80スープラやライカン、お馴染みチャージャーも!「ワイルド・スピード SKY MISSION」に登場したクルマ
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
2019年に、スピンオフである「スーパーコンボ」が公開され、大盛況を収めた映画シリーズ「ワイルド・スピード」。そんな大人気映画のシリーズ最新作「ワイルド・スピード9/ジェットブレイク」が遂に2020年の5月に公開される! はずでした…。
最新作「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」公開まで待ちきれない!
実際には新型コロナウイルスの影響で、2021年4月2日と約1年後に公開が延期。残念…。
だったら、それまで過去作品でも見て気分を更に高めようじゃありませんか!
ということで、ここではそんな「ワイルド・スピード」シリーズに登場したクルマの中から筆者の独断と偏見による“印象に残った車種”をシリーズごとに紹介していきます! 今回は、シリーズ7作目「ワイルド・スピード SKY MISSION」から紹介します!
▼前回の「ワイルド・スピード EURO MISSION」はコチラ
映画「ワイルド・スピード」とは
ワイルド・スピードシリーズは、2001年に公開されたシリーズ1作目から現在も続く、人気カー・アクション映画。これまでスピンオフ1本含む、計9本の作品が公開され、2021年4月には待望の最新作の公開が控えています。
今回振り返るワイルド・スピード SKY MISSIONは、第6作品目である前作EURO MISSIONの次に出た作品。ですが、ストーリーの時系列としてはワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(シリーズ第3作品目)の後の話となっていますので、映画公開順ではなくストーリーの時系列でご覧になりたい方はご注意ください!
クライスラー タウン&カントリー
物語序盤、真剣な眼差しで今か今かと走り出すタイミングを見計らっているブライアン。これまで80スープラや、ランエボ、R34、R35など数々のスポーツカーを乗りこなしてきたブライアンでしたが、果たして今作ではどんなマシンが披露されるのかと固唾を呑んで見守るなか現れたマシンが、コチラのクライスラー タウン&カントリー。
前作ワイルド・スピード EURO MISSIONで妻・ミアとの間に息子ジャックをもうけたブライアンは、なんとファミリカーに乗っているのでした! とはいえ、そこはゴリゴリのカスタムスポーツカーばかり乗っていたブライアン、ミニバンも余裕で転がしているのかと思いきや、ドア一つ開けられず悪戦苦闘。歴戦のドライバーも、180度ジャンルの違う車には四苦八苦するのでした。
マセラティ ギブリ
今作で、ドミニクやブライアンたちの前に立ちはだかる敵のデッカード・ショウが、ロサンゼルスの街なかでドミニクと最初の対峙を果たしたときに乗っていたモデル。
激しいカーチェイスの後、最後はドミニクが運転するプリムス ロードランナーとチキンレースを行い、互いに譲らない結果、思いっきり正面衝突を果たします。
元イギリス軍特殊部隊出身というデッカード・ショウのイメージにぴったりな1台です。
Wモーターズ ライカン ハイパースポーツ
お値段なんと340万ドルという、超高額なアラブ発のスーパーカー。
ヘッドライトには220個の宝石が埋め込まれていたり、搭載するナビゲーションシステムは3Dホログラムディスプレイだったり、時計は1900万円のフランクミュラーだったりと、どれもこれも規格外なものばかり。搭載する3.8リッター 直6ツインターボエンジンは、驚異の最高出力770ps、最大トルク1000Nmを発揮。0−100km/h加速は2.8秒、最高速度は395km/hに達します。
劇中では、そんなスーパーカーに取り付けられた電子パーツを取り返すべく、クルマが展示されている超高層タワーの最上階にドミニクファミリーが潜入。そこから逃げ出す際、ドミニクとブライアンが乗るライカン ハイパースポーツは、なんと超高層タワー間を2回も大ジャンプ! 最後は乗り捨てられ、超高層タワーの上層階から窓を突き破り転落・大破しました(撮影時に使われたものはレプリカ)。
ダッジ チャージャー(1968年式)
ワイスピシリーズで、ドミニクお馴染みのマシンであるダッジ チャージャー。
物語のラストで登場したこのモデルは、これまで登場したチャージャーたちと違い、地金むき出しのボディにクリアのみ吹きかけられたインパクトの強いモデル。通称「Maximus Charger」と呼ばれるこのモデルは、9400cc、2250馬力のオールアルミ製ツインターボ「572HEMIエンジン」を搭載しています。
ラストのブライアンと並走する感動的なシーンで登場。第1作目のラストを彷彿とさせる2台の走りは感動モノです。
トヨタ スープラ(A80型)
先程のダッジ チャージャー同様、物語のラストで登場する80スープラ。
ブライアン、というか、惜しくもこの作品が遺作となってしまった故ポール・ウォーカー氏の最後の出演シーンで使用されています。
第1作目のラストでは、ブライアン(故ポール・ウォーカー氏)はオレンジカラーの80スープラを、ドミニクは黒ボディのダッジ チャージャーを走らせていました。それを彷彿とさせながら、並走する2台が最後に分岐点で別れていくシーンは号泣モノです。ここで流れる曲「See You Again」が、また最高に泣かせます。
ラストワンシーンのみの登場ですが、筆者的にはこのクルマが今回のワイルド・スピード SKY MISSIONの一番印象的なクルマといっても過言ではありません。
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