オーテック湘南里帰りミーティング2018|オーナーたちが語るオーテック車の魅力を聞いた!(2/6)

今回の「過走大将」にも選ばれたP10プリメーラは30万キロを超えてまだ現役!!

見た目のプレーンさは同時代の欧州製同クラスのモデルに通じるものを感じますが、登場からの時間を考えると、そこそこクラシックの領域に入りつつあるのが初代日産 プリメーラ。

直前で日産はフォルクスワーゲン サンタナのノックダウン生産を行い、クルマ作りの本質を再度メーカーとして修業し直したような時期、そのサンタナの生産と入れ替わるように世に出たクルマ実用車として珠玉の一台。今後ヘリテージとして注目されても全く不思議ではない一台だと思っております。

そんなこのクルマにもオーテックバージョンがあります。1994年全日本ツーリングカー選手権(JTCC)へのエントリーを記念して仕立てられたこのクルマは、外観こそ最低限の専用装備ですが、専用にチューニングされたエンジン、サスペンションなど、ベース車にさらに磨きをかけた特別なプリメーラです。今年、そんなプリメーラオーテックバージョンが一台「里帰り」していました。

唯一の悩みは「替わりがないこと」

ハンドルネームサンプラスさんのこのプリメーラは、走行距離30万キロを超えています。

「最近はそれほどでもないのですが、ひところ片道50キロ通勤に使っていました。峠を二つ超えて毎日ドライブです。この、今でもきれいに7500回転まで回るエンジンはたまりませんね。今でもとても気に入っています。」と話して下さいました。

仕事の関係で立ち寄った中古車屋さんで23000キロほど走った二年落ちの個体と出会ったのが最初。前のオーナーは日産のメカニックだったそうで、メンテナンスも行き届いており、かなりコンディションもよかったため購入を決意したそうです。

「トランクを開けてみてもそうですが、バブルの名残というか、この時代のクルマ作りは、今では考えられない贅沢さがありますね。今でも通勤のアシから、週末はつくばスカイラインなどに走りに行ったりもしています。そんなところにはクルマが好きな人が集まっていて楽しいですね。ただ、経年変化、走行距離はボディにも多少影響していますね。後ろはそんなに使わないこともありそれほどでもないですが、運転席のドアがちょっと垂れてしまってるのです。これ、本当はヒンジを交換したいところですね。」とのこと。

唯一の悩みは「替わりがないこと」だそう。「お金があればR34のGT-Rなどはあこがれはありますが。何しろこのサイズがいいですね。4400ミリの全長、1700ミリ以下の幅のボディだからこその振り回した時の小気味よさは、このサイズでないとだめです。こんな大きさのクルマがまた出たらいいだろうなあと思いますね。」とサンプラスさん。

ちなみに予め申し上げておきますと、今回話を聞いたオーテックの名車オーナーの皆様方は、全員示し合わせたように「替わりがないことが最大の問題」と言っておられました。オーテックジャパンの関係者、さらにはベース車を作られる日産自動車の関係者の皆様には是非ともこの事実だけはお伝えしたいところです。

日産/セレナ
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新車価格:
276.9万円479.8万円
中古価格:
19.8万円517.7万円
日産/スカイライン
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新車価格:
456.9万円948万円
中古価格:
29.9万円2,066.3万円
日産/シルビアヴァリエッタ
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新車価格:
307.8万円318.5万円
中古価格:
205万円498.5万円

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中込 健太郎
筆者中込 健太郎

自動車ライター。1977年生まれ。神奈川県出身。武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部電気電子工学科・水素エネルギー研究センターを卒業。自動車産業向け産業機械メーカーを経て、大手自動車買取販売会社で店舗業務からWEB広告、集客、マーケティングなどに携わる。現場経験に基づくクルマ選びや中古車業界の事情に明るいことから、ユーザーはもとより、自動車販売の現場からの信頼も厚い。幼少期からクルマをはじめとした乗り物好きが高じ、車種を紹介するコンテンツなども手掛ける一方、「そのクルマで何をするか」をモットーに全国をクルマで旅行し、食べ歩き、温泉巡り、車中泊といったカーライフに関する執筆も多数手がける。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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