オーテック湘南里帰りミーティング2018|オーナーたちが語るオーテック車の魅力を聞いた!(6/6)

つとみんさんとセレナ ライダーの旅行記

※ここからはつとみんさんが書いたセレナ ライダー旅行記を、ご本人許諾のもと原文のまま特別に掲載します。

3泊4日なんて旅行は初めてで、なおかつ一人旅なんて考えもしなかった。

・・・こんなことがなかったら出かけられないのもわかってたし。

ある日を境に仕事中に動悸が起こり出し、半年ほど経つと動悸と嗚咽が止まらなくなる。

ヤバいと思い病院に向かう。

心療内科の先生に現状を伝えると、<うん、ストレスからくるものですね。>

診断は<適応障害>1 ヶ月の療養が必要との事だった。

かくして、1 ヶ月の休暇を得たわけだがうちの家族は大家族 w あのタオルを頭に巻く大きいお父さんほどではないが、四人の子供とカミさんという少々の家族を設けているのでそうそう自分の時間が取れているのか?と思えばそうではない。うちのカミさんもよく家族の事を考えて日々の生活に満身総意で望んでいるのだが現実は至らない事でありふれている。要はダメダメである。

休みに入った 1 週間かそこいらはてんやわんやだった。子供の保育園の送り迎えや運動会の役員のお仕事、下の子の急な発熱の対応や日々の家事洗濯まで。いろいろな問題や事が起こったが、何事も楽しく進んで行えた、、、。生きているという実感。家族の一人である事の実感。そして日常の生活の中にいると感じる幸せ。仕事という大義で優先順位を間違えていた自分の行動を反省し、素直に受け入れている自分。何か分かったような気がした。

ある日カミさんが言う。<どこか出かけてきたら?車に乗って行きたい所へ行ってみたらどうよ?>

素直に嬉しかった。感謝しきれない。<分かった。計画立ててみるよ>親友の Cくんがいる。彼との付き合いは 30 年近くになるか。地元の腐れ縁で、言いたい事も言えるだけ言える。仕事に真面目でまっすぐな心を持つ一番信頼できる友達である。そんな彼にだからこそ今回の件は真っ先に打ち明けた。彼は親身になって聞いてくれたし、心優しかった。信頼できる人間はこういう人間なんだと改めて思った。一通り話し終えると彼はいう<旅行に行って気晴らしをしてはどうか?>今検討している事を伝え、何か情報があればくれと伝えておく。C くんはこの関西旅行で大きい収穫をくれた人物である。

もう一人、この旅でなくてはならない人物を書いておく。相方の D さんだ。D さんとは 10 歳の歳の差にもかかわらず、地元も群馬と神奈川であるにもかかわらず、日々連絡を取り合う仲だ。10 年近く前に危険な出会い系サイト(と言ってるが全くそうではない、ネタである)で知り合ったのだがある時は上司であり、先輩であり、部下であり、親友であり、相方であり、家族のようであったりと、いろいろな関係性を持つなにやらよくわからない人物である。彼の辞書には不可能はないんじゃないかと思うほど、行動力と洞察力に長けている人物である。少なくとも自分の辞書よりは。。。彼にもこの関西旅行の布石は過去に打たれておりその事が今後の旅行記に大きな結果をもたらすのだが。。。

D さんに関西旅行の話をすると布石の件を言われ、快諾する。<いいなぁ、羨ましいなぁ。。。。>

ごめんよ、ど◯でもドアがあればねぇ。。。残念っすw

1日目:群馬→大阪なんば

10月9日午前 7 時、いつものように朝がきて、いつものように荷物をまとめる?はおかしいが、当日の朝は普段通りだった。なぜか大荷物を持って出かける自分になんとなくの不信感を持つ子供達。カミさんに合図だけ送るとそのまま家を出る。

いつものコンビニに到着。高速を使っての移動は必ずここに立ち寄る。何年か前 GT を観戦するときや里帰りミーティングに参加する際にも必ずよって朝食の購入をする。ルーティン化する事で旅の安全を祈願するという意味もある。お茶と水、コーヒーとおにぎり 2 個、パンなんかを買って高速に乗った。そのちょっと前、C くんから連絡が入る<出かけたのか?><おうちょっと関西方面へ。行ければ香川まで行ってくる><車でか??><おう><道中長いから気をつけて>親友の気遣いが嬉しかった。

