デビュー1周年を祝うS660が53台集結!「Honda S660 1st 生誕祭 & Modulo 感謝デー」イベントレポート(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田清志
普段は絶対に入れない! 禁断の開発エリアでエンジニアと交流できるシアワセ
交流を深めたところで場所を移動し、ホンダアクセス社内に。普段は社員食堂として利用されているエリアにてエンジニアとの交流会がスタート。
・・・の前に、参加者には携帯電話やカメラなどの撮影機器をすべて車内に置いてもらえるようにアナウンスがなされた。開発中のクルマの情報がこの同じ社屋の中に納められているという、クルマ好きなら動悸の上がるような事実を改めて感じて、非日常を実感してしまう。
定外の人気を博すModulo「Active Spoiler」に秘められたエピソードとは
松岡氏:本機もそうですが、アクセサリーも本当に出るまでに苦労しました。アクセス製のパーツを装着しているクルマを街で見かけたときは、停めてチューしたくなります(笑)。
佐藤氏:実は発売まで、何度も「このクルマ、出るのかな」と不安に思いました。発売されて、街で見かけたときは不思議な気持ちになったくらいです。 今日は皆さんの愛車で勉強させてもらえるデザインがたくさんあってとても楽しいです。
川合氏:今、好評をいただいている「Active Spoiler(アクティブスポイラー)」は、純正部品ということでS660の発売に合わせなければならず、本当にギリギリでした。しかも、各販売店に置いていただく試乗車の全車に装着することが決まり、その分生産が増えてしまい、数の確保にも困りました(笑)。
今やなかなかに高価ながら、100台中何台が装着しているかというアクセス独自の単位“装備率”では、当初の予想7%を大きく上回る27%という数字を叩き出す大人気パーツ「アクティブスポイラー」にも、ドラマが隠されていたようだ。
実際のユーザーから飛び交う容赦ない質問に、開発陣は・・・
その後は参加者からのQ&Aコーナーに移行。
S660ユーザーならではの愛ある厳しい質問がバンバン飛び出した。
たとえば、S660開発チームには
「ハイビームもLEDにしてほしかった」
「高額になってもいいから、ナビを充実させてほしかった」
などの厳しい指摘も。
それに対し、開発陣も真摯に対応。
「装備を充実させれば販売価格が青天井になる。何を守って何を切り捨てるかは何度も議論を重ねました。今回はとにかく“かっこよさ”を守りたかったために、少し装備を犠牲にしたことは否めません」
・・・カッコイイ。
非を認め、受け止めてきちんと答える姿勢に、ユーザー諸氏も感激したのではないだろうか。
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