JPN TAXIだけにあらず! タクシーキャブ「日産 NV200タクシー」をお忘れではありませんか!?【はたらくクルマ】(1/2)
- 筆者: 中込 健太郎
- カメラマン:MOTA 編集部・日産自動車
利用者にもドライバーにも優しいタクシーキャブは「ユニバーサルデザイン」の名に偽りなし
東京オリンピック・パラリンピック2020開催が目前に迫るなか、今タクシー業界では急激な勢いでトヨタのタクシー専用車「JPN TAXI」(ジャパンタクシー)が普及しています。しかしみなさん、まさかライバルのこの車のことをお忘れではありませんか。そう、日産 NV200タクシーのことです。
2019年6月、ネット界のインフルエンサー向けに開催された日産「はたらくクルマ取材会」には、その“NV200タクシー ユニバーサルデザイン”の姿もありましたので、さっそく試乗してみることにしました。
試乗と一言で言っても、いろんな角度から改めて見ることで、実は様々な発見や、このクルマの存在価値を実感することができます。ハンドルを握っても良し、車いすでスロープから乗り込んでも良し。決して登場直後というわけでもないこのクルマですが、今回いろいろな発見もありました。改めて紐解いてみましょう。
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トヨタと日産、タクシー専用キャブの違いとは
タクシーといえばセダンタイプ、というイメージはまだまだ根強く残っています。かつては「日産 セドリックセダン」や「トヨタ クラウンコンフォート」、小型タクシー用「日産 クルー」「トヨタ コンフォート」といったタクシーキャブを主眼に開発されたモデルが各社で存在していました。しかし現在のラインナップでタクシー向け専用車両というと、日産ではこのNV200タクシーのみとなります。
NV200タクシーには2種類の仕様があり、通常の2列仕様モデルで大き目な荷室を持つ「NV200タクシー」と、スロープで後方から車いすごと乗車できる「NV200タクシー ユニバーサルデザイン」が設定されています。さらにガソリンエンジン仕様に加え、LPGバイフューエル仕様(燃料にレギュラーガソリンとLPGの両方が使用可能)も選択出来ます。
外側から見ると、小型ライトバンのNV200バネットをタクシーにしただけでしょ? と思いがち。加えてライバルのタクシー専用車両JPN TAXIに押され気味、という印象もぬぐえない状況です。どうした日産! がんばれ日産! と思っている日産ファンも多いのでは。
確かにライバル車は燃費に優れるハイブリッドで、背の高いタクシー専用ボディが与えられ、抜かりないシートの造り込みや様々な使い勝手など、快適に利用できるタクシーとして申し分のない1台ではあります。それに対してNV200バネットはというと、小型商用車ベースという成り立ちが、いささか不利である点は否めないかもしれません。
しかし改めてNV200タクシーに触れてみて、このクルマの立ち位置や存在価値、特徴もたくさん存在していることに気づかされます。むしろ日本列島全体で見た場合、タクシーキャブの選択肢として、むしろ欠かせない1台とさえ思うほどです。
>>スロープ付きのNV200タクシーがユーザーやドライバーから支持される理由[次ページへ続く]
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