メルセデス・ベンツ 新型 Eクラスクーペ/Eクラスカブリオレ 新型車速報 ~新型Eクラスのフルラインナップが完成~
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「Eクラス」シリーズ全26モデルのオールラインナップが完成!
5月のセダン・ワゴンに続き、メルセデス・ベンツ Eクラスのクーペおよびカブリオレが8月5日、大規模なマイナーチェンジを実施した。約2000箇所以上に及ぶ変更・改良を図り、デザインもフロントマスクを中心に大きく変わった。
これでEクラスの全26モデル全てがリニューアル。輸入車の1車種名としては最大級のラインナップの刷新が完成したことになる。
もはやフルモデルチェンジ!? 大きくイメージを一新した新デザイン
数多くの変更を行った新型Eクラスクーペ・Eクラスカブリオレ。まず目に付くのは、大胆に生まれ変わったデザインだろう。新型Sクラスを始めとする新世代メルセデス共通の新デザイン言語を用いている。
中でもフロント回りは、大型のスリーポインテッドスターをシングルルーバーの中に収め、開口部の大きなエアーインテークや、LEDを多用した新形状の4灯ヘッドライトと共に組み合わせイメージをガラッと一新。フロントから見ただけでは、もはや完全な新型車となった。リアコンビランプもライン状のLEDランプを新採用し、スクエアタイプのツインクロームエグゾーストエンドとともに、リア周りの形状も力強さを増している。
いっぽう、セダンやワゴンでは変更されたリアフェンダーの形状は、クーペ・カブリオレではマイナーチェンジ前と同様とし、1950年代のメルセデス車から伝承されたデザインを継承している。
女性にも積極的に乗って欲しいEクラスクーペ・カブリオレ
またインテリアでは、トランスミッションのシフトノブをセンターコンソールからステアリングコラム上の「DIRECT SELECT」へと変更したほか、質感の更なる向上を実施。また最大7色の内装色を設定し、色づかいに敏感な女性ユーザーのニーズにも応える。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は発表の席で「そもそもメルセデスとは、スペイン語で”慈悲深い人”を表す女性の名前から来ている。新しいEクラスクーペ・カブリオレは、ぜひ女性にも乗って頂きたい」とアピールした。
これを受け、商品企画・マーケティング部の阿左見 薫 部長は、メルセデス・ベンツの創始者カール・ベンツの妻、ベルタ・ベンツが、自らの運転で走った長距離運転こそが、女性では世界初の「長距離ドライブ」であるというエピソードを通じ、女性とメルセデスは昔から深い縁があるのだと話した。発表会のオープニングでも、上野社長を助手席に乗せ、阿左見部長が自ら新型Eクラスカブリオレをドライブし颯爽と登場するなど、徹底して女性を意識した表現が繰り広げられていた。
最新・最先端の安全装備と低燃費エンジンを標準搭載!
Eクラスセダン・ワゴン同様に、新型Eクラスクーペ・Eクラスカブリオレには、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を新採用。全車に標準装備とした。これまでの前方ミリ波レーダーに加えステレオカメラや後方向けのミリ波レーダーを追加。渋滞追従機能を備える「ディストロニック・プラス」にステアリングアシスト機能を加えたり、「BAS(ブレーキ・アシスト・システム)プラス」に前方を横切る歩行者やクルマを検知する機能などを追加するなど、安全性能はさらに進化を遂げている。
またセダン・ワゴンから引き続き、成層燃焼リーンバーンとターボ、EGR(排ガス再循環装置)を組み合わせた世界初の新型 直4 2.0リッター「blueDIRECT」ターボエンジンを、「E250クーペ」と新設定の「E250カブリオレ」に新搭載。低燃費・低排出ガス性能を高め、エコカー減税で100%免税に適合させた。
[Photo&レポート:オートックワン編集部]
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