スバル STIに新たな個性派の2台、WRX S4 tS/XV HYBRID tS 試乗(1/4)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:小林岳夫・STI
STIモデルの新潮流、WRX S4 tSとXV HYBRID tSに乗ってきた
2016年秋、STI(スバルテクニカインターナショナル)がスバル車をベースにカスタマイズした2モデルを相次いで発表した。スポーツセダン WRX S4をベースにした<スバル WRX S4 tS>と、コンパクトクロスオーバーSUVのXV ハイブリッドをベースにした<XV HYBRID tS>だ。
>>[撮りおろし画像 豪華130枚!]スバルSTI tSモデル(WRX s4 tS/XV HYVBRID tS) フォトギャラリー
わずか1日で400台が完売した幻の限定車”S207”が、再びやってきた!?
これは、幻のS207? と誰もが思うはず。S207とはご存知、昨年10月29日の東京モーターショーで発表され、600万円台に達する高額スポーツモデルにも関わらず、わずか1日で限定400台が完売した伝説のモデルである。
■僅か“1日”で完売するほどの圧倒的な人気!スバリスト視点で見る「スバル WRX STI S207」徹底解説[2015/11/04]
が、良くみるとほんのわずかにS207とは違う。グリルの中にS207のロゴもないし・・・でも、迫力は全く同じである。
STIから新たに送り出されたスバル WRX S4 tSは、そんな1台だ。
ベースとなるのはWRX S4。WRX STIと同じボディを持ちながらも、トランスミッションにスポーツリニアトロニックCVTを与えたスポーツセダン。これを元にSTIが手を入れたわけだが、”tS”の名前の通り、チューニングレベルは“エンジンには手を入れずに足回りや内装に手を入れた、Sシリーズよりライトなチューニングが施されたモデル”として位置づけられている。
S207に比べエンジンチューンは控えめ(とはいえ300ps/40.8kgf-m・・・!)
なのでエンジンはノーマルのWRX S4と同じ最高出力300ps、最大トルク40.8kgf-mとなり、ここに専用の足回りを始めとするボディ補強や、専用デザインとなるS207とほぼ同等の内外装が与えられる。
装着されるタイヤ&ホイールは実に19インチだし、”NBR CHALLENGE PACKAGE”ならホイールはブラック塗色となる上に、リアに大きなドライカーボンウイングも装着される。
さぞかし走りは・・・と想像して走り出すと、これが実に良い意味で裏切られるのだ。
19インチのイカツいスタンスからは想像出来ないマイルドな乗り味に驚かされる
なぜならばまず、ベースはS4である。ゆえにこれだけ厳ついスタイルながら、AT免許で乗れてしまう2ペダル。そこでまず拍子抜けする上に、走り始めると乗り心地が実に滑らか! 19インチホイールなのに! と叫びたくなるほどマイルドな乗り味が実現されているのだ。
もちろん、ノーマルよりサスペンションは強化されているわけで、段差を通ると強い入力を感じる。けれど、入力があってもダイレクトに身体に響くのではなく、何かオブラートに包まれたような優しさがある。そしてその後振動は残らずにすぐに動きは収束する。その収束の速さをして、ああ、ボディがしっかり補強されているのだな、と痛感する。
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