人気のフィットにSUVテイストを盛り込んだ「ホンダ フィットクロスター」【I Love コンパクトカー】(1/2)

画像ギャラリーはこちら

結婚して子供も生まれたけど、ミニバンには乗りたくない! SUVはカッコいいけどサイズが大きいし、価格も高い…。そんな悩みを抱く方にお勧めしたいのが、見た目よし! 走りよし! 実用性よし! と、三拍子そろったコンパクトスポーツモデル! 存在は知っていたけど、普通のモデルとどこが違うの? イメージが薄ぼんやりしてて、奥さんを説得しにくい。ここではそんな不安を解消すべく、おすすめのモデルを紹介していきます! 全4回のうち最終回となる今回は、スポーツモデルから一転、コンパクトクロスオーバーモデルのホンダ フィットクロスターを紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 人気のコンパクトカー「フィット」にSUVテイストが盛り込まれたモデル
  2. SUVの本質「カッコよさと実用性の両立」も抜かりなし!
  3. 余裕のある快適な室内空間
  4. ノーマルタイプ、ハイブリッド共に優れた燃費性能を誇る
  5. SUVらしく快適な乗り心地
  6. ノーマルでもハイブリッドでも、どちらも買い得!
  7. さまざまな用途に対応し、安全装備・運転支援機能も充実

人気のコンパクトカー「フィット」にSUVテイストが盛り込まれたモデル

スポーティなコンパクトカーには、スズキ スイフトスポーツや日産ノートNISMOなどが用意されるが、最近はクルマ好きがSUVを選ぶことも多い。ホンダ ヴェゼルやトヨタ ライズは、ボディがコンパクトでも、大径タイヤの装着などによって外観に存在感が伴う。ボディスタイルはワゴン風だから、車内の広さにも余裕がある。

そして商品開発の面から見ると、SUVには柔軟性があり、ほかのカテゴリーの車種をSUVにアレンジすることも可能だ。例えばスバル インプレッサスポーツをベースに開発されたSUVのXVは、以前から高い人気を得ている。

そこで注目される車種がホンダ フィットクロスターだ。実用性の優れたコンパクトカーのフィットをベースに、外観をSUV風に変更した。フィットの人気グレードは、中級のホームと低価格のベーシックだが、クロスターの販売比率もフィット全体の15%前後を占める。

SUVの本質「カッコよさと実用性の両立」も抜かりなし!

ボディの基本デザインはほかのフィットと同じだが、各部の形状は異なる。クロスターのフロントマスクは、ラジエターグリルを拡大して、バンパーも力強いデザインだ。フェンダーのホイールアーチやボディ側面の低い部分には、SUVの定番とされるブラックの樹脂パーツも装着する。外観の存在感を強めた。

外装パーツの装着で、ボディサイズは少し拡大され、全長は4090mm、全幅は1725mmだ。ほかのグレードに比べると、95mm長く30mm幅広い。全幅は1700mmを若干超えて3ナンバー車になった。

全幅がワイド化されると小回り性能の悪化を心配するが、前輪の最大切れ角を大きくできるメリットも生じる。そのためにクロスターの最小回転半径は、大径の16インチタイヤを装着しながら5mに収まる。5.2mのネスやリュクスに比べて小回りが利く。

最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は、前輪駆動の2WDが160mm、4WDは155mmだ。4WDの最低地上高は、ほかのグレードと大差ないが、2WDは25mm増えて悪路のデコボコも乗り越えやすい。サスペンションの設定とタイヤサイズの違いで、最低地上高を拡大した。

それでも全高は1545mmだから、1550mm以下に収まり、立体駐車場の利用性を悪化させない。ただしルーフレールを装着すると、1570mmに高まるので注意したい。

以上のようにクロスターの外観は、SUVパーツの装着でほかのグレードよりも個性が強い。その割に小回り性能を損なわず、前後左右の視界も優れている。カッコよさと実用性の両立は、SUVというカテゴリーの本質も突いている。

余裕のある快適な室内空間

そして機能で最も魅力的なのは、ほかのフィットと同じく車内が広いことだ。燃料タンクは従来型と同じく前席の下に搭載され、全高が立体駐車場を使える高さのコンパクトカーでは、室内が一番広い。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つ半だ。この余裕はミドルサイズセダンに匹敵する。

荷室は底が深く、後席を床へ落とし込むように格納すると、ボックス状の広い空間に変更できる。後席の座面だけを持ち上げて、車内の中央に背の高い荷物を積むことも可能だ。フィットの多彩なシートアレンジは、特にSUVのクロスターとは親和性が高い。

ホンダ/フィット
ホンダ フィットカタログを見る
新車価格:
172万円284.7万円
中古価格:
12万円300万円
1 2 次へ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ホンダ フィットの最新自動車ニュース/記事

ホンダのカタログ情報 ホンダ フィットのカタログ情報 ホンダの中古車検索 ホンダ フィットの中古車検索 ホンダの記事一覧 ホンダ フィットの記事一覧 ホンダのニュース一覧 ホンダ フィットのニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる