ベントレー コンチネンタルGTC 試乗レポート/小沢コージ これぞ“お金で買えるシアワセ”(3/3)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:オートックワン編集部
全体に通じてこのクルマの良さはそういう“上のまた上”の世界であり、俺みたいな買ってゴルフかBMW3シリーズという者が乗れるクルマではない。だからそれを知るのは、シアワセなのか、不幸なのかはどっちもどっちで、この斜陽の時代「お金で買えるシアワセってコレか~」というため息をつかざるを得ない部分もある。
知らなければ知らないで済んでたわけで、俺ってシアワセなのかな…ってマジで悩んじゃう部分もある。
ただし、意外に嬉しかったのは、細かく実用性をアップしているのがわかったことで、基本ボディは旧型のキャリーオーバーだが、フロントシート形状の変化で、リアシートのレッグスペースが35mm広がってるし、トランク容量もクーペの370リッターに比べ、235リッターと極力減らしてないし、シフトレバー直後にサングラスケース、真冬のオープン時に効くネックウォーマー、オートマチックシフトプレゼンターを付けるなど、結構実用性の向上に気を使っている。
万事“よきにはからえ”みたいに見えるリッチ族も同じ人間なのである。当たり前ではあるが(笑)。
お金持ちだってトイレに行けば、ケンカもする。そういうことが実感できるのは、このクルマの意外な良さかもしれませんねぇ。
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