ダンロップ史上、断トツNo.1のウィンターマックスで、すべりまくりのマリオ高野もすべらなくなる!?(2/4)
- 筆者: マリオ 高野
グリップMAXXの巻
あの浅田真央ちゃんやミキティが華麗に舞うアイススケートリンク上をクルマで走るのは初めてでしたが、やはり普通の靴では歩くのも困難なほどツルツルでした。足の裏で感じる超低μ路フィールは、まさに凍った女神湖の上そのもの。氷上アタッカーとしての闘志に火が着きます。ウィンターマックスを四輪に装着したコンパクトカーで、手始めにパイロンスラロームをアタック!
まずは停止状態でステアリングを操作して、路面フィールを探りますが、前輪からしっかりとした路面感覚が伝わってきたのには驚きました。ここまでツルツルな路面だと、静止状態ではゲーセンのドライブゲームのようにステアリングフィールはほぼ皆無となるものですが、ステアリングを左右に切るたびに、わずかながらも確かなエッジ感の手応えがあったのです。
走り出すとステアリングフィールはさらに確かなものとなり、舵角を当てた瞬間からクルマが向きを変えようとするヨーモーメントがしっかり発生することを実感しました。究極のツルツル路面ゆえ、ガバッとステアリングを切るような急ハンドル操作(雪上/氷上では絶対厳禁)を行うともちろんグリップを失いますが、手のひらに伝わるグリップ感を頼りにジンワリとステアリングを操作すれば、低速ならばイメージした通りのラインから外れることはありません。
助手席には激烈美女、そして試乗と同時に1年半ぶりの動画撮影も行うとあって緊張してしまい、あろうことかパイロンに当たってしまったのでありますが、これはコントロールを失ったからではなく、マリオの操作ミス通りにクルマが動いたことを証明するものでした。つまり、タイヤがしっかりとグリップしていたためにパイロンに激突したのです。
何周か走って落ち着いた頃に感じたのはアクセルのON/OFFによる荷重移動がしやすいということ。これは、旋回時の踏ん張り感が高いことを証明するものでもあり、タイヤと路面がどういう状況にあるかをイメージしやすいタイヤであると実感しました。速度を上げればグリップを失いますが、その過程は穏やか、かつわかりやすいので、どんなドライバーでも「これ以上は危ない!」と判断しやすいはずです。
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