この時期の天候はよくわからない。晴れたと思っていたら雨が降る。そんな風になるのは日頃の行いのせいだと考えるか、嫌な奴の俺に対する恨みだと考えるしかない。でも今日は快晴だった。東北道館林 IC から東北道に入る。都内に入るか圏央道を通るか迷ったが、料金はかかるし距離も長いが、ここは圏央道を通ることにした。青梅までくると友達の事を思い出す。あの居酒屋のおやっさんはまだ健在だろうか?そんなことを考えていた。

入間 PA で休むことも考えたが、道中長いのとその先の PA に寄りたかったのもあり先を急いだ。

西湘 PA は快晴だった。ここに来てこんなに天気がいいのは久しぶりな気がする。遅い朝飯を食べて先を急いだ。

西湘からの海岸線は気持ちよく最高の気分転換になった。サザンが聴きたくなるというと D さんは田舎者と笑われた。これだから南東北の田舎もんはと w うるへーと返す。心地よかった。小田原西 IC から国道 1 号線に入る。そこから箱根湯本駅に用があったので湯本駅の近く役場の駐車場に車を置く。

え?ぁ屋はもう出来て 6 年になるのか?そんなに経ってるとは思わなかった。里帰りや車のイベントで近くを通っても寄る機会は滅多になくこの関西旅行の時には一番最初に寄るつもりだった。結果からすると期待しすぎたようだ。急いで車に戻ったが無料時間をオーバーしていたようで、しっかりお金を取られる。ま、地域に落ちるんなら仕方ないか。

小田原厚木道路から東名高速に乗るつもりだったが、大井松田から乗ったほうが早いことに気づき一般道へ。街並みもよく新鮮だった。大井松田から第 1 東名道路左ルートへ向かう。

焼津、清水と続きそろそろ高速にも慣れていたのだが、燃料補給と休憩だけはリンクさせてとるように考えていたので見晴らしのいい浜名湖 SA で休憩することにした。

浜名湖もやっぱり快晴だった。湖がキラキラしている。。。おっと湖とはいえ外洋に繋がってる場所だここは。遊覧船もあるようだが今は季節外。

高速中は疲れ、移動時間も考えて時速 100km?110km で抑えてみた。すると驚くぐらいの燃費の良さが w 全走行での燃費は後に記述する。

愛車がセレナになって早 10 年か。そろそろくたびれ感が否めないがこの記録をみるとまだまだこれからの 1 台のようだ。先日の車検で地元の車屋にお願いしたのだがそれが功を奏しているようにも思える。K さんありがとうね。

浜名湖 PA を後にし、東名高速に別れを告げ、伊勢湾岸自動車道へ。まずは名古屋へ向かわねば。。。

<ナガシマスパーランド>はでかい!!これは尋常ではないデカさである。ま、名古屋といえば東京、大阪に次ぐ第 3 の都市。。。田舎モンの自分からしたら驚くが、当然か。行楽施設の規模も半端ではない。さすがの平日しかも中日だったせいもあり人はまばらだったが。土日にきたらどうなるのやら。、、、恐ろしい。

本来の湾岸線とはこのことを言うのだろうね。高速道路片側 4 車線が物量と人の移動量を物

語っていた。

日本の中心がここであるような気がしていた。

名古屋を過ぎるとそこは四日市市。日本の工業地帯の中心地。公害など皆無な様子だったが少し霞が出る様子で怪しい雲の動きを感じていた。

そこから東名阪自動車道を経由し新名神高速道路へと入る。そこは恐ろしの森かと思えるほどの山 w まぁ、伊賀甲賀の山といえば自然豊かで、忍者の里としても知られる場所、当然である。新しい道で走りやすかったが、冬場は雪も降るらしい。ここは冬場は危険なイメージだ。

名神高速を経由し京滋バイパスへ第 2 京阪を使い南から大阪入りを目指すルートをナビは示していた。その後近畿自動車道から阪神高速東自動車道 13 号線(長い名前 w)に入り大阪城の脇をかすめ、無事なんばへと到着したのであった。

とにかく車が多いのと、県外ナンバー w な自分は勝手にバタバタしていた(後に自分の自意識過剰だと気づく)それと妙なテンションになっていたせいか、大阪は何を見ても新鮮で真新しかった。免許取り立てで首都高を走っていたあの新鮮な気持ちを思い出させてくれた。なんばの近く、桜川あたりのコインパーキングに車を止める。到着時刻 16:30 パーキングは 24 時間で 800 円と激安だった。

