2021年も視界良好! 2020年デビューした注目の新型車を運転席からザザッと見渡してみた!
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
2020年も国内外の自動車メーカーから様々なニューモデルが登場し我々を楽しませてくれた。注目のポイントは先進技術や動力性能、格好良いスタリング!? 2020年、MOTAが改めてチェックしたいのは“インパネ”だ! インパネの改革が一気に進んだ今年デビューの新型車を写真と共にご紹介する!
MOTAが選ぶ2020年インパネ大賞はこれだ!
ホンダ e(2020年10月30日発売)
インパネのインパクトという意味では今年一番の衝撃だろう! ホンダの新型電気自動車(EV)「Honda e(ホンダ イー)」には、2020年のMOTAインパネ大賞を贈りたい。リビングのテーブルを想わせる優しい木目柄のフラットなダッシュボードと、横並びのワイドディスプレイを見ていると、もはや家の中にいるかと錯覚してしまうほど!?
Honda eは、世界初の5つのスクリーンをインパネ上に水平に展開した“ワイドビジョンインストルメントパネル”が大きな特徴だ。特に中央部には12.3インチ画面を2つ並べた“ワイドスクリーン Honda CONNECT ディスプレー”が配され、運転席と助手席で表示を入れ替えて表示したり、スマホと連携しオリジナルのアプリが用意されるなど、様々な情報を楽しむことが出来るのだ。生産台数に限りがあり、2020年12月時点では展示車を用意するディーラーもほとんどない状態のようだが、ショールームで実車をチェックしておきたい1台だ。
スバル 新型レヴォーグ(2020年10月15日発表)
2020年10月に6年ぶりのフルモデルチェンジを実施した、スバルを代表するスポーツワゴン「レヴォーグ」。2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、デビュー早々に世間の評価も上々だ。プラットフォームやエンジンに至るまですべてを一新し、世界最先端の高度先進運転支援システム“アイサイトX”を搭載するなど、ニュース盛りだくさんの1台だ。
中でもMOTAが注目したいのはセンターディスプレイ。11.6インチディスプレイはi Padのようなタブレット端末を想わせる縦型にレイアウト。メーターも、アイサイトの動作やナビ画面などを表示させることも可能な12.3インチのフル液晶となった。見た目のインパクトの強さばかりが話題になるが、カーナビの地図を進行方向で見る場合には、従来の横画面より縦のほうが見やすく、実は理にかなったレイアウトなのだ。
日産 新型ノート e-POWER(2020年12月23日発売)
2020年12月23日(ニッサンの日)にフルモデルチェンジした日産の新型「ノート e-POWER」は、先進的な内外装でデビュー早々話題を呼んでいる。中でもインパネからセンターコンソールにかけてのデザインは、2021年に市販化予定の新型電気自動車「アリア」との共通性も感じられ、もはやコンパクトカークラスとは思えないほど。スタイリッシュで質感も上々だ。電動化モデルにかける日産の強い意気込みが感じられる1台といえるだろう。
インパネで2020年話題のニューモデルをサクッと振り返る!
ここから2020年登場した話題のニューモデルを写真と共にイッキにご紹介していこう!
世界に先駆けてFCV(燃料電池自動車)を量産化したトヨタ MIRAIが2020年12月フルモデルチェンジした。排出ガスゼロのエコカーであること以前に、「カッコいい! これが欲しい!」と思わせるデザインであることを目指したという内外装は、非常にスタイリッシュな印象だ。
4代目となるホンダのコンパクトカー「フィット」は、極めてシンプルなインパネに加え、フロントピラー(ガラスを支える柱)を極細にしたことで、ライバルにはない良好な視界とクリーンなインテリア空間を得た。
2020年12月4日にビッグマイナーチェンジを実施し、PHEVモデルを追加した三菱のSUV「エクリプスクロス」。新設定のスマートフォン連携ナビゲーションは画面を8インチへ拡大した。
2020年6月に発売されるや注文が殺到した人気のプレミアムSUV「トヨタ ハリアー」。馬の鞍をイメージしたという、優美な曲線が特徴の上質な革調センターコンソールに注目!
視界良好! MOTAは2021年もインパネを通してクルマの今をご紹介!
世界的なコロナ禍の影響により、ニューモデルの発売すら危ぶまれた時期もあった2020年。改めて振り返ってみれば、例年以上に意欲的な新型車が豊作な1年だったことが、本項のインパネ写真の数々を見渡していただくだけで感じられることだろう。
MOTAでは2021年もインパネを通してクルマの今、そして未来についてご紹介していくのでどうぞご期待あれ! それでは皆様、良いお年を…。
[トクダ トオル(MOTA編集部)]
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