ハードなダートにもオシャレキャンプにも大活躍!|VW ティグアン TDI 4MOTION 試乗レポート(4/4)
- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:MOTA編集部
主役である乗り手を包み込む優しい道具感
この優しい道具感は、本格オフローダーともまた違う。
持てる地力を声高に謳わない包容力こそが、フォルクスワーゲン車の魅力である。
だからこそキャンパーはもちろん、海外ではエクストリームスポーツに興じるアスリートや、サーファーたちからも愛されているのだろう。
林道を無事に抜けると、四万川ダムの絶景が拝めた。つづら折りの峠道を駆け抜けてほどよく疲れた体は、2リッターディーゼルターボのトルクと、アダプティブ・クルーズ・コントロールの連携が癒やしてくれた。
実にゆったりとした、しかし刺激的な小旅行だった。
キャンプ地に着いて、夜は宴となった。
スモークベーコンを何度も頬張り、ピザを生地からこねて焼き上げる。到着した他チームとは、ビールを酌み交わしながら林道の話題で盛り上がった。最高に、楽しい夜が訪れた。
主役はあくまで、ボクたちなのだ。
ティグアンは、それを改めてボクに教えてくれた。
[筆者:山田弘樹/撮影:MOTA編集部]
プロのコーディネイトが光る『フォルクスワーゲンでキャンプ』
今回の試乗会での宿泊先は、群馬県北軽井沢のオートキャンプ場「スウィートグラス」。浅間山のふもと、浅間高原に広がる敷地内に、コテージやテントサイト、ツリーハウスなど、さまざまな形で宿泊できる設備が整えられている。
テントが設営できる林間サイトでは、VW パサート オールトラックをメインに、テントやテーブル、チェアなどをディスプレイ。
圧倒的な積載力を誇るステーションワゴンボディのパサートをベースに、車高アップと4モーション(全輪駆動)化したクリーンディーゼルモデルのオールトラックは、まさにこんなキャンプ場に最適。ルーフボックスやサイドオーニングを装備すれば、充実したキャンピングライフが楽しめることだろう。
取材班が選んだ車両はVW ティグアン TDI 4MOTIONだったが、VW パサート オールトラック TDIで林道を通ってきたチームもあり、まったく問題なく走り抜けることができたようだ。
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