日産 雪上・氷上試乗レポート|リーフやノートe-POWERの電動化パワートレイン、氷上の実力とは!?(1/3)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:和田 清志
「乗っちゃえ日産!!」を体現できる毎年恒例のお楽しみイベント
冬季になると“雪道/氷上”での取材が多い。
スタッドレスタイヤのテストや、各メーカー自慢のAWDシステムの安定性・操縦性を体感するためなのだが、毎年、長野県蓼科高原にある女神湖の氷上特設路を用いて行なう日産の目的はちょっと違う。
フルラインアップメーカーだけあり、AWDだけではなくFF/FRと様々なモデルを用意。それぞれの駆動方式のメリット/デメリットもシッカリ体感することができるのだ。まさに「乗っちゃえ日産!!」を体現しているイベントと言うわけである。
ただし、今年の試乗会のメインどころはAWDではなく、リーフやノートe-POWERと言った「電動化パワートレイン」だ。電動パワートレインは内燃機関と比べて「経済性」や「環境」について注目される事は多いが、実は「走り」にも大きく寄与している。内燃機関と比べて「応答性の良さ」、「トルクフルな特性」、「シームレスな加速」などは、たいぶ知られてきたが、実は低μ路でも威力を発揮する……と言うのはあまり知られていない。ちなみに日産の技術者曰く「AWDいらず……と言ってもいいかも!?」と自信を見せる。
リーフ/ノートe-POWERがスムーズな理由は、制御の緻密さにあり
実際に乗り比べてみると一目瞭然だ。低μ路の発進時は「アクセルを踏む→タイヤがスリップする→VDCと作動」となるのはどちらのモデルも同じだが、内燃機関のモデルはお仕置きされたかのようにVDC作動ランプがピカピカと点灯するだけでなかなか前に進まないのに対して、リーフ/ノートe-POWERはVDC作動ランプが同様に点灯するもののスムーズに発進・加速を始める。一体この差は何なのか?それは制御の緻密さにある。
内燃機関は「吸う→燃やす→排出する」と言う行程を経て駆動力を発生させるため、アクセル操作に対する遅れは必ず発生してしまう。その遅れを無くすためにエンジニアは日々進化をさせているわけだが、モーターは流した電気の量に比例して駆動力を発生するため遅れは存在しない。その特性を活かす1/10000秒単位でのトルク制御の結果、低μ路でも威力を発揮する……と言うわけだ。
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