエッタの試乗レポートはコチラ★★

アルファロメオ ジュリエッタ

2012年1月、新型(第3世代)のジュリエッタが登場。新型ジュリエッタはアルファ ロメオの伝統の正統な後継モデルといえるモデルで、アルファ ロメオらしい走りの愉しみやエレガントなスタイリングを、クラストップの実用性、快適性、安全性を両立している。最新技術を惜しみなく投入し、ユーザーがコンパクトカーに求めるニーズを十分に満たすことができるよう新規開発された。

アルファロメオ ジュリエッタ
アルファロメオ ジュリエッタアルファロメオ ジュリエッタ

総合評価:4.4/5.0

外観デザイン:4.8/5.0

インテリア:4.4/5.0

走りやすさ:4.3/5.0

-オススメポイント-

試乗車は1.4リッターのマルチエアターボ+TCTを採用するコンペティツィオーネです。

ドアを開けて乗り込んだ瞬間から、何処がどうという説明をするのも難しいのですが、視界に入る部分、体に触れる部分、ニオイに至るまで、自分の予想を超越したメーカー独自の世界観を感じることができました。

パワーシートの座面を一番低くしてみますと、最高の囲まれ感。それに合わせて、調整幅の広いチルト・テレスコ機構でステアリングの位置もピッタリ。

重厚感さえ感じる造形の凝ったキーを捻りエンジンを始動。今やエンジン始動はボタン式が主流になりつつありますが、キーを捻る行為はある種、儀式のようなもののように感じ、良い意味で気持ちが引き締まる思いがします。

アイドリング時の室内は静粛性が高く保たれており、室外では僅かに低音基調な排気音が1.4Lとは思えない存在感を醸し出しています。TCTと呼ばれるデュアルクラッチトランスミッションはDNAモードをNで乗っている限り、非常にスムーズ。DCTはギクシャクするというネガなイメージを払拭してくれました。ただし、明確にトランスミッションの存在を意識させられますので、車と対話しながら運転する醍醐味は味わえます。

そしてDNAシステムをDにするとアクセルレスポンスとTCTの制御が激変。パワー感としては下手な2.5L-NAよりもパワフルと感じるくらい。その際のエンジン透過音も巷で言われている程退屈なものではなく、充分回して気持ちイイ音と私的には感じました。TCTもより高回転まで引っ張る制御になり、変速の歯切れも良くなります。ステアリングの操舵感もズシッとした手ごたえに。

ハンドリングは147、156時代のようなヒラヒラとした軽快感ではなく意外にもドッシリした感じ。ステアリングセンターの遊びはごくわずかで、ドッシリとしつつクイックな感覚とでも言いましょうか。

足回りは引き締められており、フワつくような印象はありません。足は固くともボディの強靭さがそれを上回っているようで、角立った段差の入力も滑らかに感じるほど。滑らかと言えば、タイヤが良いのか、それに関わる部分が良いのか分かりませんが、滑るように抵抗感無くスーッと走る感覚も印象的です。

走行時の遮音もしっかりしており、ロードノイズもあまり入ってこないですし、エンジン透過音もイイ音だけを届かせているような感じ。

実はこの後にMITOにも試乗したのですが、遮音に関わる部分がジュリエッタとの一番の違いと感じました。よりダイレクトに走行感を楽しまれるのであれば、MITOの方が良いかもしれません。

Cセグメントでファミリーカーとしても使いつつ、一人の時は走りを楽しみ、常に車を感じていたい方にオススメです。

-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-

違った。

-不満点-

美しいデザインとのトレードオフなのかもしれませんが、後席のニースペースがもう少し広ければ。。。

-運転後の感想-

常に車を意識させられます。

運転している時も、停めて眺めている時も♪

意外とトラブルは無く、拍子抜けしています。

アルファロメオ ジュリエッタアルファロメオ ジュリエッタアルファロメオ ジュリエッタアルファロメオ ジュリエッタアルファロメオ ジュリエッタ
アルファロメオ ジュリエッタ
アルファロメオ ジュリエッタアルファロメオ ジュリエッタ

総合評価:3.8/5.0

外観デザイン:4.8/5.0

インテリア:3.6/5.0

走りやすさ:4.0/5.0

-オススメポイント-

まずデザインの美しいこと。フロント、サイド、リアにいたるまで破綻のない美しいボディライン、この車はその秀逸なデザインだけで十分に乗る価値があるだろう。走行性能はミトよりも若干重さを感じるので、ミトの軽快さと引き換えにずっしりとした安定感を感じることができる。有名どころのイタリア車って、フェラーリ、マセラッティ、ランボルギーニなどの富裕層向けのものか、それと180度反対のフィアット500やアルファロメオのミトのようなコンパクト(過ぎる?)ものと両極端であるが、そんな中でこのジュリエッタはリアドアのある5ドアハッチバックでサイズ的にも価格的にも最も実用的なイタリア車と言えよう。

-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-

同じ。

-不満点-

全幅1800mmというボディは、日本での使用を考えたときに少々取り回しが悪いだろう。小排気量ターボは欧州車のトレンドであるが、ジュリエッタの重量に対して若干パワー不足気味かもしれない。

-運転後の感想-

もっとエンジンパワーがあれば、、、などと思わないと言えば嘘になるがジュリエッタという車に乗る以上、そんな些細なことはどうでも良いと感じさせる魅力がある。1にデザイン、2にデザイン、3、4はデザイン、5もデザイン。デザイン以外で乗る理由はないって言い切って良いぐらいデザインが全てだと感じるし、どこから見ても美しいデザインである。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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