【比較】日産 デイズライダー vs ホンダ N WGNカスタム どっちが買い!?徹底比較/渡辺陽一郎(2/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志・茂呂幸正
デイズライダー vs N-WGNカスタム -動力性能対決-
走行性能はどうか。デイズライダーは2014年7月にマイナーチェンジを受け、動力性能と燃費を両方とも向上させている。
電装品に電力を供給する発電を減速時に行い、充放電効率の高いニッケル水素電池に蓄える。この機能によって、発電に伴うエンジンの負荷を軽減させた。
加えてCVT(無段変速AT)にも改善を加え、最終減速比をローギヤード化することで動力性能も高めている。その結果、変更前に比べると実用回転域の駆動力が高まって運転がしやすい。
ノーマルエンジンを積んだカタロググレードのJC08モード燃費は「30km/L」になった。デイズライダーの燃費は公表されていないが、同様の機能で向上している。
登坂路が多い地域のユーザーは、デイズライダーのターボも検討すると良い。最大トルクが約1.8倍に増えて10kgf-mになり、幅広い回転域で動力性能を高められる。
以上のように、軽自動車に上質感を求めるユーザーには、内外装をていねいに造り込んでシートの座り心地が快適なデイズライダーがピッタリだ。
一方、実用指向なら、後席下側のトレイなど使い勝手を向上させたN-WGNカスタムが適する。時速30km以下で作動する衝突回避の支援機能、サイド&カーテンエアバッグが装着される安心感も見逃せない。
今は居住性や荷室の機能が優れた背の高い軽自動車が豊富に用意され、デイズライダーのようなドレスアップされた仕様も選択できる。
用途や好みに適した車種を見つけやすく、軽自動車がクルマ選びのスタンダードになった。
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