大阪は違法駐車で過去問題が起こっており、取り締まりが異常に厳しく、放置すると 15 分も待たずに駐車禁止を取られるらしい。そこで駐車場を大量設置したのだが、そこで価格破壊が起こる。元来商売人の大阪府民は 100 円でも高いと思ったら駐車はせずに地域の最安でしか駐車しな

いらしい。通りで安いわけだ。

大阪=駐車禁止=車旅 NG でわない。今度の旅にはもってこいの街になったようだ。

道頓堀に着くと、D さんに電話。布石の件の話をして大阪名物の串揚げ屋に入ることにした。

大阪道頓堀の<たぬき>に入る。味はうまかったが妙に落ち着かない。周りを見るとほぼ外国人観光客。平日の夜ということもあり日本人はまばらだ。ビールとチュウハイ、ハイボールを串揚げ 6本と共に流し込み店を後にした。2 度付けはしていない。そこまで田舎者にするなよ w子供達にお土産を買う。靴下 4 足 1800 円

0:30・・・ 布石通りの店に入れたせいか、少々飲みすぎたようだ。テンションのおかげか割と足は

動く。車中泊も考えたが関西初日は疲れも取ることも考え、カプセルホテルに泊まることにした。

少々長かった関西初日の夜は更けていく。。。

2日目:大阪なんば→四国上陸!香川入り

カプセルホテルは思ったより快適だった。平日だったせいもあり人はほとんどいない。風呂場にも喫煙所にもトイレにもだ w 少々恐怖すら感じた w 朝飯代わりのコーヒーとパンを少しかじりながら荷物のパッキングを済ませホテルを出る。一度車に戻り装備を整え、昨日すれ違った大阪城へ観光へ向かうことにした。D さんの勧めもあり、鉄分摂取も含め地下鉄で移動することにした。

大阪は網目上に地下鉄が走り場所もわかりやすい。思ったよりも迷わなかった。

ここにも外国人観光客の量は多く英語、中国、韓国、タイ、ベトナム、あとは、他皆さん w

他にもたくさんの言語が溢れており、ものすごいパワーを感じた。ただ、大阪にきた時から感じる妙な甘い匂い(香水か、衣服用芳香剤なのかは不明)がここにも充満しており、タバコの匂いならものともしない自分が匂い酔いをしかけいたので、天守閣登頂はまたの機会とした。

天守閣見学が始まる 9 時すぎには大阪城を後にした。駅までののんびり散歩は心地よかった、ただ、天候が怪しい。。。

カミさん他にお土産を購入。地元の土産がプリカで買えたのはいい。鉄分添加。大阪には JR、モノレール、府営地下鉄、阪神、京阪、近鉄、とあり便利だ。中にはかなり年季の入った車両も走っていた。そこで目に付いたのは車両のお札。安全祈願のものだろうが信心深くて人間味もある。大阪の人情味が感じられる部分だ。乗り換えを行い、京阪の最新車両も乗ったが、同じように車両にはお札。なんだが嬉しくなった。看板も面白い。人の目を惹くデザイン(道頓堀なんかは典型)もそうだが京阪デパートの横にある文字<きれいなデパート京阪デパート>よくわからないが、面白い。関西土産に ICOCA を購入。Suica の変わりに使うのも悪くない。

府営地下鉄の始発駅から大阪市内へ向かった駅が地下に駅があるのだが、ホームの上が吹き抜けになっており電車待ちしながら買い物ができるようになっていたのが一番驚いた。関東でいう駅ナカってヤツか?ホームの真上にあるのが関西らしい。D さんや C くんとなら電車待ちついでに一杯飲みながら待つなんてのも悪くないなぁ w

大阪城を後にした自分は大阪万博の地、万博記念公園へ向かうことにした。あの芸術作品に出会うためだ。

圧倒的な現物だった。建造物でこれほど大きい芸術作品は見たことがない。1970 年の万博開催時には開催期間 14 日。1 日の来場者が最大で 83 万人もの観客が訪れたそうだ。 アジア圏で初の万博博覧会当時の熱気が伝わってきそうだ。当時のパビリオンが一つ残されておりそこがリメイクされ 70’万博パビリオンとして見学できた。200 円

以外?と知られていないのが太陽の塔の背中?の部分のレリーフ。地下から入れるのが修繕が終わったばかりの太陽の塔内部見学。残念ながら予約制で見学はできなかったが、パビリオン内で写真のみが掲示されていた。ここもまたの機会にする。

