スバル STIに新たな個性派の2台、WRX S4 tS／XV HYBRID tS 試乗(4/4)
- 筆者： 河口 まなぶ
- カメラマン：小林岳夫・STI
ノーマルモデルから更なるしっかり感をプラス
一方で乗り味に関しては、走り出してすぐに、ノーマルのXV HYBRIDよりもハリのある、しっかり感の高い乗り味になっていることが確認できる。
XV HYBRIDはもともと、水平対向エンジン+AWDでコンパクトSUVにしてはスポーティーなキャラクターだが、このXV HYBRID tSはSTIのモデルにはお馴染みのフレキシブルタワーバーや、ドロースティフナーが与えられているため、シャシーはそのスポーティさにさらに磨きがかかっている。
STIが手がけた”走りも楽しめるポップなSUV”、それがXV HYBRID tS
またスプリングはノーマルと同じながらも、ショックのセッティングを独自のものとしているため、より気持ちよいハンドリングを手にいれた。
結果、普段乗っていてもフラットな乗り味とキビキビしたハンドリングが得られている。
またドライブトレーンはノーマルと変わらないものの、ハイブリッドだけあってエンジン＋モーターの加速があるから、ノーマルのXVよりも断然スポーティな印象を受けるのである。
単なるコンパクトSUVではなく、STIが手がけた”走りも楽しめるポップなSUV”として、このXV HYBRID tSはユニークな存在になっているとお伝えできる。
[レポート：河口まなぶ／Photo：小林岳夫・STI]
【動画】ユニークなSTI製SUV!? スバルXVハイブリッドtS試乗
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SUBARU XV HYBRID tS[4WD] 主要諸元
全長x全幅x全高：4485x1780x1550mm／ホイールベース：2640mm／車両重量：1530kg／乗車定員：5名／最小回転半径：5.3m／駆動方式：アクティブトルクスプリットAWD(四輪駆動)／エンジン種類：FB20型 水平対向4気筒 DOHC 16V ガソリンエンジン／総排気量：1995cc／エンジン最高出力：150ps(110kW)/6000rpm／エンジン最大トルク：20.0kgf-m(196N･m)/4200rpm／使用燃料：無鉛レギュラーガソリン／モーター種類：3相交流同期電動機／モーター最高出力：13.6ps(10kW)／モーター最大トルク：6.6kgf-m(65N･m)／動力用主電池：ニッケル水素電池(21個/5.5Ah)／トランスミッション：マニュアルモード付 リニアトロニック(自動無段変速機：CVT)／サスペンション形式：(前)ストラット式(後)ダブルウィッシュボーン式／タイヤサイズ：225/55R17／メーカー希望小売価格：3,326,400円[消費税込]
SUBARU WRX S4 tS NBR CHALLENGE PACKAGE[4WD] 主要諸元
全長x全幅x全高：4635x1795x1475mm／ホイールベース：2650mm／車両重量：1825kg／乗車定員：5名／最小回転半径：5.6m／駆動方式：VTD-AWD(不等＆可変トルク配分電子制御AWD)／エンジン種類：FB20型 水平対向4気筒 DIT ターボチャージャー付 DOHC 16V ガソリン 直噴エンジン／総排気量：1998cc／最高出力：300ps(221kW)/5600rpm／最大トルク：40.8kgf-m(400N･m)/2000-4800rpm／使用燃料：無鉛プレミアムガソリン／トランスミッション：マニュアルモード付 スポーツリニアトロニック(自動無段変速機：CVT)／サスペンション形式：(前)ストラット式(後)ダブルウィッシュボーン式／タイヤサイズ：255/35R19 92Y(ダンロップ SPORT MAXX RT 特殊吸音スポンジ付)／メーカー希望小売価格：5,292,000円[消費税込]／受注期間：2016年10月4日～2017年3月12日まで(台数限定なし)
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1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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