日本版コンシューマレポート-ダイハツ ムーヴ ユーザー試乗レビュー-(3/5)

日本版コンシューマレポート-ダイハツ ムーヴ ユーザー試乗レビュー-
新型ムーヴカスタム フロントグリル 新型ムーヴのリアイメージ 画像ギャラリーはこちら

○:登録車(=一般乗用車)と同格の質感と機能性

ダイハツ側のコンセプトは「すっきりModernの上質・広々空間」。

その副題として、インパネ上面を低く抑え、伸びやかなワイド感を表現し、横方向へ広がる広々とした意匠を強調。(報道陣向け発表資料より抜粋)

室内長での他車比較では、「ムーヴ」2075mmに対して、「ワゴンR」2035mm、「ライフ」2005mm。

カップルディスタンス(前席と後席のヒップポイントの距離)は、「ムーヴ」1030mm、「ワゴンR」1015mm、「ライフ」940mm。

室内幅では、「ムーヴ」1350mm、「ワゴンR」1295mm、「ライフ」も1295mm。さらに登録車との比較して、「マーチ」1370mm、「ヴィッツ」1390mmに迫る勢いだ。

また、「ポケッテリア」と表現する収納スペースが充実。

具体的には、運転席アッパーBOX、運転席右下BOX、運転席ロアBOX、ドアトリムポケット、ボトルホルダー、ドアプルハンドルポケット、ラゲッジアンダーBOX、シートバックポケット、アームレストBOX、センターロアBOX、助手席アッパーBOX、グローブBOX、シートアンダートレイ(助手席)、買い物フック。

また、荷室の下にあるアンダーBOXの容積は27リッター(2WD)、12リッター(4WD)。

これらの「事実」を真正面から受け入れれば、「ムーヴ」のインテリアが好評価となるのは当然だ。

だが、日本版コンシューマレポートでは、以下のようなデータとなった。

上記データで特に気になるのは、「質感」3.0点という厳しい評価。筆者の印象では車内に、いわゆるプラスチッキーのようなネガティブな印象はない。

こうした厳しい評価の原因としては、上記にあるように、車内幅が登録車並みになるなかで、「ムーヴ」への期待感が「軽自動車の枠」を超えてしまったのではないか?

また、「室内の広さ」3.8点、「前方視界」3.9点は筆者も同感だ。

運転席の着座状態で、ヘッドクリアランスが広く感じる。これは、エクステリアで、ルーフの前側に盛り上がりのピークを持たせたことが要因だ。前方の広々とした視野は、細くしたAピラーが要因だ。

△:自動車業界初、ディズニーキャラクターの採用

成熟期を迎えた軽自動車。だから、キャラクター物に走る必要があるのかないのか?それについて、ユーザーに質問した。

設問は「今後、どのようなキャラクター/ブランドの仕様があれば面白いと思いますか?」

以下、全回答だ。

設問「今後、どのようなキャラクター/ブランドの仕様があれば面白いと思いますか?」

・やはり、ミッキーミニーですね。これにかぎります (rhgfgさん 静岡県)

・ディズニーのいちキャラクター (ハヤマさん 静岡県)

・個人的にキャラクターやブランドものとのコラボは好きじゃない。車自身のブランド性を活かしてほしい (卍卍憂鬱卍卍さん 福井県)

・カスタム系にスポーツブランドとコラボして欲しい。ナイキとかアディダス・・ (はるさん 福岡県)

・ディズニーの中のものを色々と採用すればいい。Poohさんなど (GONTAさん 兵庫県)

・シャネル (ムラカミさん 愛媛県)

・サンリオなどのキャラクターなどを使用されても幅広い年齢層から親しまれそうです (イシトさん 千葉県)

・キティちゃん (テルさん 東京都)

・あまり、キャラクターものは望まない考えなので、もう要らない (スズキさん 埼玉県)

・ハローキティなど (ヤマグチさん 大阪府)

・キャラクターは子供っぽく不要 (ヒサナガさん 福岡県)

・客の目を引くためにそういう仕様を設定するのは面白いとも思いますが、社外品に任せておけばいいのではないかと感じます。純正で出すのなら、D-Sportといきたいところですが、ムーヴに似合うかどうかわかりません。 (pontaさん 奈良県)

・Apple、SONY、フレッドペリー、Francfranc、ゴディバ (エアチャリオットさん 東京都)

・自分にはキャラクターの必要性が分かりません (バンさん 埼玉県)

・サンリオなら女子受けがいいと思う (ヒガシタニさん 福井県)

・あまりキャラクター等に頼らないでほしい (孤独なドラマーさん 岡山県)

・キャラクターはいりません (ナカジマさん 北海道)

・女性が好きな有名ブランドとのコラボがあっても面白いかもしれない (アーバンヒルズさん 静岡県)

・こちら葛飾区亀有公園前派出所中川仕様 (ナナさん 山形県)

・キティーちゃん (シモムラさん 福井県)

・ガンダム (ボン太さん 鹿児島県)

・キティちゃん (よねちんさん 富山県)

・家の子供がミッフィー好きなので、あれば喜ぶと思います (ヒロムさん 愛知県)

・特に必要ないと思う (vroさん 山形県)

・ハローキティ (pulseさん 大阪府)

・女性には嬉しいのかもしれませんが、個人的には必要性を感じません (オノデラさん 岩手県)

・お客にリクエストし集めて、リクエストが多かったものを採用すればよいと思う (ニックさん 長野県)

・プロ野球チーム (マリさん 京都府)

・ぷーさん (タナカさん 兵庫県)

・ジブリシリーズが良いと思います(トトロなど) (march-777さん 愛知県)

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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