公園は芝生や子供達が自由に遊べる場所になっており遠足等に使われているらしい。過去には世界中の人々を魅了していたパビリオン跡地も今は市民の憩いの場所になっていた。小物のお土産を買うちっちゃい太陽の塔と岡本太郎氏のイメージメガネ拭き。両親へのお土産に。

本場のたこ焼きを食べていなかったのでモノレールの駅前の人気店に足を運ぶ。コンビニと併設しているところがなんとも大阪らしい。。。美味すぎてあっという間に平らげる。大阪粉もん文化が身にしみる。。。<おっちゃん、ライス一つ!>言いたくなった w

朝の天気予報だと大阪は午後から雨の予報だった。駐車場まで戻る途中、雨に降られなかったが、着いた途端、大雨になった。。。嫌な予感。

次の目的地は淡路、四国と決めてたので阪神高速3号神戸線へと向かう。大雨の中嫌な気分を振りはらい、滑る高速のつなぎ目(関西の方が妙に滑る気がしたのは気のせいか?)を気にしつつ尼崎を抜け、神戸へと進んだ。

神戸も雨、少し小ぶりだがまだ降ってる。ポートタワーもそこそこに高速を走る。山並みを抜けるとそこは超高層のタワマンやビル群が並ぶ場所だった。やっぱりお金持ちの街のイメージ先行と印象は変わりなかった。某有名ゲームの舞台だったのもそのせいか?教えてくれ!ヤスくん!!w

第2神明道路から神戸淡路自動車道に入ればそこには大きい橋が待っていた。

あいにくの曇り空だがイメージ通りの美しいアーチ橋だった。見た目も、大きさも日本の代表的な

橋の一つ<明石海峡大橋>親父たちの新婚旅行の時にはなかったものだ。これは夜景も見事なもんだろうなぁ。淡路 SA を抜けるとそこは山並みがきれいな場所だった。

淡路島・・・海水浴場が多く関西からの観光客が多い島。過去にはフェリーでしか行けなかったが、高速で本土と結ばれることで観光地化が進む、、、ってのはうわべだけの情報で今度はもう少しゆっくりとしたいやね。1時間ほどで島を抜けそうになったがここでも雨がやばそうになる。慌てて、次の目的地へ向かう。

鳴門海峡にかかる<大鳴門橋>だ。瀬戸内の橋では3番目の大きさだが写真の構図としては 1番よく撮れた。天気も持ってくれたこともあり、横の貨物船もベスト位置。あいにく鳴門の渦潮は潮

流の変化で起こるものなのでほとんど見えなかった。これも次のお楽しみにしておこう。。駐車料金500円。少々高い気もするが観光地。致し方ない。

1度降りた神戸淡路鳴門自動車道に乗り、香川、、、に向かうはずがなぜか、徳島へ。そこには Cくんの情報が入っていた。徳島までくるとまた大雨。雨に追われているようで仕方ない。高速を降り関西初、この旅2度目のガソリン補給をする。33リッター、5136円。思いの外高くない。

Cくんからの情報、それは<徳島ラーメン>だった。

着いたのが閉店5分前。地元のラーメン屋ならお祓いされてしまう時間帯だ wでもそこは良心店、快く向かい入れてくれた。作法を知らないと伝えると普通、大盛り、肉大盛りを教えられ、トッピングに生卵を投入してみた。とんこつ醤油のスープに絡む細麺、スッと喉を通る。美味い。さっぱりしてるのにコクがある。生卵のトッピングも効いてる。隣のおっちゃんがスープをご飯にかけて流し込んでいた。今度はご飯プラスに肉大盛りで行こう。店のおばちゃんに群馬から来たと話しかけると喜んでいた。旅行先で地元の話をした時、喜ばれるとなんだか嬉しくなる。<群馬は草津温泉やね。><是非群馬にも来てみてくださいね。><ありがとうね。今度は阿波踊りの時期にも来てくださいね。四国を満喫してください!>心使いが嬉しかった。

徳島ラーメンでお腹いっぱいになった自分にはやらなきゃいけないことがあった。本日の宿探しで

ある。面倒ではあったが、googleサーチには幾つかの宿が良心的な値段で載っている。元々の予定だった香川県に向けて車を走らせた。後のことは香川に着いてから考えよう。。。これがまた浅はかな考えである。

ラーメン屋<いのたに>を後にし伊予街道を西へ高松自動車道板野 IC から乗る。雨はまばらだったがこの旅始まっての夜間の移動だった。。少々緊張していた。そんな中突然 D さんから着信がある。<今どこよ><今徳島から香川に向かってる><なんだよ犯罪者か逃亡者みてぇだな>どっちも聞こえはよくない w 四国は未開の土地だと D さんは言っていた。

