フォード 新型エクスプローラー 新車発表会速報
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
これ、先代と違って凄過ぎます!
フォード・ジャパン・リミテッドは24日、同社の主力SUVである新型エクスプローラーを発表した。
エクスプローラーは今回の新型で5代目。20年という長い歴史を持つと同時に、今ではアメ車の代表格的な存在にまで成長した、いわば“SUVの雄”といえるクルマだ。
そんな新型エクスプローラーは、LIMITED(530万円)と、XLT(440万円)の2モデルを、ワン・エンジン/ワン・ミッションで日本へ導入する。
生産はイリノイ州のシカゴ工場。現時点では世界90ヶ国以上で販売を展開しており、本国では2010年12月のデビュー時より、高い評価を得続けている。
その結果、2011年1月から4月までのたった4ヶ月で42,000台を販売するなど、驚異的な人気にまずはご注目いただきたい。
インテリアでまずはじめに目に飛び込んでくるのは、こちらも未来的なデザインが施されたインパネだ。
シルバー加飾と木目パネル、そしてダッシュボードの黒いソフト素材のコントラストが、より引き締まった未来的な雰囲気を演出させ、まるで最新鋭の航空機のコックピットを彷彿とする“凝らした意匠”は必見だ。
居住スペースは、3列7名分シートが備わり、個々の足元スペースに余裕を持たせている。大人7名乗車でも圧迫感を感じさせないのが自慢だ。3列目シートは電動スイッチ(LIMITED)で折り畳み格納が可能となっており、女性でもシートアレンジが容易にできるのが特徴だ。
ラゲッジスペースは7名フル乗車時で595L、おまけに2列目、3列目シートを一緒に倒せば2.285Lもの積載量を誇る。最低でも7名分の旅行程度の荷物ならば、スペースの心配は無用といったところか。
メカニズム
さて、新型エクスプローラーは、その20年という歳月の中で培われてきた、SUVとしての技術やアイデンティティを、この度、さらなる先進技術を盛り込ませつつ、一大刷新へと踏み切った。
ではどんな刷新が行われたのか?
まずは、シャシー/ボディ構造の改良だ。
従来のエクスプローラーは、ボディ・オン・フレームを採用してきたが、新型エクスプローラーは、高強度のスチールを用いたモノコックボディへと大胆な変更を行っている。これにより大幅な軽量化がおこなわれ、NVH性能や、ハンドリング性能の向上が図られた。
装備面
その他の装備では、車内の様々な装備や情報を一元化し、直感的にスマートフォン感覚でのタッチパネル操作が可能な「MY FORD TOUCH」を採用した。
これらはステアリングのスイッチでもコントロールが可能で、運転中でも前方から目を離すことなく、手元でコントロールできるうえ、メーター内のインフォテイメント・ディスプレイで確認することも可能だ。
安全面では、サイドエアバッグや三点ベルトを標準装備し、ロールスタビリティコントロール付きアドバンストトラックや、リアビューカメラも搭載。
さらにカーブでのオーバースピード状態でも、エンジンパワーを絞り、各タイヤにABSを作動させ、車両が遠心力で放り出されないようにするカーブコントロールも採用するなど、モノコックボディ構造による高い保護性能には注目だ。
新型エクスプローラーは2011年5月24日(火)より販売開始で、デリバリー開始時期は秋口の9月を予定している。
また、6月から8月初旬まで「新型エクスプローラー・スぺシャル・プレビューツアー」と題して、全国の正規フォードディーラーを巡るキャラバンイベントを開催する。
来場者にはもれなく素敵な記念品も用意しているとのことで、この機会に是非、新型エクスプローラーをディーラーで体感してみてはいかがだろうか。
ちなみに、2011年末から2012年初頭にかけて、エコブースト(環境ターボ)機能搭載の2リッターモデルも導入予定とのことで、こちらも期待が高まる。
ホント、先代と違って凄過ぎます!
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