ホンダ ヴェゼルのリセール率をグレード比較! ハイブリッドで唯一「PLaYパッケージ」が新車超えする理由とは
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:茂呂 幸正
ホンダの人気コンパクトSUV「ヴェゼル」。中古車市場での需要も高く、全体的に高いリセールバリューを記録しています。この記事では、MOTA独自の最新査定データをもとに、現行ヴェゼルのグレード別リセール率を集計しました。
データから見えてきたのは、ハイブリッドモデルの中で唯一「PLaYパッケージ」だけが新車価格を上回る逆転現象が起きていること。そして、ガソリン車の「G」グレードも高水準を記録しています。
なぜこれらのグレードが突出した評価を得ているのか、全グレードのリセール率とあわせて解説していきます。
グレード別リセール率ランキング! 「PLaYパッケージ」と「G」が新車価格を超えた
MOTAが独自に蓄積した査定実績データをもとに、現行ヴェゼルの全グレードのリセール率を集計しました。
| 調査概要 | |
|---|---|
| 対象車種 | ホンダ ヴェゼル |
| 条件 | 2023〜2025年式・走行3万km以内・修復歴なし |
| 集計時点 | 2026年4月 |
| ソース | MOTA独自の査定実績データ |
| リセール率の定義 | 査定価格 ÷ 新車価格(税込)× 100 |
| リセール率の算出方法 | 各車両の年式に対応した正確な新車価格(車両本体価格)と実際の査定額をもとに、1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載。査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外 |
グレードによってリセール率がどう変わるか、まずは以下の表をご覧ください。ガソリン車とハイブリッド車で傾向が異なる点や、特定のグレードで100%を超える数値が出ている点に注目です。
ヴェゼルのグレード別実績
| グレード | 新車価格 | 平均査定額 | リセール率 |
|---|---|---|---|
1.5 G 4WD(ガソリン) | 262〜276万円 | 280万円 | 104.6% |
1.5 e:HEV Z PLaYパッケージ | 356〜370万円 | 376万円 | 103.5% |
1.5 G(ガソリン) | 240万円 | 248万円 | 103.2% |
1.5 e:HEV RS | 375万円 | 369万円 | 98.3% |
1.5 e:HEV PLaY | 342万円 | 334万円 | 97.7% |
1.5 e:HEV Z | 300〜327万円 | 298万円 | 94.7% |
1.5 e:HEV Z PLaYパッケージ 4WD | 378〜392万円 | 346万円 | 90.1% |
1.5 e:HEV X ハントパッケージ | 300〜311万円 | 271万円 | 89.4% |
1.5 e:HEV X | 278〜300万円 | 248万円 | 87.2% |
1.5 e:HEV Z 4WD | 322〜349万円 | 271万円 | 81.2% |
1.5 e:HEV X 4WD | 300〜322万円 | 240万円 | 78.2% |
新車価格を上回るリセール率を記録したのは3グレードです。ハイブリッドモデルの「1.5 e:HEV Z PLaYパッケージ」とガソリンモデルで2WDの「1.5 G」および「1.5 G 4WD」という結果になりました。
ただし、「1.5 G 4WD」は集計期間の平均では100%を超えているものの、2024〜2025年式の直近データでは95〜100%程度に落ち着いています。
なお、2024年4月のマイナーチェンジ以降、ガソリンモデルの「G」グレードは4WDのみの設定となっており、表中の「1.5 G(ガソリン)」の2WDは現在のラインナップからは外れています。
ハイブリッド唯一のリセール率が新車超え! 「PLaYパッケージ」は市場で高く評価されやすい
ヴェゼルの販売の主力はハイブリッド(e:HEV)です。現行ラインナップではハイブリッドが10グレード、ガソリンモデルは「G」グレード(4WDのみ)の1グレードとなっており、多くのユーザーがハイブリッドを選んでいます。
そのハイブリッドグレードの中で、「PLaYパッケージ」だけが新車価格を超えるリセール率を獲得しています。この強さは同年式の他グレードと比べるとよりはっきり見えてきます。
同年式・同ハイブリッドシステムでのリセール比較
| 年式 | グレード | リセール率 |
|---|---|---|
2024年式 | e:HEV Z | 93.1% |
2024年式 | e:HEV Z PLaYパッケージ | 102.5% |
2025年式 | e:HEV Z | 99.8% |
2025年式 | e:HEV Z PLaYパッケージ | 103.8% |
同じ年式・同じハイブリッドシステムでも、「PLaYパッケージ」は「e:HEV Z」より4〜10ポイント高いリセール率を維持しています。年式による差ではなく、「PLaYパッケージという選択そのもの」の中古市場での評価の高さが読み取れます。
「PLaYパッケージ」はヴェゼルの中で唯一の専用デザインを持つグレードです。グレージュのインテリア、2トーンボディカラー、専用加飾など他グレードでは選択できないこれらの仕様が中古市場での指名買い需要を生んでおり、結果として手放す際の査定額が落ちにくい強みになっています。
また、メーカーオプションとして「パノラマルーフ」を選べるのも「PLaYパッケージ」のみであり、こうした選択肢の幅広さも付加価値として影響している可能性があります。
【参考】ガソリン「G」はなぜ高く売れるのか
ハイブリッドが主力のヴェゼルですが、参考までにガソリンの「G」グレードが高いリセール率を示す背景についても触れておきます。
「G」グレードの高いリセールには、グレードによって異なる背景があります。
2WDの「1.5 G」は2024年4月のマイナーチェンジをもって新車での購入ができなくなったため、中古市場での需要が供給を上回りやすい状況にあります。
一方、現行ラインナップに残る「1.5 G 4WD」は、ヴェゼルの全グレード中で最も安価な4WD選択肢であることから一定の需要を集めていますが、直近の2024〜2025年式では95〜100%程度と、100%超えは2023年式の高値に引っ張られた面もあります。
ヴェゼルのオーナー・購入検討者が今やるべきことは愛車の価値を把握すること
ここまでのデータを踏まえて、ヴェゼルオーナー・購入検討者それぞれのアクションを整理しました。
ヴェゼルの売却を検討中の方
今回のデータでお伝えしたように、現行ヴェゼルはリセール相場が全体的に高い状態にありますが、同じグレードでも査定に出す業者によって提示額は変わります。
とくに「PLaYパッケージ」のように「オプションの有無をはじめ、装備や仕様の自由度が高い」グレードは、その個体ごとの違いや魅力を正しく評価できる業者と、そうでない業者とで査定額に差が生じる傾向にあります。
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ヴェゼルの購入を検討中の方
グレード選びの段階でリセール率を意識するだけで、数年後の実質コストは大きく変わります。
ヴェゼルの購入をお考えの場合は、この記事のデータを参考に、「PLaYパッケージ」やガソリン車の「G」なども有力な選択肢に入れてみてください。
また、今乗っている車の具体的な価値を把握しておくと、乗り換えの予算計画が立てやすくなるためおすすめです。MOTA車買取ならネットで簡単に申し込めて、キャンセルも無料です。
まずは乗り換えの予算を把握するためにも、今の車の実際の価値を調べてみてはいかがでしょうか。
なお、今回のリセール比較では取り上げなかった、2025年10月追加のスポーティグレード「e:HEV RS」の詳細や魅力については、以下の記事で解説しています。ヴェゼルの購入を検討されている方は、ぜひあわせてチェックしてみてください。
一括査定サービスについてよく知らないという方は、まず以下の記事で仕組みやメリット・デメリットを確認してみてください。
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