スバル STIに新たな個性派の2台、WRX S4 tS／XV HYBRID tS 試乗(3/4)

他のtSモデルとは違う、STIが目指す新たな方向性を示すXV HYBRID tS

そして今回、WRX S4 tSと一緒に試乗したのが、＜スバル XV HYBRID tS＞というモデルだ。

＞＞[画像130枚！]スバルSTI tSモデル(WRX s4 tS／XV HYVBRID tS) フォトギャラリー

その名の通り、XVハイブリッドをベースにSTIが手がけた１台であるが・・・写真を見ておわかりのように、他のtSモデルとは趣が異なるのがわかるだろう。

そう、今回のXV HYBRID tSは、これまでのSTIモデルとは少し異なり、ポップな内外装を組み合わせた1台としている。つまり、これまでとは違った表現手法ができないかという新たな方向性を示す1台でもあるわけだ。

オレンジのアクセントが効いてる内外装

写真からも分かるようにオレンジをアクセントとして、外装ではバンパーやスポイラーに差し色的にオレンジを入れている。また同様にホイールにもオレンジを施した。

ボディカラーは白・黒・そして派手目なブルー(ハイパーブルー)の3色だが、差し色は全てオレンジとなる。ブルーとオレンジの組み合わせもかなり目立つコーディネイトといえるだろう。

そしてインテリアもオレンジを効果的に配している。ステアリングなどへのステッチに始まり、エアコンのダイヤル周りのベゼルをオレンジにしたり、シートはブラックとアイボリーとオレンジのトリコロールにしたり・・・といった具合だ。

EV走行の静かさと、スポーツマフラーの気持ち良いエグゾーストノート

では実際に走らせてどうか？

＞＞スバルSTI tSモデル(WRX s4 tS／XV HYVBRID tS) フォトギャラリー[画像130枚！]

まずユニークなのは、XV ”HYBRID”であるため、状況によってEVモードで無音で走ることがあるわけだが、アクセルを踏み込むとSTI製スポーツマフラー(オプション)からは気持ちよいエグゾーストが聞こえる。このギャップというか2面性は面白いと思えた。

EVで静かに、エンジンを使って勇ましく・・・という２つのキャラクターを持っている点はユニークだ。