メルセデス・ベンツ 新型「SL」が世界初披露!
- 筆者:
- カメラマン:桃田健史
デトロイト直前のスペシャルパーティで新型SLクラスが世界初公開!
デトロイト中心部の高級ホテル、ザ・ウエスティン・ブック・キャデラックにおいて、毎年恒例のメルセデス「ニューイヤー・レセプション」が開催された。
同レセプションは、デトロイトショーのプレスデー直前にダイムラー幹部たちが年頭に事業方針の説明と新車発表を行うもので、ホテルの1~4階を貸し切るという大規模なイベントだ。
4階で、アペタイザー(前菜)と軽く一杯で場が和んでから、会見場の3階へとエスカレーターで降りた。
壇上には、ダイムラー社のディーター・ツェッチェ社長が登場し、会見が開かれた。それによると、メルセデスブランドは2011年、世界市場で過去最高の136万台を記録。アメリカ市場では前年比17.5%の売上増。
「昨年の実績にあぐらをかかず、今年はさらにハングリー精神で臨む。そのなかでイチオシがSLだ」(ツェッチェ社長)。
続いて壇上では、新型「SL」の開発担当者が1952年から続く「SL」の歴史を振り返った。それに続き、ラテン調の明るい生演奏。そして、赤とシルバー2台の「SL500」が登場した。
正常進化に見えるが、実は大変身を遂げている!
まず目を引いたのは、つり上がったような大型のヘッドライト。サイドビュー・リアビューは前モデルを継承しているのが分かる。
ボディ全体として「無駄が削ぎ落とされたな」という印象を受ける。しかし、実際には全長は4612mmと50mm長くなり、全幅は1877mmと57mm広くなった。ところが、ボディの90%をアルミ化したことで前モデル比はなんと125kg減の1,785kg。
また、バリオルーフは3タイプある。
通常のボディカラー色、ガラスルーフのパノラミック、そして注目の「マジックスカイコントロール」だ。マジックスカイコントロールは、ルームミラー手前のルーフ開閉スイッチ近くのプッシュボタンで操作。同ボタンのON/OFFでルーフの濃淡が一瞬で変わるというもの。
この記事にコメントする