思いの外香川までが遠い。いや、四国に入ってからが遠さを感じる。それもそのはず高松までは香川の端から端である。しかも宿探しは市内ではなく空港近くのホテルを考えていたため移動する距離もあった。浅はかな考えだったかな。高松市内をすぎ空港近くまで来た時、ようやくホテルに電話をする。、、、。満室だ w かなり慌てる。最悪車中泊も考えた。いや、未開開拓もあるしなぁ。。。とりあえず別のホテルに電話。高松市内?遠いなぁ、まいいか?ないよりはいい。ホテルに電話すると禁煙室なら空いてるとのこと。電話を切り向かった。

写真は朝撮り。近くにあるせいか官公庁勤務らしき人が多かった。

宿泊代4800円。駐車料金は1000円。まぁ駅前のビジネスホテルなんてこんなもんだろ? 

ホテルは<パレス高松>未開開拓は残念な結果にwこうしてまた長めの2日目がすぎていく。

3日目:香川高松→京都鉄道博物館へ

雨なんだよね。初日の天気は何処へやら?深夜に買った朝食を食べて出発。

今日は本州に戻る予定をしていた、昨夜、C くんと電話。C くんはもっと四国を満喫しなよと言ってくれたが、目的地が他にもあること、時間制限があるのがこの旅であることを告げると了承してくれた。<なら瀬戸大橋渡ってみれば?>おお、ヒントくれたじゃん。ありがとう。

四国に興味を持った最初のきっかけは<水曜どうでしょう>の名物コーナー<72 時間で四国 88 か所完全巡拝>だ。この番組を見なかったら、四国に興味が出たかどうかはよくわからない。大泉洋さんのぼやきが番組の核となっており、彼を好きになった人間は中毒症状が出る危険番組であると言っていい。旅行出発前もう一度見直したがやっぱり面白いね。

讃岐うどんが今日全国区になって久しいが、四国に来たのもうどん好きな自分だから。食べ比べはできないにしても地元のうどんと比べたり有名店の味を楽しみたいと思うのは当然だ。

その前に地元道の駅でお土産を購入。うどんとチビにお土産。2052円確認はできなかったが、どうでしょうメンバーにも認知され、全国的にも有名な<山下のぶっかけ>朝食をたらふく食ってしまった自分はうどんは食べられるのか不安だったが、超激ウマだったので大盛りがさくっと食べられてしまった。つるっつるの麺にダシの聞いたツユ。これで天ぷらつけても500円でお釣りが来るってんだから。また食べにくるぞ。家にうどんのお土産を買う。

もう一つの四国の目的が88箇所のお寺巡りだ。上記の通りどうでしょうネタではあるがせっかくの四国である。一か所ぐらいは回ってもいいんじゃないのと思い、うどん屋の近くにある<四国霊場75番札所善通寺>へ向かうここでもあいにくの大雨だったがお寺はお遍路さんたちが集まっていた。少々場違いな感じもあったがここまで来たのでじっくりお参りさせていただきました。

おかんにお土産を買う。950円ここで四国の行きたいところは全て回ってみたのだが、時間は午前11時すぎ。淡路経由で本州も考えたがグーグルさんは瀬戸大橋経由で本州へ行けという。少々考えたがダメ元で京都行きを敢行することにした。目的地は<京都鉄道博物館>だ!

高松自動車道に善通寺ICから乗り、瀬戸中央自動車道へ。瀬戸内海の中心ともいうべき四国北の玄関口、瀬戸大橋へ足を運んだ。

大雨の中だったが迫力満点。四国にかかる3つの橋のうち唯一鉄道と道路を結んでいる橋である<瀬戸大橋>雨と風で視界が効かず、渡っていて一番怖かったが、小さい島をいくつも結んでいて、瀬戸内の海の象徴ともいうべき感じが出ていてかっこよかった。天気が悔やまれるなぁ。。。

橋を渡りきるとそこは岡山県。本州再上陸だ w 四国楽しかったっす。・・・また来ます。

瀬戸中央自動車道を抜け倉敷 JCT から山陽自動車道へ入る、この旅の最西端はここ倉敷 JCT だ左に行くと広島県。。。後ろ髪を引かれたが、ここまでとする。。。お好み焼き食べたかったよーw

