アウディ A1 スポーツバック 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
3ドアもオシャレだけど・・・便利な5ドアも欲しかった!
2011年に3ドアハッチバックの「アウディ A1」が発売された時、「5ドアボディはいつごろ発売するの?」とアウディジャパンの担当者に尋ねた記憶がある。
3ドアもオシャレで魅力的だが、手荷物の収納などを含めて実用的にはやっぱり5ドアが便利。5ドアならフロント側のドアが少し短くなるから、乗降性も向上する。そして日本ではコンパクトカーをファミリーカーとしても使うから、5ドア仕様を導入すれば喜ぶユーザーが多いだろう。
このような願いが先ごろ実現した。アウディ A1をベースに5ドアボディに仕立てた「アウディ A1 スポーツバック」の登場だ。
ボディサイズは3ドア版「Audi A1」とほぼ同じ
アウディ A1 スポーツバックの基本的なサイズは、3ドアハッチバックのアウディ A1とほぼ同じ。全長:3970mm、全高:1440mm、ホイールベース:2465mmになる。全幅は5mm拡大されて1745mmだが、ドアノブの取り付け位置が変わったことによる変更に過ぎない。
外観デザインの印象もほとんど変わらないが、リヤゲートの角度は若干立てられ、ルーフパネルも後方に伸びリヤシートの頭上空間を拡大させている。
搭載されるエンジンは1.4リッターの直列4気筒DOHCにインタークーラー付きのターボを装着したタイプ。最高出力は122馬力(5000回転)、最大トルクは20.4kg-m(1500~4000回転)となり、この数値もA1と同じだ。
素性を明かせば、プラットフォームは「フォルクスワーゲン ポロ」に準じており、エンジンは「フォルクスワーゲン ゴルフ TSI コンフォートライン」と共通。ポロが1.2リッターターボエンジンなのに対し、2リッター並みの動力性能を発揮する1.4リッターターボエンジンを積んだところが、「プレミアムコンパクト」らしさだろう。
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