autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート 【試乗】シボレー 新型 コルベット(C7) クーペ Z51[7速MT] 国内初試乗レポート/今井優杏

試乗レポート 2014/4/4 18:41

【試乗】シボレー 新型 コルベット(C7) クーペ Z51[7速MT] 国内初試乗レポート/今井優杏(1/4)

関連: シボレー コルベット Text: 今井 優杏 Photo: 和田清志
【試乗】シボレー 新型 コルベット(C7) クーペ Z51[7速MT] 国内初試乗レポート/今井優杏

8年の沈黙を破り、史上最強のコルベットがやって来た!

シボレー 新型 コルベット クーペ Z51(C7)[ボディカラー:トーチレッド/インテリアカラー:ジェットブラック]

ついに8年の長い沈黙を破って、あの伝説のマシンが帰って来た!

…な~んて、まるで映画のキャッチコピーのようだが嘘ではない。誕生から60周年を迎え実に7代目となる「シボレー コルベット」、通称C7がフルモデルチェンジで完全復活を遂げたのだ。しかも史上最強のコルベット、いや、史上最強のスポーツカーと言っても過言ではないスペックに、欧州勢にはないブリっとパワフルなデザインを纏っての堂々のカムバックである。

シボレー 新型 コルベット クーペ Z51(C7)[ボディカラー:トーチレッド/インテリアカラー:ジェットブラック]

事実、試乗会場にずらっと並んだ実車から醸し出されるオーラと言ったら圧巻だった。こんな団体が高速道路なんかで追走してきたら本気ですぐにどく。それくらいの強い“押し出し感”は他のどの国にも迎合しない強烈な個性を放ってはいるが、きちんと正当進化というか、時代の空気を読んだ演出が特に印象的だ。

さすがアメリカンスポーツカー!と唸らせられるブリブリに盛られたボンネットやボンネット中央の穴“ボンネットベント”、前後フェンダー形状に代表される筋肉モリモリなマッチョさも持たせながら、HIDヘッドランプに代表されるライト類はフロント・リア共にきっちりと近年風にクールに味付けされている。

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シボレー 新型 コルベット クーペ Z51(C7)[ボディカラー:トーチレッド/インテリアカラー:ジェットブラック]

しかも伝統的なスポーツカーボディ、つまりロングノーズ&ショートデッキをなめらかな流線型状に仕立て上げた。それはまるでカリフォルニアあたりのセレブリティに絶大な人気を誇る低環境負荷車…たとえばフィスカーやテスラに相通ずるような、クリーンなイメージを彷彿とさせる先進感を覗かせていると感じたのだが、その推測はあながち間違ってはいない。

コルベットは前時代的な“アメ車”のイメージに代表されるような、ガソリンをひたすらに喰い漁るモンスターカーなんかではなく、スタイリッシュでスマートでハイテクなクルマだということを示したかったのだ。

エイエイエイ、控えおろう! このエイの印籠が目に入らぬか!

シボレー 新型 コルベット クーペ Z51(C7)[ボディカラー:トーチレッド/インテリアカラー:ジェットブラック]

そのデザインを語るにおいてハズせないのは、ボディにキラリと輝くアカエイ=スティングレイのバッジのこと。残念ながら日本では利権という大人の事情により(涙)その名はモデル名には組み込まれることは無いのだが、デザインの話のついでにエピソードだけは紹介したい。

本国ではその後のコルベットの性格を明確にした2代目モデル(1963年〜1967年)に与えられた『スティングレイ』というサブネームを、今回のC7コルベットは手にしているのだが、それは2代目と同じく『空気や水をできるだけ速く、効率的に切り裂くという機能から生まれた美しさ』を、C7もまたデザイン・コンセプトに掲げたからだ、と同社エクステリアデザイン・ディレクターのトム・ピーターズは語っている。

シボレー 新型 コルベット クーペ Z51(C7)[ボディカラー:トーチレッド/インテリアカラー:ジェットブラック]

さらに言うなら、これはゼネラルモータース・ジャパン株式会社のコミュニケーションズディレクター兼先進技術ディレクターのジョージ・ハンセン氏から聞いたのだが、実は当初、C7はスティングレイの名を冠する予定ではなかったという。

しかしデザインが成熟してくる中で『これは間違いなくスティングレイだ』という共通認識が高まり、このバッヂを得るに至ったという。

つまりC7もまた、特別なモデルであるということの“お墨付き”、エイの形の印籠を携えた、気合いの入りまくったモデルだということをお分かりいただけただろうか。

[次ページへ続く]

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