トヨタ エスティマハイブリッド 実燃費レビュー【vol.3 200-300km】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:吉澤憲治(編集部)
エスティマハイブリッドには驚かされる!
外房沿いの国道と自動車専用道を走って、 一路、北を目指す。渋滞がほとんどなく、いいペースで流れているので、燃費には好都合だ。だから、平均燃費値も12.5km/L、12.6km/Lと、どんどん向上していく。
駐車場に入って、居住空間とシートアレンジメントをチェックする。 エスティマHVの運転席のシートも悪くはないのだが、最も座りたくなるのは2列目の左右どちらかだ、という点で一同の意見が一致した。
2列目はベンチシートではなく、一脚ずつが独立したタイプである。 「左右が独立しているから、コーナーでも身体をしっかりとホールドしてくれるし、サイズもたっぷりとしているから窮屈な思いをしなくても済む」
S編集長はいたく2列目右側がお気に入りのようだ。 「3列目に誰もいなければ、2列目を後ろにスライドさせればいいですよ。1列目との間が、こんなに広くなりますから」
S編集長が、長い足を組もうが伸ばそうが、シートに腰掛けてベルトを締めたところから、ドライバーズシートの背もたれには届かない。それほど広い。
おまけに2列目は左右にスライドまで可能なのだ。スライドさせることによって、3列目へのアクセスがしやすくなる。この辺りは、よく考えられていると、一同で感心してしまった。
「あっ、スゴい!」 エスティマHVを降り、外からテールゲートを開けたS編集長が、驚いて声を上げた。 「バスタブみたいですよ」 見ると、トランクルームは深さ50センチ以上もある。
「ホントにお湯を張れば、浸かれちゃうぐらい」 ミニバンの中には、3列目シートを立てた状態では、ほとんど荷物が 積めないような狭いトランクルームのものもある。でも、エスティマ HVには、ちょっと驚かされる。
でも、驚きには、まだその先があった。 「電動で折り畳めるんだ!」
トランクルーム横壁のスイッチを押すと、3列目シートがカラクリ人 形のように、折り畳まれていく。オプション装備の電動スイッチを押し続けると、シートの座面と背もたれは、“バスタブ”の中にきれいに収まり、フラットな床と奥行きのあるトランクルームが出現する。ニ度ビックリさせられた。
(居住空間とシートアレンジチェック時の写真は、vol.2で掲載してますので是非ご覧下さい!!)
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