トヨタ 新型 カローラ 1.5リッターモデル 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
カローラNo,1のボリュームゾーン 1.5リッターモデルに早速試乗!
どうして今頃になってカローラアクシオ&フィールダーを試乗するの?
疑問に思った読者諸兄も多いだろう。オートックワンでは、2012年5月23日にカローラフィールダー、28日にはカローラアクシオの試乗記を掲載している。
改めて試乗する理由は、前回の試乗記でも述べたが、1.5リッターエンジンとスーパーCVT-i(無段変速のAT)の生産開始が遅く、6月11日の発売になったからだ。1.5リッターエンジンは大幅な改良を施し、スーパーCVT-iは燃費効率と変速時の滑らかさを向上させた。機能を熟成させたので、開発に時間を要している。そこで今回は、カローラアクシオ&フィールダーの1.5リッターモデルを試乗したい。
開発段階では、まずは従来型の1.5リッターエンジンとCVTを搭載して発売し、2013年1月頃に新開発ユニットに変更する予定だった。これを約半年前倒しして、従来型は搭載せず、1か月遅れで1.5リッターエンジンとスーパーCVT-iを発売することになった。
主役が遅刻した理由は・・・
カローラアクシオ&フィールダーでは、1.5リッターエンジンとCVTの組み合わせが販売の主力。半年で変更したのでは、早い時期に買ったユーザーにとって不親切だ。最初から新開発ユニットを搭載したのは良心的な配慮だろう。
ただし、発売が1か月遅れとあって、試乗をしないで1.5リッターエンジン搭載車の注文を入れたユーザーも多い。本来ならば、1.5リッターモデルの投入に合わせて新型カローラを発売すべき。主役が遅刻したのではユーザーも戸惑う。
背景には「エコカー補助金」の実施がある。期限は2013年1月31日だが、予算を使い切れば終了する。昨年は東日本大震災の影響でクルマの販売が大きく落ち込んだから、今年の需要が伸びるのは必至だ。となればエコカー補助金が早々に終了する可能性は高く、早めの発表に踏み切った。
道路特定財源の廃止で自動車重量税は課税根拠を失い、自動車取得税は消費税と併せて「二重徴収」に当たる。これらを存続させながら、景気テコ入れのためにエコカー減税と補助金を実施する矛盾は、クルマのグレード構成から発売時期までさまざまな分野に悪い影響を与えている。
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