アウディ A7スポーツバック 新車発表会速報
- 筆者:
デザインが「命」のクルマです。
アウディ ジャパンは17日、新型5ドアサルーン「A7スポーツバック」を発表した。
A7スポーツバックは、その名の通りA6とA8の間を埋めるラグジュアリー4ドアクーペとして誕生したモデルだ。
日本への導入グレードは1グレードのみ。V6スーパーチャージャー3.0リッターDOHCエンジン(300ps/440Nm)と7速Sトロニックトランスミッションの組合せで引っ張る。その上、いままでのアウディの最新技術は全て搭載されて、879万円というプライスは買得感ありといったところか。
A7は2010年7月に本国デビューを飾り、スポーツバックテイストのリアデザインが、A5の兄貴分的な存在感を強く醸し出しているのがご覧いただけるかと思う。
アウディ ジャパンの大喜多社長は「Worlds most beautiful 5door car…世界で最も美しい5ドアカーと呼ぶに相応しいこの装い。云わばこんなにも美しいクルマが存在するのかと思うほど、A7は紛れもなく我々の自信作である」と、豪語する。
そう、このクルマの見るべきポイントは、まさにデザインにある。特にDピラーの処理は三次元の面から、さらに三次元の面へと展開させており、絶妙かつ高度なサーフェスで構成されている。リアからフロントへ続く一直線のショルダーラインも、立面から徐々に平面へと姿を変え、最後はフロントライトへ流れ落ちるという、とにかく美しいサーフェス処理こそがこのクルマ最大のアピールポイントとなっている。
アウディには、過去に「アウディ100クーペS」というモデルが存在していた。A7スポーツバックは、実はそのデザインDNAを受け継ぐモデルでもあるのだ。自然のカーブを上手く用いて流麗なフォルムを披露している点は、まさにそれ。しかも美しさと同時に、高い強度も確保されており、芸術が生み出す高い工学技術がそこにある。
アウディA7スポーツバック、それはデザインが「命」のクルマである。
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