山陽自動車道は岡山県と兵庫県を通るわけだが道幅も狭く新しい道ではない。ついでに 2 車線と走りにくかった。幸い雨は止んでいたので視界はまずまず。夜間の走行でもないのでストレスは

なかったが、大都市大阪神戸と主要都市へ向かうトラックの大群が!トラックのあんちゃん幅寄せせんでくれやっせ。。。

山陽自動車道を神戸の山奥、六甲を抜け宝塚へ。ここからは中国自動車道をひた走り、もう一度名神高速へ。幸い渋滞や事故もなくほっとしたが、宝塚あたりのグワングワンした道は恐ろしかったなぁ。勾配も 4.8%近くあり。。。こりゃ事故るって。。。。

京都南 IC で降りるとそのまま直進かと思いきやいきなり、2mちょいしかないガード下(しかも一方

通行 w)へ侵入。。。恐ろしやぁ。。。

目的の場所まで近くまで来ると駐車場が工事中w慌てて周りをぐるぐると。。。

でもさすがは関西。駐車場だけは多く設置されています。京都とはいえ金額もリーズナブル。関西最強車旅説ここでも浮上と w 後は根気との勝負。ようやく壬生町通り奥にある24時間1000円の所を見つける。うまく壁際の奥に車を止め、この時点で時計は15:30を回っていた。身支度を済ましてダメ元で目的地、<京都鉄道博物館>へ向かう。この時点では京都泊は全く考えていなかったのだが、伏線の伏線ということで駐車場は押さえておく。

京都=神社仏閣ではなく、ココになるということは薄々気がついていたが、そろそろ自分もただの物好きではないのだろう、後で誰かに聞いてみることにする。w

梅小路機関車庫と転車台、扇型の車庫と20両ちかい蒸気機関車の大群。。。関東人が見ようと思ってもなかなかみられない光景にただただ感動。居ろと言われればずっと見ていられるそんな風景。カミさんや子供達を連れては来られない場所だったので、少々無理をして来た甲斐があり。

京都に来てみたかった光景が目の前にあるんですから。。。これだけで関西旅行した甲斐があったというもの。

0系新幹線。実物っすよ。間近で見られて本当に感動。新幹線0最強説、揺らぎがないものに。

希少性と配色のバランス、デザインとフォルム。最強。

展示物はほぼみられたのだがじっくり見ることは閉館時間17:30にはまるで足りない。。。本気で次の日もこようかと考えたりも。ま、そこは大人。

閉館時間ギリギリまで扇型車庫でSLをみていたのだが、土産を買わねばならないことに気づき、二条駅のお土産コーナーを吟味。息子用に電車グッツ、自分用にプラレール SL 弁慶号を購入。

このためにここまで来たというものさ。外に出ると<京都タワー>が綺麗だった。聞いた話だが、京都には京都タワー以上の高い建物は存在しない。それには2つ理由があって、一つは古い町並みを守るため景観を損ねないよう配慮していること、もう一つが観光客のためだという。京都は大阪以上に碁盤の目のように整備された都市だ。自分も街を散策してみたが通りをまたいで移動するとかなりの確率で迷いが出る。そこで京都タワーを探すと自分が街のどの位置にいてどこへ向かっているのがよくわかる。話の真偽は確かではないが、この大きい建造物に自分も助けられた。感謝です。

梅小路公園を歩いていると<市電ショップ>なるものを見つける。市電が改造されお土産やさんになっているようだ。綺麗なおねぇさんが一人。中に入り、八つ橋のおすすめは何かと尋ねると、綺麗な京都弁で答えてくれた。綺麗な方言は美人が喋るとなお美しい。

車に戻りDさんと作戦会議を行う。<今日は祇園ですか?>冗談じゃない、金もうないよ。このまま夜車を走らせて帰れるところまで帰ろうかと話すと、時間の使い方を教えられた。そうそう来られる所じゃないんだから、もう少し楽しんだほうがいいと。祇園は別としても、他に楽しめる所があるんじゃないか?と。車の運転は夜間は避けるべきだし、走った先で飯もそこそこじゃつまらんだろ?市電のおねぇさんの話をすると、<そこはリベンジでしょ?>何をだ?何を!w

