水深70cmでも走れる!? 万が一のリスクに備える『クロカン4WD』3選!

  • 筆者: MOTA 編集部
画像ギャラリーはこちら

暑い季節になるとゲリラ豪雨や大雨をもたらす台風が日本列島に襲い掛かります。排水能力を超えた雨量や河川の氾濫などにより、道路が冠水してしまうこともしばしば。

JAFの実験検証によれば、セダンタイプでも水深300mm程度であれば走行はできたものの、水深600mmではエアインテークを通じてエンジン内部に水が入り、すぐに走行不可能となりました。ところが、700mm超の水深でも走行ができる本格クロカンも存在します。

今回は、たいていの冠水では走行不能に陥らない、「渡河(とか)性能」の高いクロカン4WDを3車種紹介していきましょう。

目次[開く][閉じる]
  1. トヨタ ランドクルーザー(渡河性能700mm)
  2. ジープ ラングラー(渡河性能762mm)
  3. ランドローバー ディフェンダー(渡河性能900mm)
  4. クロカン4WDだからといって油断せず、冠水路は迂回を!

トヨタ ランドクルーザー(渡河性能700mm)

まず紹介するのは、世界中で愛される高耐久・悪路走破性の高いクロカン「トヨタ ランドクルーザー」です。設計値の最大渡河性能は700mm。

豪華な加飾がされており、乗り心地もよいため高級感のあるクルマですが、こちらも本格クロカン。強靭な剛性を持つラダーフレームが採用されており、ボディにダメージを受けても走行不能になりにくく、未舗装路の長時間走行にも耐えらえるようになっています。

また、トラクションコントロールとブレーキを制御することで、あらゆる路面状況で安定した走行性能を実現させるマルチテレインセレクトや、悪路でもトラクションを失わずに極低速で走れるクロールコントロールなどの電子デバイスを備えています。

ちなみに同車よりボディサイズの小さいランドクルーザープラドも同程度の渡河性能を持ちます。

>>ランドクルーザーの内外装を画像で見る[フォトギャラリー]

ジープ ラングラー(渡河性能762mm)

Jeepブランドの象徴的なモデルである本格オフローダーのラングラー。渡河性能は762mmとランドクルーザーを上回ります。

路面や天候状況に応じて駆動力を自動的に前後配分し、舗装路を含むあらゆる路面を安全かつ快適に走行できるフルタイムオンデマンド4x4システムに加え、パートタイムモードに切り替えることで、センターデフのロックが可能となり、強力なトラクションを発揮します。

また河を渡る、岩を登るなど、より険しいオフロードを進む際に、車両底部のトランスミッション、トランスファーケース、フューエルタンクに傷がつくのを防ぐスキッドプレートを装備するなど、高い悪路走破性があります。

>>ジープ ラングラーの内外装を画像でみる[フォトギャラリー]

ランドローバー ディフェンダー(渡河性能900mm)

ランドローバー ディフェンダーの渡河性能は、なんと最大水深900mm! テレインレスポンスのウェイドプログラムを起動すると、電子制御エアサスペンションで車高が上昇し、最大で標準車高+145mmまで車高を設定することができます。また3Dサラウンドカメラとウェイドセンシングが水深の把握をサポートしてくれます。

ランドローバー伝統のフルタイム4輪駆動(AWD)が採用されており、砂地や草地、雪道などの厳しい路面でも前後輪のトルク配分を調整して、卓越した悪路走破性を発揮します。

>>ディフェンダーの内外装を画像で見る[フォトギャラリー]

クロカン4WDだからといって油断せず、冠水路は迂回を!

紹介したクロカン4WD以外にも、レクサス LX570やメルセデス・ベンツ Gクラス、2021年に発売予定のフォード ブロンコなど、渡河性能の高いクルマが存在します。

そんなクロカン4WDであれば、ちょっとした冠水程度は通過できるとはいえ、少なからず車体へのダメージも発生します。シャフト類や各ベアリング、ジョイント部なども潤滑不良が起こる可能性もあり、走行後に点検・メンテナンスが必要となります。

また、冠水路は水深も路面状況が分からず危険です。機関への水没以外にもパンクや脱輪など、他の要因で走行不能に陥る可能性もあります。

車両の問題だけではありません。冠水路の通過時に波を立ててしまうことで、他のクルマや歩行者に迷惑なだけではなく、周辺家屋などが浸水してしまう恐れがあることも考慮すべきでしょう。

冠水に強いクロカン4WDに乗るドライバーを含め、冠水路に遭遇した場合は安易に進入せず、まずは迂回することを検討しましょう。

トヨタ/ランドクルーザー200
トヨタ ランドクルーザー200カタログを見る
新車価格:
482.7万円697.4万円
中古価格:
216.6万円1,445.7万円
ランドローバー/ディフェンダー
ランドローバー ディフェンダーカタログを見る
新車価格:
759万円1,749.6万円
中古価格:
410万円1,890万円
ジープ/ラングラー
ジープ ラングラーカタログを見る
新車価格:
799万円1,030万円
中古価格:
79万円1,740万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

筆者MOTA 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ ランドクルーザー200の最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ ランドクルーザー200のカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ ランドクルーザー200の中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ ランドクルーザー200の記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ ランドクルーザー200のニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる