BMWの王道・本流「3シリーズ」がマイナーチェンジ/BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング 試乗レポート(1/4)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:茂呂幸正・和田清志・ビーエムダブリュー
BMWの王道・本流「3シリーズ」がマイナーチェンジ/BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング 試乗レポート
BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎 画像ギャラリーはこちら

日本市場も重視したBMWを代表するモデル

BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

BMW「3シリーズ」は、BMWブランドを代表する車種といえるだろう。ミドルサイズのボディに大人4名が快適に乗車できる室内空間を備え、スポーティーな運転感覚に重点を置いて開発されている。

初代モデルの発売は1975年だから、「フォルクスワーゲン ゴルフ」とほぼ同じ約40年の歴史がある。1977年に追加された「323i」は、ミドルサイズのボディに直列6気筒の2.3リッターエンジンを搭載。ZF製の5速MTは、5速目のギヤ比が1.000であった。1速は4速MTと同じ3.764だから、5速のギヤを設けることで、ギヤ比の間隔が狭いクロスレシオとしている。燃費を節約するためのオーバードライブとは違う、高回転域を維持するための5速MTで、BMWの走りに対する真剣な姿勢を感じたものだ。当時の3シリーズはボディもコンパクトで、全長は4355mm、全幅は1610mm。運転のしやすさも特徴だった。

この後、3シリーズもほかの膨大な車種と同様にフルモデルチェンジでボディを拡大させたが、全幅は1800mmで歯止めを利かせている。欧州仕様の数値は1811mmだから、日本仕様はドアノブなどの外装パーツに変更を施して1800mmに収めた。今ではフォルクスワーゲンゴルフの全幅も1800mmに達しており、3シリーズは輸入されるセダン&ワゴンでは取りまわし性が優れた部類に入る。日本市場を大切に考えている証でもあるだろう。

マイナーチェンジで安全装備もさらに充実

BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

現行3シリーズは2012年に発売された。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)を2810mmに拡大して後席の居住性と走行安定性を向上させるなど、商品力を高めている。直列4気筒2リッターのクリーンディーゼルターボを割安な価格で設定したことも特徴だ。

2015年8月にはマイナーチェンジを発表して、9月から販売が開始された。

歩行者を検知できる「衝突回避・被害軽減ブレーキ/緊急自動ブレーキ」、車間距離を維持しながら自動的に加減速を行って停止状態までカバーできる「アクティブ・クルーズ・コントロール」、通信機能を利用して救急や消防に連絡できる「BMW・SOSコール」などを加えた。

エンジンも刷新され、新世代の直列6気筒3リッターターボを搭載する340iを設定している。サスペンションについても、ショックアブソーバーなどを見直した。

BMW 新型 3シリーズ セダン/ツーリング(2015年秋マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎

外観ではLEDヘッドライトとLEDフォグランプを全車に標準装着して、フロントマスクを少し精悍な印象にアレンジした。

とはいえ外観の変更は小規模で、エンジンの効率向上と安全装備の充実が注目される。

そこで3シリーズセダンの「340i Mスポーツ」(776万円)、ワゴンの「320i xドライブ ツーリング スポーツ」(559万円)を試乗した。

[「340i」で貴重な直列6気筒エンジンを堪能・・・次ページへ続く]

1 2 3 4 次へ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

BMW 3シリーズの最新自動車ニュース/記事

BMWのカタログ情報 BMW 3シリーズのカタログ情報 BMWの中古車検索 BMW 3シリーズの中古車検索 BMWの記事一覧 BMW 3シリーズの記事一覧 BMWのニュース一覧 BMW 3シリーズのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる