戸田早苗さん/今井優杏の自動車美人(2/2)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
生まれたからには免許を取った方がいい!
遠出もするようになりました。江の島、横須賀、ゴルフをするので、千葉や茨城にも行きます。
この560SLはトランクがとても大きいので、ゴルフバッグも着替えもラクラク入るというのも気に入っています。ルーフは手動式なんですが、晴れた日は基本的に屋根を開けています。電動じゃないのでギコギコ一人で開けてます(笑)。
寒くなってもブランケットを用意して、オープンスタイルを楽しみたいなと考えているんです。だってクルマ好きの間で『オープンカーの旬は冬だ』っていうんですよね?私も早く旬を味わってみたいです!
これは1986年式で25歳のクルマですが、今のところトラブルもまったくないし、操作がとても軽いんです。…と言っても、教習車とコレしか知らないんですけど(笑)、左ハンドルにもすぐに慣れましたし、スーッとなめらかに発進・加速しますし、都内でも取り回しがよくてラクです。
『こんな旧いクルマで大変でしょう』と言われることもありますが、オートマ車だし、私はこのクルマしか知らないので、予備知識がないのが逆に幸いし、まったく不便を感じたことがありません。“クルマってどれもこんなモノなんでしょ?”という感じ。
それどころか本当はカーナビを付けるのも嫌だったんです。付けなければ迷ってしまうので付けましたが、内装の状態もとてもよかったから、余計な物は付けたくなかったんですよね。
560SLに乗り始めてから、それまでまったくクルマに詳しくなかった私が、他人のクルマにも興味を持つようになったことは自分でも驚きでした。ちょっと変わったクルマがあると振り返って見ちゃうんです。やっぱり私、ちょっと角ばっててクラシックなモデルのほうが好みなんですよね。
都内ではクルマを持たない人も多いですが、冒頭にお話ししたとおり、かつては私もその一人でした。でも今では『なんて楽しいものなんだろう、どうして今まで免許を取らなかったんだろう』と思っているんです。色んなところに行きたくなったし、行動範囲がすごく広がりました。
生まれたからには免許を取った方がいい!クルマって本当に素敵ですよ。
今井優杏の「取材後記」
色白で大きな瞳が印象的な早苗さん、この560SLが本当によく似合っていらっしゃいました。
美人は自分に似合うモノをよく知っているんですね。それにしても本当にドラマみたいなサプライズプレゼント!優しい彼、羨ましすぎます。
彼がクルマ好きだからクルマを好きになった、という女性は案外多いのですが、クルマまでプレゼントされちゃったなんて、滅多に聞けるエピソードじゃないですよね。
彼とも、560SLとも、末永くお幸せに…!
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