帰る途中に温泉らしい建物があったのを思い出す。京都で温泉とわ。だが、風呂に入っておくのは悪いことじゃない。車中泊することも考えるとなおのことだ。

帰る途中にお好み焼き屋さんがあったなぁ。そういや関西でお好み焼きはまだだった。お好み焼きに、ビールは合うぞう。。。。方向性は決まった。

通り沿いの店に入る。店内はガラガラ。地元のお客さんで賑わってるんだろな普段は。そっけない店主にそっけない地元民。なんだか場違いだなぁ。。。観光地化されてない場所だと京都もこんなもんか。ビールとお好み<イカ>を注文。味は悪くないが、雰囲気がねぇ。。。<おおきに>関西来て初めて聞いた生おおきにだった。名前は伏せます。

気分を変えて風呂に向かう。<溶岩風呂誠の湯>店内は高級な雰囲気で少々危険だったが、金額はリーズナブルで驚いた。観光地化された京都だ。外国から来るお客さんは喜ぶだろうなぁ。そういや旅行中でまともに風呂入るの久しぶりだなぁ。気持ちよかった。

食事処も確認したが、思いの外高くない。食事処でサワーを注文。店員さんと会話。関東から来たと伝えると、こちらでも喜んでいた。宿泊料金の事を聞くと、名刺をくれた。調べると来られない金額じゃない。また来てみようかと思った。

車に戻り車中泊の準備をして寝袋に入る。しかし、体は全然疲れていないのはなぜなんだろ?疑問が湧く。あ、気疲れとストレスだ。この旅で背負っていないもの。軽いわけさ。

そんなんで 3 日目の夜が過ぎていく。。。

4目:京都→名古屋リニア鉄道館→帰還

夜中暑くなって寝袋を剥いだが、そのうち寒くなって目が覚める。熟睡してる。疲れはない。少々暗かったがコンビニへ。パンとコーヒーで朝食。今日の予定を考える。早い時間それこそ開場時間に間に合うように名古屋の<リニア鉄道館>に入りたい。それまでは時間がある。京都の街を散策。西本願寺の横を通ると、朝のお焚き上げの時間になる。鐘の音が京都に響く。歴史の街にいるんだと感動していた。

そのまま京都タワーの真下まで来るとタワーより迫力のある<京都駅>があった。

ガラス張りの建造物にはかなりインパクトがあった。京都へ鉄道でくる観光客の期待を裏切るからだ。近代的で芸術性のある京都駅、驚いた。これは個人の主観になるが、いい意味で京都の二面性が建造物に出ているなと感じた。歴史を大事にし、景観を守ることに重点を置きながらも外からやってくる人には京都タワーや京都駅のような先進性や近代的な建物で迎える。人は1枚ではなく複数の人間性でできているもの。歳を重ねればさらに人間性は複雑になりがちだ。でもいい意味でそれを使い分けることができるようになれば、人間はより多様化した大きい存在になれる。そう思えた。そう努力していくべきなのかと。

散歩は東鴨川まで歩いた。祇園祭の頃は賑わうんだろうなぁ。。。どこかで見たことある写真を撮った。車まで戻る。

東寺の五重塔を横目に見ながら走る。京都はまた来てもいい。博物館あるし w

高速に乗る前、GSに寄る。154円、安いなぁ。35リッター入る。

京阪国道1号線から京都南 IC 向かい名神高速へ。滋賀へ入り大津PAに立ち寄る。琵琶湖がよく見えた。

ここまでくるともう少しで家に、、、なんて考えはなかったが、少々疲れがあるようで休憩する。昨日の温泉のせいかそこまでではなかったが、時間調整も兼ねてしっかり休んでみる。雲行きはやはり怪しい。

新名神下り。行きにも通ったこの道。通ったことがあるとわかるまでしばらくかかる。行きの記憶は薄れていたが懐かしい感じがした。

名神高速へ入ると名古屋が見えてくる。湾岸線は少々風が強かった。迷わず進む。

金城ふ頭へは開場15分前に到着。グーグルマップは心強い。帰りは車のナビは起動もしていなかった。これはナビが売れなくなるわけだ w

この旅で橋脚マニアになったのか思わず撮った<名港中央大橋>アーチが独特で美しい。天候も回復したのでよく撮れている。

近くにはポートメッセ名古屋がある。オートサロンの名古屋版が開催されるところだ。距離的には難しいが、機会があればこっちのイベントも来てみたいところだ。

近くのショッピングモールの駐車場に車を置く。金額は1000円だった。西は駐車場が安い。やはりだった。

時間になって<リニア鉄道館>に入る。入場料1000円。入ると新幹線N700系のシュミレーターの応募が出来るという。当たるかわからないが、とりあえず応募してみた。

中に入るとお望みの物が待っていた。JRが現物展示にこだわっているかどうかはわからないが、少なくとも自分が見てきた感想としてはその大きさ、本物の良さを体に感じることができる博物館だった。今度は100系を集めようかな??控えめにシュッとしてる感じ、嫌いじゃない。

