【頭文字Dクルマ紹介】「S13シルビア」に「85レビン」、「180SX」まで! 秋名スピードスターズの愛車達(2/2)
- 筆者: 小鮒 康一
トヨタ カローラレビン/武内 樹
主人公である藤原拓海の同級生であり、バイト先のガソリンスタンドでの同僚でもあるイツキは、連載開始当初は免許こそあるものの愛車のない状態で、家のクルマとはいえAE86に乗る拓海をうらやんでいました。
しかし、バイト代を貯めて念願の愛車を購入。AE86スプリンタートレノを華麗に操る拓海に影響されて買ったと思われる“程度の割にはすごく安かった”という白のカローラレビンは、なんとAE86ではなくAE85だったのです。
AE86/AE85とは、1983年にデビューしたカローラ及びスプリンターのスポーティモデルであるカローラレビンとスプリンタートレノの車両型式で、前者のAE86は1.6リッターのスポーツツインカムエンジンである4A-G型が搭載されているのに対し、後者のAE85は、実用車にも多く搭載されたシングルカム1.5リッターの3A-U型エンジンが搭載されているという違いがあります。
つまり、走りに向かないグレードだったために、程度の割に安かったというワケです。しかし、AE85であることをバカにした走り屋に怒った拓海のドライブでその相手を抜き去ったことから、テクニック次第ではAE85でも戦えることを実感。物語後半ではボルトオンターボで推定150PSを発生するチューニングを施していました。
日産 180SX/健二
秋名スピードスターズのリーダーである池谷の幼なじみとしてチームを支える健二。劇中では苗字の描写がないため、本名は不明ですが、拓海とイツキを彷彿とさせる関係性を見せてくれます。
その関係性は、兄弟車であるトレノとレビンに乗る拓海とイツキと同じように、健二の愛車は池谷の乗るS13型シルビアの兄弟車である180SXとなっていました。
しかも前期型の池谷シルビアに対し、健二の180SXは1991年から96年まで販売されていた中期型であり、搭載エンジンも2リッターのSR20DET型となったモデルでした。そのため、クルマのポテンシャル的には池谷シルビアを上回っていると思われますが、作中では健二が走っているシーンがほぼ皆無のため腕前は未知数といったところです。
なお、180SXはもともと北米向けに開発された240SXがベースとなっており、S13型シルビア登場から約1年後に日本市場でデビュー。車名の180SXは1.8リッターのCA18DET型エンジンを搭載していることが由来ですが、前述のように2リッターエンジンになった後も名前が変更されることはありませんでした。
また、S13型シルビアは93年にS14型へフルモデルチェンジを果たしますが、180SXは改良を受けながら継続販売がなされ、S14型シルビアがフルモデルチェンジする99年まで販売が続けられた長寿モデルです。
なお、秋名スピードスターズは秋名山をホームコースとしていますが、主人公の藤原拓海は正式なメンバーでなはく(池谷はメンバーだと思っている節がありますが)、あくまで助っ人という立場のようです。
[筆者:小鮒 康一]
☆次回予告☆
このコーナーでは、クルマ漫画の金字塔「頭文字D」に登場する走り屋チームの愛車を紹介していきます!
次回6/14(日)は、「赤城レッドサンズ」の愛車を紹介します。お楽しみに!
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