テスラで往く”オトナの遠足”|世界最先端のロボット工場へ潜入(3/3)
- 筆者: 嶋田 智之
- カメラマン:オートックワン編集部 取材協力:FANUC
■ちょっと前の“夢”や“未来”が、当たり前のようにそこにある
工場見学を終え、ランチをするために山中湖へと移動するときには、テスラ モデルX 75Dを預かった。0-100km/hが5.2秒のこのベーシックモデルでも、動力性能的には何ら不満はないし、ホイールのストローク量が大きいせいか乗り心地がいいことを確認した。山中湖から東京への帰路は“P”のつかないただの(?)モデルS 100Dへと乗り換えて、0-100km/hが4.3秒(それでも十分以上に驚異的!)のこのモデルの方が、一般のドライバーには全体バランスが好ましく感じられるだろうことも知った。
そうした移動の途中で、僕はダッシュボードの中央にある17インチの大きなタッチスクリーンを助手席から操作して、iPad感覚でオーディオを切り替えたりクルマの走行モードをあれこれ変えてみたりしながら、考えていた。それが冒頭のフレーズだ。
■古いタイプのクルマ好きをも突き動かす、近未来への夢と期待
ロボットがロボットを作るというのは、かつては空想の中にのみあった未来の産業の在り方だ。電気とモーターで極めて静かに滑らかに、そしてときとして凶暴な力強さを解き放って走ることができ、機械任せに移動することすらできる自動車は、それもまた未来の乗り物だった。それらは今、リアルなものとして存在し、ここから先の未来に向かってさらに進化を続けようとしている。
EVにはEV特有の楽しさが、新しいタイプのクルマには新しいタイプの楽しさがちゃんと存在していることは以前から知ってはいたけれど、そこも含めて進化を続けようとしている予感がハッキリと生まれた。そして、それはもしかしたらiPhoneがそうであったように、これから先のクルマ好きの在り方というものをガラッと変えていく可能性を持つんじゃないか? それはそれで悪くないんじゃないか? 僕はどちらかといえば古いタイプのクルマ好きだけど、今回の“オトナの遠足”を通じてそんなふうに感じたのだった。
[レポート:嶋田智之/Photo:オートックワン編集部]
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