ドクターイエローT3編成7号車!!!感動。。。現車見られたのが嬉しいっす。。。もはや、言葉もありませんでした。

お土産やさんに侵入。ここのリニア鉄道館の目玉は何と言ってもリニアの現物展示と名古屋で活躍した SL展示そして0系車両だ。プラレールを見ると、リニアが置いてある。あれ他は??・・・。あれ、0系は?C57139お召し列車は?C6217つばめ号は?w

。。。ありません。どこを探しても置いてありません。残念っす。。。店員さんにタ◯ラトミーさんの担当者さんが来たら要望してほしいと念を押します。

時間はシュミレーターの抽選時間に。集合時間になると自分の番号が出る!驚いた。ダメ元で申し込んだのに。会場に着くと、綺麗なおねぇさんがやり方を教えてくれた。説明も分かりやすく丁寧だった。これは乗り鉄、シュミレーターマニアにはたまらないだろう。

時計を見ると12:00タイムリミットが迫っている。単純計算で帰りは5時間は見ていたのでそうなる。夕焼け頃には家に着く感じだ。燃料は途中で入れなくてはならないかと思いながら車へと戻った。

伊勢湾岸自動車道は相変わらず空いている。このまま事故もなく行ければありがたい。名港中央IC から高速に乗る。

帰りは新東名で帰ることにした。事故も多くて問題があるようだが、理由は簡単。道幅が広い、2車線、山道を通るから登りでトラック渋滞、そしてわき見運転で事故。。。御殿場までも距離も短い。。。そりゃ車も多い、楽だわな。トラックを追い抜き、早いやつを先に行かせ、沼津SAに入る。

ちょうどお腹も空いたので富士宮やきそばを食らう。これで粉もんは全て食ったぞ。ガソリンを入れ

る。25リッター、170円だった。やはり西は妙にガソリンが安いなぁ。

御殿場を抜けるとあとは圏央道に入る。とりあえず眠くはなかったが、この旅を一通りまとめるために推敲しながら走る。。。。気づくと東北道近くまできていた。

やはり東北道は道が悪い。関西のそれよりもだ。道幅が広いのでいいのだが、アスファルトがゆがんでる。。。これも改善してほしいところだ。

館林ICまで数10キロ。。。なんだ、もうそんなもんか。〇〇キロで走ってるからあと〇〇分で到着だな。。。当たり前のように計算できていた。慣れとは恐ろしいものだ。

17:25地元到着。悪くないペースだ。名古屋を出ておよそ5時間か。日帰りも可能だということがよくわかった。地元はいい。帰ってきたと思わせてくれる。それだけでいい。

そんな気がした。

家に着き、子供らにお土産を渡す。喜んでいたからいいか。

まとめると・・・。

全行程3泊4日・総走行距離1,664キロ ガソリン使用量127.64リッター

リッター距離数:約 13.03 キロってことになった。

10 年落ちのセレナでこれならまぁいいのかもしれないね。

いろいろ考えながらこの旅に出たわけだが、いろいろ勉強になった。仕事のこと、家族のこと、友達のこと、いろいろあっての自分だ、どれも大事でありおろそかにできない。

でも、時には抜けてもいい。きっとそれでも大丈夫だから。

旅の途中 D さんが言っていたことがすごく印象的だ。

<人をあげるのも人であり、人を下げるのも人だ。>

最後までおじさんにまとめられてしまった旅だった。・・・悪くない。

[Photo&レポート:つとみんさん]

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日産/シルビアヴァリエッタ
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中込 健太郎
筆者中込 健太郎

自動車ライター。1977年生まれ。神奈川県出身。武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部電気電子工学科・水素エネルギー研究センターを卒業。自動車産業向け産業機械メーカーを経て、大手自動車買取販売会社で店舗業務からWEB広告、集客、マーケティングなどに携わる。現場経験に基づくクルマ選びや中古車業界の事情に明るいことから、ユーザーはもとより、自動車販売の現場からの信頼も厚い。幼少期からクルマをはじめとした乗り物好きが高じ、車種を紹介するコンテンツなども手掛ける一方、「そのクルマで何をするか」をモットーに全国をクルマで旅行し、食べ歩き、温泉巡り、車中泊といったカーライフに関する執筆も多数手がける。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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